2024/05/22 紀伊國屋サザンシアター 「オットーと呼ばれる日本人」劇団民藝 | つっちーの日々

つっちーの日々

元気な好奇心旺盛な女性。
趣味沢山。でも深くはない。登山、映画、演劇、温泉、旅行、読書、コーラス、美味しいもの食べ歩き、園芸…交流しましょう!

紀伊國屋サザンシアターには

苦い思い出がある。 


東口の紀伊国屋ホールには何度も行ったことがあったが、紀伊國屋サザンシアターは初めてで、思い込みというのは恐ろしいもの、一度あの本屋の上の紀伊國屋ホールとインプットされてしまうと、チケットを見ることもなくその会場にまっしぐら。 


 係員に
「ここではなくて…」と説明されたときには、もう時間もなくて頭は真っ白。 


タクシーも捕まらなさそうだし、係員は
「走っていったほうが速いですよ」
と言ってくれて走った走った。
思ったより遠くて汗ダクダク。もちろん もう始まっていた。 


それからチケットを確認するようになった。 


 いつも南口の高島屋から面倒なルートで行っていたが、
時間があったから線路に沿って、高島屋に沿って、紀伊國屋のビルまで歩き、エレベーターに乗った。分かりやすい。これからはこのルートがいい。


ここのベンチでお昼を食べた




 昨日の地球ゴージャスの演劇も  初めの頃は意味がわからなかった。 

 それでネットで「オットーと呼ばれる日本人」を検索してみたら、なんと とーっても
難しそう。 





 おまけに普通の演劇なのに
3時間40分とは何事ぞ! 

途中休憩2回…長い 


 劇団民芸は昔 若い頃、同じ職場だった友達が好きで、
一緒に「民藝の会員」に入ろうと誘われて、かなりの年数は行って見てきた。 


 まだ日色ともゑも、樫山文枝も若くて、奈良岡朋子、北林谷栄、滝沢修、宇野重吉も大活躍していた。 


 新宿から板橋に職場が変わってやめた。民芸は私には難しかったし、あまりおもしろくないものが多かった。 

 地域の演劇鑑賞会で一・二年に1度民藝の舞台を観るくらいになってしまった。 


 横道にそれたが、内容であまり書くことがないのです。 

 3幕の内、1幕は  ほとんど、うつらうつらしてしまって
わからなかった。 

なんと私の両隣の人は完全に寝ていた。 


こんな難しい演劇を自分では買わない。

都民劇場の選択肢に入っていて、

時間と日程の関係で消去していったら残ったのだ。民藝さん ごめんなさいね。


ふと気付いたが、なんと男性が多いこと。

それも年配の。

普通演劇やミュージカルはだいたい女性が席を占めている。半分といっては言い過ぎだがおまけして半分と言える。

珍しい光景だった。


 二幕目からはちゃんと見たが 、室内での会話劇が続き、
それも戦争前夜から、

中国への侵略や太平洋戦争へ向かう不穏な政情の話ばかりで
そういうのに疎い私にはなかなかついていけず、理解もままならなかった。 


 ただ日本を悲惨な負け戦にさせないように、早く戦争が終わるように、日本人として誠心誠意尽くそうとしたオットーと呼ばれた日本人がいたと言うことは分かった。 


最後はやはり治安維持法で捕まった。 

 木下順二の演劇はいくつか見たが

 これは難しかった。 


 報道の自由度がかなり低い日本の現実や、A.I.による武器の開発、使用などを考えると、 今こそ上演しなければならない演目だと、民藝はきっと考えたのだと思う。