本日も散文! -3ページ目

俺は歴史を見るとき隅から見ることにしている6

午後6時、はぎわら会館。

日も短くなり、最近は露出狂の男がでるためか、

いつもいるガキどもはいなかった。

なんとなくついている気がした。

しかし、

事にあたるには細心の注意を払わなければならない。


本日の散文

俺は歴史を見るとき隅から見ることにしている5

とにかく俺らは議論を重ねた。

失敗は許されない。

自分の砦を守れるかどうか重要な問題だ。

外敵の影響による憂鬱を霧散するにはもってこいだ。

顔と髪は唾液にまみれていた。


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俺は歴史を見るとき隅から見ることにしている4

「またかよ、この前も今井にばれて、また評判下がったぜ、俺たち。」

「まあ、いいじゃねえか。元からないも同然だしな。それより良い所を見つけたんだ。今度は大丈夫。」

「本当かよ、いまいち信用できねえな。距離は伸ばすなよ。距離は。お前、この前なんか二時間走ったんだぜ、二時間。」

「・・・・・・」

「・・・・・・、おいっ、またかよ。」

「しょうがねえだろ、この近くにはもうめぼしいのはないし、第一ばれやすいだろ。」

「で、どこなんだよ。」

「大井川。」

「市外だぞ、遠すぎるぞ。まったく。」


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俺は歴史を見るとき、隅から見ることにしている3

「なあ、今夜行かねえか。」

またいつもの誘いだった。

いくら女に縁がないといえど、

中学生の義務は果たさなければいけない。

週に一度、

僕らはポルノ、

またはエロを調達しなければならなかった。

これは恥を忍んでというよりは

生粋の初期衝動だった。


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俺は歴史を見る時、隅から見ることにしている2

こんなことだから、

女となんて付き合ったことなんてなかったし、

去年の四月、

幼馴染の岩井孝子が引っ越して以来、

女と話したことすらなかった。

いくら田舎だからってそうそうこんなことはなかった。


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俺は歴史を見るとき、隅から見ることにしている1

早熟の猿どもが軽口と性欲にまみれて、

優雅な学園生活に浸っていた頃、

俺とあいつは落ちぶれていた。

まあ、これがすごいレベルで、

女があからさまに俺たちを避け、

近寄った奴が蠅虫で、

しゃべった奴が江川菌だった。


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ルクソール最終話

旅の一日は早い。

感傷なんてそこらへんの遺跡に落書きされてるし、

人生訓なんてのは国で山ほど読んでいる。

別に、旅も人生もどうでもいいけど・・・。

まあ、楽しむさ。


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ルクソール30

なんとか逃げて朝食をとる。

久保山。

山本。

お互い話すことはないいう顔で会話をする。

「昨日はどこに行ったの?」

「えーと、ほら、船で行く所。」

「ああ、王家の墓。」

「そう。」

「・・・・・・・」

「そういえば、あれ行った?ルクソール神殿の夜の・・・・」

「ああ、あれは良くないって本に書いてあるよ。ほら。」

「ああ、そうなんだ。」

今日も会話をこなす。


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ルクソール29

階下に下りていくと、

若旦那のムフィが怒っていた。

「私は怒っている。私は昨日ここでずっとお前を待っていた。」

「俺は昨日断ったじゃないか。」

「そんな事はない。私はここでずっと待っていた。」

「断ったって。」

「私は怒っている。」

「・・・・・・」

「わかったって、じゃあ今日な。」

「私は怒っている。」


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ルクソール28

気がつくと朝のクルアーンがなっていた。

また今日が始まった。

何も変わらない。

変わるものなどない。

なんで永遠に生きたいなんて思うのだろう。


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