2024/05/23 コロナ禍後、様変わりした今年の運動会 | つっちーの日々

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コロナ禍後   様変わりした今年の運動会 


 今週金曜日(24)明日が運動会の児童鑑賞日、次の日の土曜日が保護者鑑賞日。


 昔は朝早くから校門前に並んで、開門と同時にシートで席取りする光景が毎年繰り広げられた。学校名物?
テレビのニュースでも見たことがある。 


 それは徐々に規制されていったが、親子で休日に運動会を見る…というのは長いこと日本の学校文化だった。 


 空には万国旗、正面にはテントが3張りくらい。そのテントの中には敬老席というのが
あって  パイプ椅子が並べられて地域のご老人が招待される。昔はお茶まで出した。 


 あと2張りは本部席で、来賓席。

そして係の先生や児童、放送器具などが置かれる。 


 前日の準備は大変で、保護者が撮影や鑑賞にどんどん前にせり出してくるから 

職員で杭を地面に打ち込んで
綱を張る。 


 朝早く児童は椅子を学年ごとに割り振られた児童席に持って出て並べる。

1・2年生の後ろには高学年の係として児童管理(お世話係)が座っている。 


 56年生は貴重な働き手で、

 準備、審判、進行、採点、応援、出発、記録、保健、等があった。


 応援団は運動会を盛り上げる花形だった。私は運動会や学芸会に熱が入るタイプで、演出が大好きだった。

応援団も何年も担当した。
他校の友達から新しいアイディアをもらって斬新なものを取り入れた。昔ながらの三三七拍子から新しいリズムのあるものに変えた。 


 応援団は毎朝、放課後熱心に練習していた。応援練習というのも計画に組み込まれていた。 

応援歌があって、さらに毎年替え歌で

赤白別々に応援歌を作った。

 応援団はなくてはならないものだった。 


 ところがコロナ禍以来
応援団は消えた。それどころか紅白もなくなり、点数もなくなり、勝ち負けもなくなった。


多分万国旗もテントもない……

と思っていて、朝出勤したらちゃんとテントが2張り出ていた。そして杭がうって
あり 保護者用のロープも張ってあった。少しホッとした。 







 金曜日の児童鑑賞日は、椅子も多分無しで地べたにすわり、保護者はいない。


 土曜日は保護者だけが見る日で、

児童は教室で勉強し、
自分たちの出番になると教室から校庭に出て行く。 





 昨日は本番通りに時間で流すリハーサルで授業がなかったから、初めて全部の学年の表現「踊り・ダンス」を見た。


 どの学年も工夫していて見栄えもよかった。
チアリーダーが持つキラキラの物や、ピンクの扇子を持ったり、色とりどりのマントを着たり、法被をきたり…
高学年では昔から南中ソーランをやるのが定番で、私も何回やったかしれない。
黒いはっぴに、一人一人白文字で太く好きな漢字が一つ背中に書いてあってかっこいい。 


表現は一番力を入れ、練習もたくさんする。
どの学年もとてもイキイキしていてきれいだった。
良かった〜と嬉しくなり子どもたちに拍手を送った。 


 まだまだ変わったところがある。
赤白がなくなって点数による勝敗がなくなった。団体競技というのがなくなって、かけっこも点数に入らない。

団体競技というのは、玉入れや、騎馬戦や、棒引や、赤と白に分かれて競う競技のこと。 


職員と保護者の綱引きもなくなった。 

昔は翌年に就学する児童の競技や、卒業生が参加して良い競技もあった。


 本当に盛りだくさんで、先生たちは準備と練習で、運動会の季節は本当に忙しかった。

そういう意味ではただでさえも忙しい先生たちにとっては簡素化されてよかったと思う。 


 行事で子どもたちは成長する。

協力したり、努力したりして本番で力を

発揮しみんなに褒めてもらう、

そして喜び合う…
だから行事はなくしてほしくない。


でも先生たちが勤務時間オーバーや過労になる事は避けないといけない。 

それには省けるところ、簡素化できるところを見つけて
削るしかない。 


 区や学校によってまちまちらしい。

隣の豊島区てはコロナ前の運動会に戻したらしい。
板橋区でも元の形に戻した所もあるらしいから学校によって違うみたいだ。 


 私は、応援団と児童の係と
保護者も児童も同じ日に一緒に見る…は戻してほしい。
削るとしたら団体と得点かな?
あ~でも運動はやはり勝ち負けがあったほうが盛り上がるなあ〜

保護者や職員の競技はいらない。削れるのこれだけ?

欲が出てしまう。郷愁かな〜 


 そうそう、「運動会」ということばが無くなった事が一番大きいかもしれない。
「学習発表会」だ。