令和6年第一回定例会の一般質問要旨 | 中央区議会議員 山本りえ 無所属

中央区議会議員 山本りえ 無所属

謙虚・素直・感謝の気持ちをもち、社会に必要とされるひとになります。多くの方々の信頼と期待に応えたい。

-子どものクオリティ・オブ・ライフの向上について-

 クオリティ・オブ・ライフ(QOL)とは「生活の質」を示す概念であり、物質的な豊かさに満たされた生活ではなく心身ともに満たされた生活に焦点をあてた考え方です。生涯にわたって心も身体も健康で質の高い生活を送るためには、生きる上での基本である「食育」が何よりも重要です。生涯を通じた健康づくりのスタートとなる幼少期から切れ目ない食育を推進し、子どもの健全な食生活と規則正しい生活習慣の定着を図ることが大切です。

 

以下6つの質問項目の中から、3つの質疑の一部を要約します。

1、心と身体を育てる食育の推進について

2、子どもの朝食欠食と生活習慣病について

3、子どもの基本的な生活習慣の確立について

4、お弁当における食育の取り組みについて

5、家族の絆を深める共食の推進等について

6、子どもを育む親力の向上について

 

 ⑴学童クラブ等における弁当配食を新たに実施するにあたり、栄養バランスへの配慮やアレルギー食への対応、衛生・食品管理など、それぞれの施設での対応と課題、利用頻度の見込みは。⑵幼稚園における弁当給食についても見解を。

 ⑴学童クラブ等における弁当配食事業者の選定にあたっては、適切な衛生環境の確保に加え、メニュー構成やご飯の量の選択等も評価項目に含め決定。アレルギー食は提供できないが、メニューに含まれるアレルゲンを表示し、配達リスト等で対応する。利用頻度は、昨年の夏季休業中における利用率と同程度の約26%を想定。⑵幼稚園における弁当給食の実施に際しては、厚生労働省公表の「日本人の食事摂取基準」を踏まえた献立の作成、卵・牛乳・乳製品除去食の提供、国際衛生基準であるHACCPの認証取得を求めている。利用頻度は、久松幼稚園での試行実績から、一日あたり3~4割の申込みが見込まれる。

 

 家庭における共食の推進状況と課題、今後の方向性は。

 令和4年実施のアンケート結果では、朝食を同居家族とほとんど毎日一緒に食べる頻度は全体で約44.7%、共食を「知らない」は全体の約46.4%であり、今後も区報や健診、講習会等の機会を捉えて、共食を広く周知していく。

 

 子どもの成長を支える親力向上の取り組みと成果、課題は。

 PTAや青少年委員、民生・児童委員等で構成する「中央区地域家庭教育推進協議会」にて年間70を超える学習会等を開催し、地域全体で家庭の教育力向上や温かい家庭づくりに向けた支援を推進。参加者が増加傾向にある一方で、父親の参加が少ないことが課題。今後もより参加しやすい学習会の提供に努めていく。

 

▽中央区議会HP

https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/

▽区議会だより

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