曇り空
曇り空の下
障子を閉め壁を見つめている
賭けには破れたが
後戻りできない状況が逆に心地よく
守るべき人や金がないことがやすらぎへと変わっていく
しばらくすれば
人生と呼ばれる劇場のばか騒ぎがまた始まるのだろうが
今は少しだけのんびりしていたい
行きたい道を歩き
行きたくない道も歩いたが
どの道も歩き終われば可愛らしいものだ
ひとつひとつ響かせた言葉が
道なき道の羅針盤となり
言葉なき宇宙に彷徨わせた
言葉が金に化けたことはなく
顔の皺が深く刻まれたが
魂は出会ったときのまま
やわらかく変幻自在だ
曇り空の下
ぼんやりと
詩人をやめた
障子を閉め壁を見つめている
賭けには破れたが
後戻りできない状況が逆に心地よく
守るべき人や金がないことがやすらぎへと変わっていく
しばらくすれば
人生と呼ばれる劇場のばか騒ぎがまた始まるのだろうが
今は少しだけのんびりしていたい
行きたい道を歩き
行きたくない道も歩いたが
どの道も歩き終われば可愛らしいものだ
ひとつひとつ響かせた言葉が
道なき道の羅針盤となり
言葉なき宇宙に彷徨わせた
言葉が金に化けたことはなく
顔の皺が深く刻まれたが
魂は出会ったときのまま
やわらかく変幻自在だ
曇り空の下
ぼんやりと
詩人をやめた
榊原洋平(158cm,62kg)
月夜の旧港の通り抜け川沿いの田舎道を走る。
俺と榊原洋平。中学の同級生だ。
15万円で買った中古のオプティのシガーライターをポカンと押して沈黙4秒。
「あああ!」
「なに?」
「いや別に・・・」
「なんなんだよ、言えよ。」
「いや、言わねえ!」
俺はウインカーを右に出し、大勝亭へ。
ビールとピータンと焼肉定食を注文し、目の前の支那竹やまもりのどんぶりを眺めてると榊原洋平が話しだした。
「なんかさあ、こうやって地元帰って、ここら辺走ってると昔工場でバイトしてた頃のこと思い出すよ。夜勤だからさ、夜八時頃、駅降りてこの裏の川沿いの道を20分かけて歩くわけよ。ヘッドフォンつけてオエイシスなんか聞きながらさ。まさに労働者って感じでな。それがそん時は楽しかったな。」
「ふーん、それ何歳頃だっけ?」
「えー、7、8年前だから、25かな。」
「そうすると、お前ブコウスキーきどって、暇があれば酒を飲んでいた頃か、あの頃はなあ。お互いなあ。
ひどい時代だな。」
「まさに」
「思い出すのもやだな。」
テレビでは、イギリス王室のおぼっちゃまの結婚式。まさにローヤル放送だなと思っていると店の親父がくしゃみをした。
俺と榊原洋平。中学の同級生だ。
15万円で買った中古のオプティのシガーライターをポカンと押して沈黙4秒。
「あああ!」
「なに?」
「いや別に・・・」
「なんなんだよ、言えよ。」
「いや、言わねえ!」
俺はウインカーを右に出し、大勝亭へ。
ビールとピータンと焼肉定食を注文し、目の前の支那竹やまもりのどんぶりを眺めてると榊原洋平が話しだした。
「なんかさあ、こうやって地元帰って、ここら辺走ってると昔工場でバイトしてた頃のこと思い出すよ。夜勤だからさ、夜八時頃、駅降りてこの裏の川沿いの道を20分かけて歩くわけよ。ヘッドフォンつけてオエイシスなんか聞きながらさ。まさに労働者って感じでな。それがそん時は楽しかったな。」
「ふーん、それ何歳頃だっけ?」
「えー、7、8年前だから、25かな。」
「そうすると、お前ブコウスキーきどって、暇があれば酒を飲んでいた頃か、あの頃はなあ。お互いなあ。
ひどい時代だな。」
「まさに」
「思い出すのもやだな。」
テレビでは、イギリス王室のおぼっちゃまの結婚式。まさにローヤル放送だなと思っていると店の親父がくしゃみをした。
山本一子(153cm/63kg)
「そういえばこないだユッケの事件とかあったじゃない?」
「うん、まあそういうこともあったね。なんだか騒いでいたね」
「ところでユッケってなに?肉をなんかどんぶりで食うやつでしょ?」
「うん、そうみたいだね。確か鹿の肉を串にさして煮汁で煮込むんだと思うよ。」
「うを!それ、うまそうだね。今日やってみようかな?」
「でも、その串ってのが高価でさあ、もちろん知ってると思うけど、鹿の角を使うのよ。」
「ええっ、鹿の角なんて見たことない。よく刺さんの?それ。いいの?いい感じなの?」
「ええ、あの白乳色の角がほんのり黄色がかってくるんだよね。匂いも獣って感じでむせっちゃってとにかく最高!」
「ところで、なんでうちの工場マイルスなんてかかってるのよ?いつもはギターソロ長めのエイティースロックなのに?」
「いやあ、今日から社長が息子に変わったのよ。」
「ええっ、なんで急に?ええっ。息子いたの?」
「いたんでしょうねえ、よく知らないけど。」
「ええっ、ええっ、ええっ?」
「うん、まあそういうこともあったね。なんだか騒いでいたね」
「ところでユッケってなに?肉をなんかどんぶりで食うやつでしょ?」
「うん、そうみたいだね。確か鹿の肉を串にさして煮汁で煮込むんだと思うよ。」
「うを!それ、うまそうだね。今日やってみようかな?」
「でも、その串ってのが高価でさあ、もちろん知ってると思うけど、鹿の角を使うのよ。」
「ええっ、鹿の角なんて見たことない。よく刺さんの?それ。いいの?いい感じなの?」
「ええ、あの白乳色の角がほんのり黄色がかってくるんだよね。匂いも獣って感じでむせっちゃってとにかく最高!」
「ところで、なんでうちの工場マイルスなんてかかってるのよ?いつもはギターソロ長めのエイティースロックなのに?」
「いやあ、今日から社長が息子に変わったのよ。」
「ええっ、なんで急に?ええっ。息子いたの?」
「いたんでしょうねえ、よく知らないけど。」
「ええっ、ええっ、ええっ?」
原峰隆(163cm/75kg)
「おい!原峰!!!おめさん、聞いてるのか」
「いっ、いえ、聞いておりませんでした。」
「この面の鼻を早く黄色さ塗ってくれ。」
「はっ、はい」
原峰は夢を見ていた。
左右終わりが見えないほどの人が横一列に並び、
ひょうたんに顔を書いていた。
原口の前には天使の格好をしたJBが立ち、
彼の仕事を監視し、
8秒に一度、天に向かって敬礼している。






