クレム(架空外国人/遊撃手/Bランク)
成長タイプ:早熟/急降下
久しぶりの架空選手の紹介に戻りましょう。
今回は架空外国人 クレム 選手です。
時は新世紀159年。
遊撃手レギュラーの生駒信広選手(架空Bランク)は守備が不安定でした。
大野豊監督のもっと守備がうまい遊撃手がほしいとの要望に応え、オーナーはピックアップしていた遊撃手、クレム選手の獲得を指示します。
急きょアメリカに飛ぶ金城スカウト。
片道20万円。所要時間12時間。
クレム選手と会い、交渉する金城スカウト。
クレム選手はまだ23歳、メジャー昇格も夢ではなく、異国の地でプレーすることを渋ります。
しかし金城スカウトの熱心な口説き文句により、クレム選手はついに来日を決意したのです。
契約金2億3400万。
年俸7800万円。
羽田空港に降り立つクレム選手。
記者会見で抱負を語り、おのずと高まる大野監督、ファンの期待。
チームに合流するクレム選手。
レギュラーが奪われないかと戦々恐々している生駒選手をよそに、練習を始めます。
それを見ていた大野監督は、目を見開きこう言いました。
「あれは・・・野々垣?!」
クレム選手は、打撃、走力、守備のどれをとっても、野々垣選手(初期)だったのです。
2億3400万で獲得した
往復40万、往復24時間かけて会いに行った
守備の要が
年俸7800万の
え?みなさんなにを勘違いしてるんですか。
野々垣選手(初期)は、素晴らしい選手ですよ。
なにも思っていないですよ。
期待通り、いや、期待以上でしたよ。
そんなこんなで生駒選手はそこから3年間遊撃手レギュラーの座にしがみつき、そこから2年間はなんやかんやでクレム選手が遊撃手レギュラーを務めてくれました。
そして入団6年目、28歳にして早くも劣化し始めたクレム選手は、外国人枠の関係もあり、放出ありきのトレードでチームを去りました。
クレム選手が、たった2年とはいえレギュラーの座を獲得したこと。
それは特にうれしいわけでもなく、感慨深いわけでもなかったのでした。
~クレム~
<通算成績>
実働5年 レギュラー2年
469試合 1383打数 421安打
.304 35本塁打 169打点 4盗塁
<キャリアハイ>
137試合 504打数 160安打
.317 14本塁打 65打点 2盗塁
<年度別成績>