切麻(きりぬさ) | 神主の独り言 Part2

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雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

切麻(きりぬさ)

お祓い具の一つで、紙と麻を細かく切って混ぜたのもので、地鎮祭などでは米・塩と共に敷地四方に撒き、お祓いをするのもです。

お社の中などの通常のお祓いには「大麻(おおぬさ)」と言って、榊の枝や木の棒にたくさんの「紙垂(しで)」を垂らした物が用いられます。

今日は、少なくなった切麻を奉製しました。

奉製の方法は色々ありますが、私のやり方を紹介しましょう!

まず、半紙を1/4にします。一度にきれいに裁つため、枚数は20枚にします。

$神主の独り言 Part2-切麻①

千枚通しを使って、1.5cm間隔(人によっては1cm)で縦横に印をつけ。

定規とカッターで先ずは横を裁ちます。(本当は切り出し刀が良いのですが、研ぐのが面倒です。カッターは折っていけば切れ味が甦るので使用してます)
この時、バラバラにならないように一番端はつなげておきます。

$神主の独り言 Part2-切麻②

ここでワンポイント(^_-)☆

神事に使うものは、なるべく「切る」事をせずに、「裁つ」のが良いとされますので、切り出し刀やカッターを用います。

次に、定規をしっかり押し当てて縦を裁ちますが、この時ホントにしっかり押さえていないと紙がずれて上手くいきませんので注意!!・・・・・・って、誰も作らないって・・・(笑)

$神主の独り言 Part2-切麻③

これをしっかりバラバラにほぐして箱に移し、麻緒を細かくしたものを混ぜたら出来上がり!

$神主の独り言 Part2-切麻④

地鎮祭などの神事では、これを唐櫃(からひつ)に入れて、米や塩と一緒に撒きます。

Yahoo!辞書 大辞林 国語辞書 きりぬさ【切麻・切幣】 祓(はらえ)の具の一。麻または紙を細かく切って米とまぜ、祓い清めるために神前にまき散らすもの。

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おまけ(^∇^)

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$神主の独り言 Part2-チェアー

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