掃除道具を買って義実家に戻ってきました。
すで義父の遺体は家に帰ってきており、
弔問の準備が進んでいました。
私たちはお参りもそこそこに、
仏様になった義父の横で
大掃除を始めます。
義父の周りには
まだ紙おむつやｺﾞﾐが
散らばっていました。
葬儀屋さんは見ないように
作業をしてくれたのですが
「すいません」と言って
ｺﾞﾐを拾いました。
続き間のﾘﾋﾞﾝｸﾞにも
まだまだｺﾞﾐが散らばっています。
初めは葬儀屋さんもいるので
黙って静かにｺﾞﾐを拾っていましたが、
他人事のように義妹は
「足が痛い」と言って
突っ立ています。
足が痛いと言えば
なんでも
許されると思っているのかな？
義妹は私と同い歳です。
私も足腰が痛いんです。
「せめて洗濯物を拾うとか、
ｺﾞﾐを拾って!!！」
ｺﾞﾐを拾って、
家具を廊下に出して見ると
床には
たくさんのｼﾐが
あります。
がーん。ｼｮｯｸ。
血痕なのか、
食べ物なのか、
排泄物なのか、
吐瀉物なのか、
分かりません。怖
もう感覚は
麻痺しています。
さすがに時間がない。
「〇ちゃん、もうすぐ親戚が来るよ。
こんな状態まずいよ。」と
説得し、
脅し
義妹、息子、私の3人は
床の拭き掃除を始めました。
「〇ちゃん、部屋を3等分して分担だからね
1人何枚分雑巾がけするよ。
足が痛いのは忘れて」
「・・・・」義妹は黙って従いました。
息子は
「お母さん、学校の大掃除じゃないんだから・・・笑」
この頃には葬儀屋さんの事など
すっかり忘れてます。
葬儀屋さんも気を使ってくれて
見て見ぬふりをしてくれています。
お互い自分のやるべきことを
黙ってやるしかありません。
ここまでしても
義妹から
「ありがとう」はありません。
仏様になった義父は
黙ってみています。
✿自分ﾙｰﾙ
自分の父親のことなのだから、
1時間くらい足痛いのを
我慢してほしいもんだわ。
私は次男嫁なんですよ
長男は？
次男（ﾀﾞﾒ夫）は？
どうなっているんだ？