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二十時ごろに目が覚めた。
外が騒がしい。
見てみたら若者が騒いでいた。
子供の姿もある。
この国の夜は長い。
一時ごろまで、
笑い声や言い争う声で道が満たされる。
僕はしばらく見ていた。
オレンジ色の光がとろんと落ちた。
ベッドに戻った。
宿に戻り、
宿の若旦那を軽くあしらい、
流れるかどうか確かめてから用を足した。
なんか書こうと思ったのだが・・・。
車の中で、
バクシーは昔この辺りに住んでいた
盗賊の話をしてくれた。
まだこの辺りに
子孫が住んでいるのだそうだ。
過去から未来へ。
未来から過去へ。
熱く焼けたシートと風の匂い。
バクシーは見当たらなかった。
「おいっ、こっちだ。おい。」
セダンの一つがクラクションをならしていた。
僕は車のそばに行った。
「なあ、良かったかい?」
「ええ、まあ。」
「もう一つこの近くに遺跡があるんだが、どうする?」
「行かない。もう疲れたんだ。」
「行かないと損だぞ。有名なところだ。」
「料金は同じか?」
「ああ。」
どの墓も似たようなもん。
埃っぽい。
きれい。
もう帰ろう。
長い道を引き返そう。
隣の少し大きめの墓に入った。
日本人の団体客がいた。
「どうですか、ここは?」
「そうですねえ・・・・・。」
ツタンカーメンの墓を見ようとしたら、
拒否された。
ここは特別料金ですよと
日本人のガイドが教えてくれた。
僕は行進する。
長い行列の後をついて行くと、
一つの墓に着いた。
ここには多くの墓があるのだが、
その中でも一番奥にあるものだ。
高さもある。
階段を五十段くらい上った。
中はじめっとしていた。
チケットを買った。
それはもう買うしかない。
みんなの後をついて行く。
砂しかない場所で、
太陽は照り付けている。