吹奏楽の旅 | 神主の独り言 Part2

神主の独り言 Part2

雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

感動を忘れないうちにと思い、もう一つ話題を!

さっきまで、「笑ってコラえて緊急生放送スペシャル!! 吹奏楽の旅2010完結編」をやってました。

私も、今は雅楽だけですが、中学、高校、大学と吹奏楽部に所属しておりました。

この番組を見ていると、中学校時代も高校時代も、コンクールに出場して良い成績を得る為に、毎日の部活に励んでいた自分の思い出とオーバーラップします。

もちろん、全国大会への出場経験などありませんが、「目指せ普門館!」を合言葉に頑張っていた自分がいました。

それでも高校時代は、中部日本吹奏楽コンクール(これは中部日本吹奏楽連盟主催のコンクールで、本大会が中部止まり)の本大会で名古屋にも行かせて頂きましたし、全国高等学校総合文化祭大分大会にも出場させて頂きました。

今日の密着取材を受けていた高校は、それなりに実績があり、恵まれた環境にある学校だったと思いますが、それ以上に集約された3年間の内に、結果を出す事に努力した生徒たちの頑張りは一言では言えないでしょう。

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今でも忘れずにしっかりと残っている記憶があります。

高校1年生でメンバーとして加えていただいた、中部日本吹奏楽コンクールの本大会の記憶です。

本大会では課題曲、自由曲の他に初見演奏というのがあって、直前に配られた楽譜を合奏するのですが・・・。

さて本番、先生がタクトを取り、初見曲の演奏開始早々バラバラの合奏となり、もはや立て直し不能だと思った直後タクトを降ろし、やり直しを指示した先生。

改めて始めた初見曲は息もピッタリ、なかなか良い演奏ができて、後の課題曲や自由曲もしっかりと吹けたと思います。

この時の先生のとっさの判断。すばらしい采配だったと思います。

私たちの実力を信じての中断やり直し。

審査員の評価は様々でした(やり直しは減点・やり直してもしっかりした演奏が出来ていて高評価等々)が、結果として優勝グループ・文部大臣奨励賞を獲得しました。

メンバーは勿論タクトを振る先生に信頼を預けるのですが、先生が我々を信頼してやり直した事は、素晴らしい事だと思いました。

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今日の番組を見て、若い頃には戻れないのですが、あの頃の頑張っていた自分を思い出す事で、今の自分を見つめなおす契機になりました。

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