富田輝夫(架空/外野手/Aランク)
成長タイプ:普通/早め
132目は架空Aランク 富田輝夫 選手です。
高い巧打と守備を誇る優秀な外野手であり、新人王を獲得した年からトップバッターとして活躍します。
6年連続最多安打、3年連続首位打者、そして引退するまで毎年200本安打以上と、非常にハイレベルな成績を残しています。
また前回の選手名鑑で紹介した辻発彦選手が2番打者として活躍した6年間、1番を打っていたのが富田選手です。
二人そろって毎年のように200本安打に100打点を打ち、首位打者&最多安打を富田選手が、盗塁王を辻選手が獲得していました。
1番富田輝夫
2番辻発彦
それはやきゅつく史に残る、驚異の名コンビでした。
・・・しかし私は断言します。
この二人の仲、微妙である、と。
微妙になるきっかけは、旧世紀113年でした。
富田選手はキャリアハイとなる.367 24本塁打 123打点の成績を残し、いつものように首位打者と最多安打のタイトルを獲得します。
他にタイトルを獲得した選手は、盗塁王の辻選手、最多勝の石川雅規投手くらい。
”今年のMVPは富田だな。”
ファンも、辻も石川も、そして富田本人も、そう思ったことでしょう。
しかし・・・
MVPに選ばれたのは、辻選手でした。
辻選手の成績は、盗塁以外はすべてにおいて富田選手に劣ります。
しかしいままでの信頼と実績、そして数字には表れない貢献を評価したのか、やきゅつくワールドの記者がMVPに選んだのは、辻選手だったのです。
富田選手の心中やいかに・・・
しかし二人ともさすがのプロ、そんなことは露ほども顔に出さず、その後チームに貢献します。
ただ心情がプレイに影響したのでしょう、富田選手はその後タイトルを獲得することはなく、2年後に突如として引退し、球史に残る1、2番は解散となりました。
”選ばれなかった”富田選手はなにを思ったのか。
”選ばれた”辻選手はなにを思ったのか。
コンビを解消して400年近く経った今でも、二人の口から語られることはありません。
ただ1つ言えることは、富田選手も、辻選手も、チームの勝利を最優先としたプロ中のプロ、ということです。
~富田輝夫~
<通算成績>
実働11年 レギュラー8年
1205試合 4922打数 1714安打
.348 121本塁打 797打点 137盗塁
首位打者3回、最多安打6回、新人王
<キャリアハイ>
140試合 608打数 223安打
.367 24本塁打 123打点 8盗塁
首位打者、最多安打
<年度別成績>