ツボスミレ(ニョイスミレ)は、花は白く、唇弁や側弁に紫の筋があるスミレです。

紫の筋の入り方には色々あって、唇弁のみのもの、上弁・側弁・唇弁のいずれにも入るものもあります。

また、なかには、いずれにも紫条の入らないものがあり、シラユキスミレと呼ばれています。

シラユキスミレは探しても簡単に見つかりませんが、幸いにも群生地を見つけることができたので、種を採ってきて実生から育ててみました。

2年前に種から芽生えた時。

この葉を見て、双子葉植物の意味がわかったような気がします。

本葉が出てきて、すみれだと分かります。

前年プランターを外に出しっぱなしにしていたので、カタバミの種も飛んできたようで、6月になって半分近くがカタバミであることが分かりました。

双葉のときは、どれがスミレでどれがカタバミか判別できません。

2年目の様子。

間引きした訳ではないのですが、1年目より株数が減ったようです。

そして今年3年目、株も大きくなり

花が咲きました。

気掛かりだったのは、親と同じシラユキスミレの花が咲くかどうか?

植物の中には親と違う花を咲かせたり、違う実が生るものもあるようなので、先祖返りしてツボスミレの花を咲かせるものもあるんじゃないかと心配していました。

ですが、取り越し苦労のようでした。

全部シラユキスミレでした。

山の群生地では、シラユキスミレとツボスミレが混生していたので、混血のようになっているものもあるんじゃないかと思っていたのです。

先日、ギョウジャニンニクを採ってきました。

結構出ていました。

この時期になると、いろんな植物が出てくるので、有毒植物に注意が必要です。

右下の濃い緑がギョウジャニンニクです。

毒のあるコバイケイソウも、この位の大きさなら間違いませんが

若い時はギョウジャニンニクとそっくりです。

左上がギョウジャニンニクで、右下がコバイケイソウ。

見分け方は、ギョウジャニンニクが赤い靴下を履いているのに対し

コバイケイソウは白い靴下。

でも、一番分かりやすいのは臭い、ギョウジャニンニクはニンニク臭がすごいけど、コバイケイソウにそんな臭いはありません。

それと注意点がもう一つ。

今の時期は、猛毒のトリカブトも出てきています。

これ全部トリカブトです。

ほかの山菜と間違って採ることはありませんが、ギョウジャニンニクと混生している所もあり、採るときに紛れ込むことがあるのです。

猛毒ですのでちょっとでも入っていたら大変です。十分注意しましょう。

 

それらに注意して採ってきたギョウジャニンニクを、おひたしでいただきます。

味付けはシンプルに醤油のみ。

驚くほど甘味があって美味しかった。

残った分を醤油漬けにしましたが、これも美味しかった。

醤油をたっぷりかけているのに甘味がすごい。

また、採りに行かなくては。

今日は、夏日になりましたので、標高300mほどまで来てみました。

この辺まで来ると、まだ雪がいっぱい残ってます。

奥に見えるのは八甲田山、右から大岳、井戸岳、田茂萢岳。

道路を雪融け水が流れていますが、カエルの卵が産み付けられていました。

雪がなくなると水もなくなるけど、大丈夫かな?と思いますが、多分この場所で生まれた個体が産卵したんでしょうから大丈夫でしょう。

雪融け水は、泥がないので卵もきれいです。

細胞分裂が始まっているはずですが、まだまだオタマジャクシの姿には程遠い。

親はおそらくヤマアカガエルでしょう。

(去年の秋撮影)

ヤマアカガエルは、まだ雪が残っている時期に冬眠から目覚めて産卵し、終えると再び春まで冬眠する習性があります。

 

福寿草やカタクリなどが咲いてた里山では、ほかにも咲いてる花がありました。

 

キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)とよく似たアズマイチゲ。

左がアズマイチゲで、右がキクザキイチゲです。

アズマイチゲは、葉がキクザキイチゲほど切れ込みが深くなく、簡単なつくりに見えます。

違いが一番分かりやすいのは、花の中心部が濃紺であること。

はなびら(萼片)の根元の色ではなく、雄蕊の花糸の根元が濃紺なのです。

キクザキイチゲの色。

花糸の根元も白です。

アズマイチゲの花の色は白だけですが、キクザキイチゲは青や

ピンクもあります。

この花は白とピンクが混じっていますが、全体がピンクの花もあります。

ほかに咲いてたのは、ミチノクエンゴサク

二輪草

アオイスミレ。

距が破れています、盗蜜かな?

スミレサイシン。

ヒメギフチョウの食草のウスバサイシン。

埋め込み画像は花の中。

ヒメギフチョウもいたのですが、動きが早くて撮れませんでした。

春の訪れが早い里山では、スプリングエフェメラル(春植物)が咲き競っています。

黄は福寿草、白はキクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ)、紫はカタクリ。

スプリングエフェメラルとは、早春に開花して、1~2ヶ月葉をつけると、あとは地下で過ごす草花のことで、春植物ともいいます。

直訳すると「春のはかないもの」「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれます。

林床一面に咲いている所もあります。

カタクリは、一月ほどで地上の営みを終えることもあります。

蟻の力を借りて種子の散布を行うものもあります。

もっとゆっくり咲いてて欲しいんですが、木々が葉を広げると光合成が出来なくなるので、急がないといけないんです。