2024/06/28 映画 「九十歳 何がめでたい」 | つっちーの日々

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「九十歳。何がめでたい」




 草笛光子と黒柳徹子と岸恵子・・・・多分ほぼ同じ年で 現役で活躍していて、 今だに美しく、頭脳明晰でよく喋るという共通点。 


 その中でも草笛光子さん
(芸能人に私は敬称をつけないがこの人たちにはにつけたくなる)
は舞台や映画によく出ていて 

体がよく動く。言葉も明瞭だ。


いつかテレビで見たが、個人トレーナーをつけて毎日筋トレしているらしい。

筋肉は裏切らない!
元宝塚の女優だから立ち姿も
動きもきれいだ。


 さて物語だが、佐藤愛子のエッセイ出版にまつわる晩年の話。

そこに ほぼダブル主演と私は思うのだが担当の編集者  唐沢寿明が からむから

面白さ倍増、ペーソス含みうるうる。


 佐藤愛子は90歳を迎えて断筆した。

彼女の連載エッセイの企画が持ち上がるがあっさり断られる。

唐沢寿明は これ昭和を象徴するバワハラ セクハラ許され時代の男で、謹慎処分を喰らう程で

社では邪魔者。 


昔の恩義で雇っててもらい  大人しくしてろと言われるが  土産を持って佐藤愛子宅へ日参する。 


 粘り勝ちで連載を受けてもらう。一方

佐藤愛子も、抜け殻状態だったのが

 俄然  いきいき はつらつと執筆に励む。


真矢ミキの娘と孫と三人ぐらし

一見ドライに見えるが

母親  祖母 思いで   影からしっかり

サポートしていて よい家族だ。 


 それに引き換え唐沢寿明編集者は

思いがけず妻が離婚届をおいて娘と出て行ってしまう。娘にも冷たくされ  我が身を初めて振り返って
妻子に思いを寄せてこなかったことを悔いる。


 彼に家族は戻らなかったが
でも悲哀感はなく、そこは
佐藤愛子とまた頑張って生きていく!という希望的な終わり方になっている。

2人のダブル主演の映画
楽しめる!