2024/06/29 人生初体験。登山中足が攣って悲鳴をあげた | つっちーの日々

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甘く見ていた「日向山」で まさかの

人生初体験の 足のつりで悲鳴 


 9月の会山行の担当になり、
2人で下見をしなくてはならない。
本番は観光バス。だから電車でなく車で行ったほうが実情がわかる。でも、2人共運転できない。


そこで山の会の男性にお願いしたら気持ちよく引き受けてくれた。三ヶ月前に買ったばかりの新車だった。 


 次年度の行きたい山アンケートで1位だったのが北杜市の日向山。

 この山はかなり前にタクシーで矢立石駐車場までタクシーて行ったから楽だった。 


矢立石からはコースタイムで1時間半、

それもハイキングコース並みの登山で

きつい登りはなく、ほぼ平坦だった記憶があった。それで舐めていた。

(記憶とは曖昧で決して平坦ではなかった)


 バスは矢立石Pまで入れない。

その下の大きな
尾白川渓谷駐車場に駐めて
そこから矢立石登山口までほぼ1時間歩かないといけない。



↑  尾白川渓谷駐車場

ここからまず矢立石駐車場へ


 舐めていたから
スタート前にストレッチもしなかったし、
水も少なかったし、

熱中症対策もしてなかったし、 

買ったエネレギーチャージのゼリーも入れるの忘れたし、行動食も少なかった・・・・
全く登山する資格に欠けていた。 


 何が起こったかと言うと、
足がつったのだ。

今まで長いこと山に登って来て、

高山病と、熱中症初期と骨折は経験したがまだ足が攣った経験はなかった。


 山の会で毎回 足が攣ってしまう人がいて痛がっていたのを気の毒と思っていた。
でも初めて経験して、よくこんなに痛いのによく歩いたなあとただただ感心するばかりだった。


 矢立石までの登りが思っていたより傾斜が急で、大勢の団体がいたりして、私のいつものペースより早く歩いた。


 おまけに昨日の一日中の雨で湿気が半端なく、風はないので暑いことこの上なし。
普段あまり汗をかかないのだか服はぐっしょり濡れ、目にまで汗が入って痛くなる。

暑い暑いと何度も声に出た。



わかりにくい入り口
ここからいよいよ日向山。↑

 矢立石までは順調だった。
でも少しだけ気持ちが悪くて熱中症手前だったと後で思う。
矢立石から半分以上登ってから足に違和感!  とんとんたたいたり足首回したりした。 


少し経って急に足が攣った。
とても立っていられなくてしゃがみこんだ。

「いた〜〜」
と声が出た。

 攣った時の薬を飲み、友達からアミノバイタルゼリーをもらったりして暫く休んだ。 


酷い痛みが治まってゆっくり歩き出し、段差のある所を登るとまた攣ってしまう。その繰り返し。両足のもも、ふくらはぎ、側面すべての部所に攣り症状がでた。

こんなに足が攣るって痛いものなんだと初めて体験した。 


痛みでうずくまっていたら、トレランのお兄さんが「マグネシウムが効くよ」

とトローチのような粒を2つくれてそれを飲んだ。「電解質が必要です」とか言っていた。知らない人なのに親切だった。


 だましだましゆっくり痛みを堪えて
1時間ロスして

山頂に着いた。痛くて感動はない。 

お昼も食べる気力が出ない。 

2時間は待たないと駄目らしいがもう1度下りのために薬を飲んだ。 





 ほとんど症状が消えて、初めて

前回は小雨か曇りか  真っ白な花崗岩の砂原が見られなかったのに 真っ白な花崗岩の景色が広がっていて感動した。

左右の端までいって写真を撮った。 




当日はここで集合写真























三角点にタッチ


 下りでもまた攣ったらどうしようとこわごわ歩き出した。 

そのうち攣り症状が出ないので少しいつもの下山のペースに戻った。
最後まで下りでは攣らなかった。

ありがたかった。


 痛かった時、もう私の山人生は終わったと思った。あんなに
痛い思いをするならもう山に登りたくないと思った。 

 高い山の縦走は今年の夏が最後と思っていたが
7月末の富山〜薬師岳〜室堂まで4泊5日
歩けるだろうかとてもとても心配になってしまった。 


 友達も穂高で両足攣って、
添乗員さんと遅れて歩いたことがあるそうだ。

その友達は今月利尻礼文も登頂し、これから火打妙高、鳥海、甲斐駒など盛沢山

登山を計画している。


 自分の弱気が情けない。 

 その友達は、つらないように
事前の準備をすれば大丈夫と励ましてくれたが・・・・

会山行で筋肉痛はほぼ出なかったのに、今日はもう帰りから筋肉痛が激しい。

筋肉は相当なダメージがあったから

筋肉再生中なのだろう。

明日はゆっくり寝てよう 。


車を出してくれて登山まで一緒に付き合ってくれたSさんと友達に深く感謝します。
辛い時優しくして貰うと心にしみます。


困っている人、つらそうな人がいたら

私も優しく親切にしようと思った。




やれやれ駐車場についたら清楚なホタルブクロが出迎えてくれた。


途中にイチヤクソウもあった