マルチ商法の定義 | 山岸久朗オフィシャルブログ「正義は我にあり!!」Powered by Ameba

マルチはマルチレベルマーケティング(多階層販売方式)の略語です。

 

ネズミ講との共通点は、加入者が新たな加入者を勧誘し、その勧誘された加入者がさらに新たな加入者を勧誘するということを順次繰り返すことにより、加入者をねずみ算式に増やしてピラミッド型の多階層化した人的組織を形成する点、自分の下位の加入者が増えれば、得られる利益も増えるという仕組みを有している点です。

 

ねずみ講との相違点ですが、ネズミ講は、商品流通を伴わない金銭配当組織で、下位の加入者の加盟金は、上位加入者の収入の原資となっています。したがって、組織が破綻した時点で、下位加入者は、出捐した加盟金の回収ができず、多くの被害者を産むものです。一方、マルチ商法は、基本的には、商品を流通させるための組織であり、商品流通による利益を加入者で分配するものです。しかし、実際の多くのマルチ商法は、自己の購入した商品の適正価格を超えた金銭の出捐をしており、ネズミ講と同様に多くの被害を産んでいます。

 

<マルチ商法の特徴へ続く>