ルーティーンを崩して、目覚ましを1時間遅らせた。
石鎚山登山から飛行機で帰って昨日寝たのは12時過ぎだから…
朝起きたら土砂降り!
もしも石鎚山でこれだけの雨だったら登れてないと思う。
ドよよ〜ん の疲労感。
そんな中、あけた今日のコーラスのラインに、訃報が入っていた。
信じられないことに
コンサートで1列目、私の右隣りで歌っていたKさんが亡くなったという。
先週元気だったのに…何が起きたのだろう…
仕事が終わって駆けつけても、もう始まっていた。
ちょうどKさんの事の説明が終わったところで入ったので聞けずじまい。
親しい人に聞いたところによると、
ご主人が畑に行っている間に 、
急性大動脈解離、でベッドで亡くなったらしい。
ご主人が対面した時はもう間に合わなかった…
会員はみんな突然の事に
動転したり、
ショックを受けたり、呆然としたり、
お悔やみの言葉だったり、様々なラインが次々入った。
今日の練習で私の左隣の人は、泣いていて暫くは歌えない状態だった。
コンサートの司会者も、本番通りの練習のつもりなのに、 声がつまって司会の言葉が言えなくなってしまった。
「人間はそう簡単には死なない」
という見方もできるが、
「人間はあっけなく死んでしまうものだ」とも言える。
私はコーラス以外でのお付き合いはなかったが、パッチワークが得意で、お料理も上手だったらしく、講師級だったらしい。
またハイキングや旅行も好きで、北海道によく行くグループもあったらしい。
指揮者の先生も途中声をつまらせて、曲がスタートできない場面があった。
人はこんなふうにつながり、
亡くなると思いを馳せて
身につまされ、悲しみに沈む。
孤独というのは、生きているときに、
そういうのが想像できない心境のことではないだろうか。
コンサートの直前で、衣装も新しく揃えて買ったばかりなのに…
私は寝不足と疲労感を振り払って一生懸命歌った。
チラチラ歌詞をみたが、基本
指揮者を見つめていた。
そして、右隣にいるはずのKさんの声が聞こえるように意識もして歌った。
笑顔の素敵な、気さくな素敵な人だった。
心から御冥福をお祈りしています。