便利と危険の両刃の剣
先頃、なりすまし広告による投資詐欺被害者が、米国のメタ社日本法人を提訴した。
投資にうまい話などはなく、SNSは危険な側面を持つと意識すべきである。
前澤友作氏や堀江貴文氏などをかたる「にせ広告」により金銭をだまし取られた事件で、弁護士は「詐欺加害者の手助けをしている」と主張している。
そして堀江氏や前澤氏側も大変な迷惑を被っており、前澤氏自身も提訴したようである。
昨年12月には、SNS型投資詐欺の認知件数は350件を超え、被害額は60億円に近付いているという。
茨城県の高齢女性が7億円を詐欺で失ったそうだか、ああいうものにお金を使うという神経が、どうにも理解できない。
彼女は会社役員で、騙し取られた金は全て貯金だったと記事にあった。
そんな大金を出す前に、どれほどの規模の会社か判らぬが役員として第一線の経済人なら、これほど世間を騒がしているのに「想像力」が働かなかったのだろうか。
それにしてもよくも7億もの大金を動かせるなんて、凄いお金持ちなのだろう。
こんな大きな損失をして、お節介だがこの後の生活をどうするのだろう?
SNS型投資詐欺で使われた当初接触ツールは男性被害者の1位はフェイスブックで、女性被害者の1位はインスタグラムで、どちらもメタのものだという。
あとはLINEやマッチングアプリ、ウェブサイトなどがあるが、私はこれらSNSツールについてはどれも使っていないし、全く痛痒を感じない。
知らないメールアドレスから「○○銀行が提唱します」「○○のVISAどうのこうの」などといったメールが届いても全て削除している。
アドレスのアットマークの後ろにある文字を見れば、おかしいものは大体分かる。
総務省 「国民のためのサイバーセキュリテイサイト」には「一般利用者の対策」が懇切丁寧に載っているので勉強するのも良いだろう。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/enduser/enduser_security02_05.html