幕府鉄炮隊の氏神さん、皆中稲荷神社へ初詣 | 幕末ヤ撃団

幕末ヤ撃団

勝者に都合の良い歴史を作ることは許さないが、敗者に都合良い歴史を作ることも許しません!。
勝者だろうが敗者だろうが”歴史を作ったら、単なる捏造”。
それを正していくのが歴史学の使命ですから。

今日は、毎年お参りに行っている近場の皆中稲荷神社へ初詣に行って参りました。

↑皆中稲荷神社

 

 JR山手線新大久保駅の隣にある神社です。皆(みな)中(あたる)という名を持つ稲荷神社でありまして、その由来は幕府鉄炮隊(鉄炮組百人隊)の同心たちが多く住んでいた地域で、まさに鉄炮隊の氏神様として祀られてきた経緯があります。御利益も”当たる”に由来するので、今では宝くじとか抽選といったギャンブルの神様のような感じになっています。

 私は毎年ここのお守りを持つことにしているので、今回も「金運守」と「危難消去のお守り」を頂きました。でも、真の目的は絵馬奉納の方でして、「コミケ当選」を祈願して絵馬を奉納しております。このコロナ禍のなか、コミケも人数制限や開催日数を四日から二日にするなど規模を縮小せざるを得ず、それに比例して当選しにくくなっているはずですが、我が幕末ヤ撃団はそのなかで落選が一度もなく、いまのところ安定的に当選しております。これも皆中稲荷神社の御利益の賜と思っております。当落選だけは、自分の努力ではどうしようもありませぬからなぁ。もう神頼み一択です。

↑拝殿

 

 上記写真が拝殿となります。他にも舞台なども備えている神社で、ビルの谷間にひっそりとありますが、それなりに参拝者も多かったです。

 

↑神社由来&鉄炮組百人隊案内板

 

 鉄炮組百人隊の説明ですが、この神社は二年に一度、大祭として保存会が火縄銃の鉄炮隊行列を作り、グラウンドなどで奉納射撃(空砲)を放ちます。お祭りでの武者行列はよくありますが、鉄炮隊による古式砲術の型披露と火縄銃射撃は余りないので、大祭には必ず見に行っておりますが、前回の大祭年だった2021年はコロナ禍のために開催されず(泣)。

 

↑鉄炮組百人隊保存会

↑2019年大祭時の鉄炮組百人隊行列

↑2019年大祭時の鉄炮隊による奉納射撃1

↑2019年大祭時の鉄炮隊による奉納射撃2

 

 上記写真は、2019年の秋の大祭で行われた鉄炮組百人隊保存会による奉納射撃です。毎年奇数の年が大祭となりますので、2023年の今年は大祭年のはず。秋の大祭を大いに期待しているところです。

 

 ということで、元旦は試衛館稲荷の方へ行っていたので、今日は個人的なコミケ当選祈願の参拝とお守りなどの更新が目的でした。今年こそは、人数制限など撤廃した本来の自由なコミケや同人イベントが開かれることを期待する一年かなと思います。

 私の同人活動としては、土方歳三の武士道に関してまとめ、「新選組武士道論」の完成を目指す。その後は、新選組だけでなく日本史全体の武士道(戦闘者の精神など)を通史的に見る歴史論を進めていきたいかなと思っておりますので、今年の幕末ヤ撃団もよろしくお願い致します。