贖罪
湊 かなえ
演奏する会場の真横にブックオフがあったので、本番前にまとめ買いした分の本。
とりあえず湊かなえと言えば・・・の代表作をと思い、「告白」「少女」「贖罪」の三つをピックアップして、「告白」に次ぐ二つ目にこれです。
もしもですが、この本を読む方がいたら、人物相関図を書きながらの方がいいと思います。
※核心に触れてしまいますので、
ネタバレ注意です。
改めて「贖罪」の意味をチェックすると、「金や品物を出して罪のつぐないをすること。 つみほろぼし。」だそうな。
何となく「告白」みたいな感じで流れるのかなと勝手に思っていたら、大体そんな感じ。
殺害されたエミリちゃんのその時遊んでいた同級生4人の、当時の状況やその後・今の状況を、エミリちゃんの母親麻子へ伝えるいる(手紙や口頭)風な4編、そして全てを把握した麻子の言葉へと続く。
エミリちゃんが殺害され、その母親がエミリちゃんの友だちたちに発した言葉が友達少女達の心に重くのしかかっていた。
ある者は呪縛から逃れる様に、ある者は助けられなかった重圧を振り払うかの様に、殺害してしまう負の連鎖。
恐ろしい。
元をたどって行けば、麻子とフリースクール経営者南条とのよからぬ関係が大元で、それで生まれたエミリを実の父親が殺害すると言う・・・
しかも書き方がレイプしてるかの様な殺害現場だった。
友人4人のコメントにちょいちょい南条が出て来てはいたが、犯人とは思わずにいたが、まさかでした。
何をどう感じたかと言われてもなんだかイロイロありすぎる
大人げない発言を子供にしちゃアカン。
良からぬ事をしてたら、良からぬ事に繋がるから気を付けろ!
そして、言ったやつは言った時点でその事が終わっているが、言われた方がずっと記憶しているって言うのは、いじめみたいだ。
湊かなえ作品読むのが続いちゃってる。
あとがきでWOW WOWにてドラマ化されている事が書いてあった。
Amazonでビデオがあったが、見れなかった。
キャスト見ると知った名前ばかりで、どんだけ力入れたのかわかる。
ドラマ、見たいな。
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