はるのメモ帳 -3ページ目
『国宝』
読み終わりました。
まずは
“読み切れたー!!”
(TωT)
が感想(笑)
映画も長いですが
原作も大作。
分厚い文庫本、上下巻。
読み切れる自信がなくて
本屋さんで手に取っては
何度も買うのを躊躇した。
それでも映画を見て
端折られている部分が
気になり、読み始めた。
感想は
映画と原作は
別物だなぁと思う。
どちらもそれぞれ良さがある。
ラストは映画の方が
私はよかった。
ただこの大作を読み切れたのも
先に映画を見て
なんとなく情景が
頭に入っていたから。
もし原作から入ったら
多分、読み切れなかった(^_^;)
そして原作を読んで
感じたこと
“幸せ”ってなんなんだろう
主人公の喜久雄は
芸を極め
頂点まで登り詰めた。
誰もが羨むような功績で
本人の望みでもあった。
けれど、とても孤独で
喜久雄は幸せだったのかな…。
人の幸せは
それぞれ違うけれど
幸せってなんなんだろう…。
目の前の幸せを
見失わないように
生きようと思う。
いろいろあった
息子の試し行動
その度に
息子と真剣に向き合った。
その時
自分の感情は
どちらかというと
押し殺して
なるべく冷静に
淡々と話をすることを
繰り返した。
本当は辛かった。
悲しかった。
“そうじゃないのに!!”
と、反論したいことも
たくさんあった。
泣き喚きたかった。
全てを投げ出したかった。
今、思い出しても
胸がぎゅっとなり
苦しくなる。
書き出しも辛い
でも書きたい
矛盾する心
やっと息子が動き出した今、
書き出すことで
その時置き去りにした私を
迎えにいっているかなと思う。
よく頑張ったね
辛かったね
よくやってるよ
わかっているよ
大丈夫だよ
5年前
ギュッて
抱きしめて欲しかった私を
今、私が抱きしめる
仕事から帰って
家に入ろうとしたら
ドアが開かない。
中からドアチェーンが
かけられていた。
家から締め出された。
戸惑う私に
ドアの隙間から
息子はこう言った。
「帰ってくるのが遅いから
お仕置きだよ!」
その時、
どうしてかわからないけど
息子の行動に
感情的にならず
ファミレスに行って
ごはん食べようと
仕切り直すことができた。
振り返ってみて
自分史上最高の切り替えだったと思う。
その時の自分を褒めたい。
その後
しばらくして
静かに母がいなくなり
不安になった息子から
電話がかかってきて
家に入ることができた。
今でも忘れられない
息子の試し行動のひとつ
息子は覚えているかな…

