2023/11/17理想の家と暮らしからどんどん遠ざかっていく | つっちーの日々

つっちーの日々

元気な好奇心旺盛な女性。
趣味沢山。でも深くはない。登山、映画、演劇、温泉、旅行、読書、コーラス、美味しいもの食べ歩き、園芸…交流しましょう!

今の家を買った時
ちっぽけな家だが何もない状態の時、
一人で入って
ここに何を置こう、
ここには何を置いて…と
頭に描くだけで至福のひとときを味わっていた。
そして実際に引っ越してから、沢山友達を招待した。

それから何十年…
今ではとても人を招ける状態ではない。

実家は田舎のお寺で、
檀家の少ない貧乏寺だったから
住職の父も暇で、家には近所のおじさんやおじいさんたちが数人毎日集まって
碁を打っていた。

父は文学青年だったらしく
岩波文庫がずらっと揃っていた。

そんな環境で育って、読書好きで蔵書趣味のあった私は
退職したら実家の境内の片隅に、
お年寄りや子どもがいつでも集まって、
遊んだり 本を読んだり 囲碁や将棋をしたり
自由過ごせる家(スペース)を作りたいと思っていた。

でも退職したら本箱ごと本を産廃業者に持っていってもらい、いずれ全ての本を処分するからみんなが集まる家は無しになった。

お寺の本堂には何もない畳だけの部屋がいくつもあった。
なあんにもない部屋はいい。理想だ。

今のうちは物に溢れて、ルンバが使えない。
少しいっては行く手を阻まれ路頭に迷うだろう。
ルンバの使える生活が私の理想。

フットワークがいいとか軽いとか、
アクティブだとかよく言われるが、
こと断捨離、物の整理整頓に関しては極めて悪い。
なるべく触れたくない、後回しにしたい…マイナス思考へと逃げている現実。

仕事をしなくなったら…と思っているが
その頃は気力も衰えているかもしれない。