高沢秀昭(ロッテOB/外野手/Sランク)
突然ですが質問です。
ロッテの首位打者と言えば誰を思い浮かべますか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
はい
当ててみましょう。
高沢秀昭
西村徳文
平井光親
角中勝也
ズバリ
この4人のどれかですね?
地味なロッテを象徴する、地味過ぎて逆に印象に残っている、地味な首位打者たち。
有藤通世や落合博満を思い浮かべた人なんて、いないと思います。
というわけで今回は、そんなジミーズの筆頭、 高沢秀昭 選手です。
高沢選手と言えば、首位打者以外の年は良くて打率.270な西村選手や平井選手と違って安定して打率.277くらいを残し、角中選手と違って安定して12本塁打くらい打つ長打力も秘めた、いかにもロッテらしい好打者でした。
通算成績では既に角中選手が上回っている感がありますが、本塁打や盗塁も含めた総合力ではけして負けてはいないことでしょう。
晩年のカープへのトレードは誰も得しませんでしたが・・・
90年代のミスターロッテが堀選手&初芝選手なら、80年代のミスターロッテは高沢選手と言えます。
※2010年代のミスターロッテは角中選手
さて、そんな高沢選手は旧世紀27年にドラフトで入団します。
1年目は留学し、2年目にいきなり全試合出場、打率.313 9本塁打 65打点と、角中選手みたいな成績で、新人王を獲得します。
3年目も打率.314 11本塁打 48打点とよしよし高沢っぽい、ロッテっぽいと思ったら・・・
4年目 打率.358 27本塁打
5年目 打率.368 26本塁打
6年目 打率.367 34本塁打
誰だお前は
え?柳田悠岐でも乗り移ったの?
え?それとも若松?張本?
何度も目を凝らして見直してみても、そこには
高 沢 秀 昭
という四文字の言葉が並んでいます。
高沢選手って、もしかしてすごくいい選手だったんじゃないのと、いままでの常識が覆される活躍ぷりでした。
どこか愛嬌のあるロッテらしい成績残した90年代ミスターロッテたちと違い、首位打者としての実績をここぞとばかりにパラメータと成績に反映させた高沢選手。
テレビじゃ見れない川崎劇場で揉まれた、80年代ミスターロッテの底力、恐るべし。
~高沢秀昭~
<通算成績>
実働13年 レギュラー11年
1503試合 5886打数 2042安打
.347 230本塁打 980打点 363盗塁
首位打者5回、最多安打4回、最高出塁率2回
<キャリアハイ>
140試合 585打数 213安打
.364 32本塁打 137打点 93盗塁
最多安打
<年度別成績>