歯周病治療のカギは歯みがきとメインテナンス | 第二薮本歯科医院のブログ
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東広島市の歯科医院 第二薮本歯科医院 のブログです。
お口や体の健康情報から、医院の日常まで、幅広く情報発信をしていきたいと考えております。

こんにちは。歯科衛生士の友廣です。

 

新型コロナウイルスへの感染予防の為

「手洗い・うがい・三密を避ける」

ことは非常に重要ですが、

「お口のケア」もとても重要です。

 

歯周病菌が増加すると、口の中の粘膜が破壊され、

ウイルスに感染しやすくなります。

 

歯周病は国内の成人の8割以上が罹患しているといわれる国民病です。

今回はその歯周病の治療と予防についてお話します。

 

「プラーク」という言葉、聞いたことありますか?

歯周病の原因は、プラークという細菌のかたまり。

食べカスではないので、うがいや水洗では取れません。

排水溝のぬめりのようにベタベタヌルヌルしつこくくっつき、

歯周ポケットの奥深くや、こびりついた歯石の中まで潜り込んでしまう、

とても厄介なものです。

 

歯周病の治療と予防のカギは、いかにこのプラークを除去するかです。

プラークは毎日お口の中にたまります。

歯科医院で治療を受けて、徹底的にプラークを取り除いても、

明日になればまたたまります

このプラークを毎日取り除けるのは

「患者さんご自身の歯みがき」だけなのです。

 

★歯周病の治療で

「歯みがき指導ばっかり!早く歯石を取って」

と思われている方もいるかもしれません。

 

ですが、毎日の歯みがきができていないと、

歯石を取っても再びプラークがたまってしまうので、

炎症が止まらずいたちごっこに。

 

それに腫れたままでの歯石除去は痛みが出やすく、

患者さんに不快な思いをさせてしまうので、

腫れが落ち着いてから除去するのが効果的なのです。

 

 

★歯みがきで適切にプラークが取れるようになったら、

ここからが歯科の手技の出番。

 

スケーラーという道具で歯石をしっかりと取り除きます。

歯に硬くこびりついている歯石は歯ブラシでは取れません。

 

歯石は軽石のように穴ぼこだらけ。

そこに細菌のかたまりであるプラークが入り込むので、

歯石ごと取り除かない限り

歯周病の炎症の原因を取り去ることができないのです。

 

この治療でしっかりと歯石が除去でき、

患者さんが毎日適切な歯みがきを続けてくださると、

自然と炎症が止まり、ピンク色の歯ぐきが戻ってきます。

 

ただ、歯周病を長く放っておくと、

歯周ポケットの奥深くまで歯石がついて治療が大掛かりになりやすく、

歯石除去後に歯ぐきが痛んだりして患者さんのご負担も増えてしまいます。

治療開始はぜひお早めに。

 

 

★毎日の歯みがきと歯石除去により

歯周病が落ち着きました。

 

でも、安心して放っておくとつい歯みがきがおろそかになったり、

また歯石が付着してきたりして再発しやすいのが歯周病です。

 

そこで、炎症のない爽快なお口をずっと維持していくために

「メインテナンス」が必要になります。

 

メインテナンスでは

 

①    プラークの付着度、歯ぐきからの出血度、

歯周ポケットの深さなどを調べ、歯周病が再発していないかチェック

 

②    結果に応じて歯みがき指導

 

③    歯周ポケットの中まで徹底クリーニングして、

毎日の歯みがきでは取り切れなかったプラークを除去します。

 

治療がひと区切りしたら、その良い状態を維持するために、

ぜひ定期的なメインテナンスを始めましょう!

 

引用:nico2019 3月号 HOW TO歯周病の治療&予防