ゑびすたろうのラーメン紀行・〒934-0004 富山県射水市西新湊20-1 ひさみなと食堂 | ゑびすたろうのブログ

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さてと本日は、富山県射水市新湊にある食堂のお話。

2024年1月1日の午後4時10分に発生した『能登半島地震』により、石川県七尾市に住む友人宅でも被害に遭い、友人の御母堂が怪我をされ、友人宅も多少の被害があったと当日連絡をいただいたのですが、何せ私の方も当時は業務が忙しくて富山に向かう事ができず約2ヶ月遅れとなってしまったのですが、朝7時過ぎに富山を出て友人宅に着いたのが8時半前・・・

御怪我をされた友人の御母堂にお会いし脚を怪我されたとのことでしたが、幸いにも大した怪我ではないようで一安心し、御見舞いの御菓子と見舞金をお渡ししたあとは友人のバイクが置かれている納屋に向かったのですがこちらはかなりの被害のようで、5台のビンテージバイクが転倒していて、バイクによっては外装修理がかなり難しいものもありましたが、バイクそのものはしっかりとエンジンも掛かりブレーキ周りやフレームに問題がある車体はなく、破断した外装類は時間を掛けてパーツを探しつつ補修可能なパーツは修理を行い、傷が付いた外装は再塗装を行う等の作業を行うとの事で、バイク別の必要パーツの一覧作成して私に送り、ネット等で見つけた場合は友人に連絡を行うという事により、友人宅を後にあとに致しました。

まぁ、関東地方に住んでいると実感が湧かないものですが、比較的軽微な災害地に来てもかなりの被害を受けている場所もあるので、実は勤務先の同僚達と今年開催されるSSTRへの参加を予定(私的年齢問題で最後の参加)していたのですが、相談の結果、災害地となった能登半島を利用して参加費から上前をはねる74歳の自称バイク冒険家の年寄りプロデューサーに『鐚一文』払うのも憚れる事からSSTRへの参加は見送り、参加費全額を『令和6年能登半島地震災害義援金』に振り込ませて頂きました。

各種インフラや古い家屋が多い能登半島の再興はまだまだ時間がかかると思いますが、出来る範囲で復興資金を用立てていきたいと思っております。

ちょいと前置きが長くなりましたが、石川県七尾市から富山市内に戻る途中にある、富山県射水市新湊(しんみなと)界隈には富山県内でも今では貴重な店舗(昨年のGWに通った大福屋やパン屋さん等)が沢山あるので有名で、今回寄らせてもらった食堂も昭和時代には神奈川県川崎市内にも見ることの出来た懐かしいスタイルの店舗でございます。

こちらは店舗正面で向かって左側は店舗として建て増したモノですが、向かって右側は昔は駐車場か何かの場所にサッシで囲いを付けた造りとなっていて、なかなかええ感じの店構え・・・

こちらの店舗の名前は『ひさみなと食堂』さんで、

営業時間は10:30〜15:00の1日4時間半で、昼食をメインに営業しておりまっす。

道路に面した引戸のサッシを開けると、土間コンの先に店舗入口が見えるのですが、

手前の土間コンを見ると南北に割れが生じているのは、元旦の地震の影響かも知れませんねぇ〜っ。


土間コン奥の二間大きなサッシの引戸の前には左に行く廊下があり、その先には先程外側から見た建て増し部となるカウンターと椅子の組み合わせの客部屋とその奥にはどうやら厨房があるらしい・・・。

そんでもって奥のニ間の引戸のサッシを開けると中は、富山の昔の家屋では御約束の襖を取っ払った広い和室(畳部屋)にカーペットが敷かれているところで、今の私の住む川崎市内ではこれくらいの建坪の建売がわんさかあったりする訳で、さすが持ち家率&1住宅あたりの延べ面積日本一の富山県ならではの光景でもあります ┐(´∀`)┌

それにしても客間がやたらと寒いので、食事を摂る年寄りやおじさん連中は外套を着たまま食事を摂っておりますが、女性やお子様はしっかりと外套を脱いでいる辺り、歳をとった野郎は本当に弱くなっていくんだなぁ〜と客観的に感じるのは私だけではないはず・・・

取り敢えず空いてるテーブルを陣取り、テーブルに置いてあるメニューを拝見すると、お値段の方はまぁまぁお高めで、

セットメニューも調べてみるとcovid-19パンデミック前は1000円だったのですが現在は1200円となっていて、

セットメニューもちょいとお高めではありますが、この辺りも能登半島地震で多少なりとも被害を受けているので、ここは躊躇わずセットメニューの『チャーハンセット』とし、机上に置かれているオーダー用紙にオーダー品目を書き込んで、部屋の中央部にある厨房にいる方にお渡ししてオーダー完了‼️

約10分ほどで出てきたのがこちらの二品‼️

ラーメンは鶏ガラベースの支那そばスタイルで、私の好みにピッタンコ( ^ω^ )

お味も特にかもなく不可もない平凡な味ですが、健康的にも油が大量に浮いている品とは比較にならないくらいの安心感がある一品。


チャーハンは中華系のチャーハンではなく、私の御母堂が昔よく作ってくれたような『炒め飯』のような造りで、

化学調味料というより『塩』、『胡椒』、『醤油』で味付けされていて、私的にはこれまた懐かしい感じがする一品でございました。


前述したように現在の富山中心部は、東京や神奈川中心部に比べれば比較にならないほどの衰退状態にあり、人口は確実に減少(1.46ポイント)傾向にある事も影響しているとは思いますが、70歳台の老人ホーム使用率は4.7%、90歳台は33.6%、80歳台が46.5%と高くはなりますが、老人となっても家族と一緒に住む割合が多い(非核家族化)のが、富山県の住みやすい感が高い一つの利用だと思っております。


なので、富山市の中心部を離れたこのような地方の店舗には、都心部では本当に見ることのなくなった男性老人同士で食事や飲酒を楽しむ姿を良く見かけるのも、他所から集まったのではなく昔から付き合いのある人間関係だからこその風景なのかもしれませんねぇ ┐(´∀`)┌