予備校時代の恋vol.9
あつし先生が手術を終えて五日がたった。
手術後にはICUに入っていた先生も昨日から普通の個室に戻ったと、加藤先生から聞いた。
今日は学校に行った帰りに病院に行くことを決めた。ホントはもう少ししてからいこうと思ったが、どうしても先生の顔が見たくて行くことにした。
病院まで行く間、バスの中から外を見ていた。もう桜の木につぼみがついていた。もう春なんだと感じた。
病院の部屋に向かうと、ちょうど先生の病室から先生の親戚らしき人たちが出ていくところだった。
なんとなくやばいと思った私は隠れた。
過ぎさったのを確認して私は先生の病室に向かった。
コンコン。
と私はドアをノックした。
「何?忘れもの?」
とあつし先生は言いながらドアの方をむいた。
「なんで…」
と先生はびっくりした様子で私を見た。
「先生…。無事手術終わったんだね。」
と私が言うと、先生が言った。
「もう俺は先生じゃないよ。俺予備校辞めるから。」
「なんで?
なんで辞めるの?」
と私が言うと、先生は信じられないことを口にした。
「俺はもう治らないんだ。手術で悪性だったんだ。
だから、俺はもう先生を辞める。」
私は足の力が抜け、自分の体を支えられなくなった。
悪性って?
悪性だったらどうなるの?先生死んじゃうの?
頭の思考回路が切断されておかしくなってしまいそうだった。
「だから、お前のこの前の気持ちはうれしかったけど、ゴメンけど受け取れない。」
と先生は言った。
私は先生になんと言っていいか分からず、力が入らない足で病室から出ていった。
先生の前で泣くのは、なんだか悪い気がしたから。
一番泣きたいのは先生だから。
私が泣いたら先生は泣けなくなってしまうから。
手術後にはICUに入っていた先生も昨日から普通の個室に戻ったと、加藤先生から聞いた。
今日は学校に行った帰りに病院に行くことを決めた。ホントはもう少ししてからいこうと思ったが、どうしても先生の顔が見たくて行くことにした。
病院まで行く間、バスの中から外を見ていた。もう桜の木につぼみがついていた。もう春なんだと感じた。
病院の部屋に向かうと、ちょうど先生の病室から先生の親戚らしき人たちが出ていくところだった。
なんとなくやばいと思った私は隠れた。
過ぎさったのを確認して私は先生の病室に向かった。
コンコン。
と私はドアをノックした。
「何?忘れもの?」
とあつし先生は言いながらドアの方をむいた。
「なんで…」
と先生はびっくりした様子で私を見た。
「先生…。無事手術終わったんだね。」
と私が言うと、先生が言った。
「もう俺は先生じゃないよ。俺予備校辞めるから。」
「なんで?
なんで辞めるの?」
と私が言うと、先生は信じられないことを口にした。
「俺はもう治らないんだ。手術で悪性だったんだ。
だから、俺はもう先生を辞める。」
私は足の力が抜け、自分の体を支えられなくなった。
悪性って?
悪性だったらどうなるの?先生死んじゃうの?
頭の思考回路が切断されておかしくなってしまいそうだった。
「だから、お前のこの前の気持ちはうれしかったけど、ゴメンけど受け取れない。」
と先生は言った。
私は先生になんと言っていいか分からず、力が入らない足で病室から出ていった。
先生の前で泣くのは、なんだか悪い気がしたから。
一番泣きたいのは先生だから。
私が泣いたら先生は泣けなくなってしまうから。
予備校時代の恋vol.8
私が予備校の自習室で勉強してから帰る時に、加藤先生から呼び止められた。
「あつし先生、無事手術終わったらしいぞ。」
と言ってきた。
私はその言葉にとても喜び泣きそうになってしまった。
加藤先生のその時のつらそうな顔には、私はその時全くきづかなかった。
私は予備校を出て、裏の公園で一人で泣いた。先生の手術が無事に終わったことに対する安堵のせいか涙がとまらなかった。
「あつし先生、無事手術終わったらしいぞ。」
と言ってきた。
私はその言葉にとても喜び泣きそうになってしまった。
加藤先生のその時のつらそうな顔には、私はその時全くきづかなかった。
私は予備校を出て、裏の公園で一人で泣いた。先生の手術が無事に終わったことに対する安堵のせいか涙がとまらなかった。
予備校時代の恋vol.7
今日は先生の手術の日。
今、ちょうど9時。
今日は学校の先生から後期の小論文と面接の対策をしてもらうことになっていたので、学校に来ている。
ホントは病院に行きたかった。
先生の手術が無事に終わる のを待っていたかった。
でも、そんなことできないのは分かってる。
先生の家族だっているんだから、私が行ったら明らかにおかしい。
先生だって困るはずだ。
学校の先生の説明も全く耳に入らなかった。
学校での用事も済み、病院にもさすがにいくないので、予備校に行くことにした。
一番先生の手術の結果が知ることができるだろうし。
そう思った私は予備校に向かった。
予備校についた私は、あつし先生と仲がよい加藤先生のところにいった。
「加藤先生。あつし先生の手術どーなったの?」
と私は加藤先生に小声で聞いた。
加藤先生は少し驚いた顔をし、複雑そうな表情で私に話した。
「そっか。お前、知ってんだ。あつし先生と仲よかったもんな。
まだ、手術は続いてるらしい。
俺も気になってさっきあつし先生の親に連絡したんだ。」
「まだ…手術あってんだ…」
と私がつぶやくと、加藤先生が
「大丈夫だよ!」
と言って私の頭をポンと叩いた。
私はあつし先生が無事であることをただひたすら祈るだけでだった。
今、ちょうど9時。
今日は学校の先生から後期の小論文と面接の対策をしてもらうことになっていたので、学校に来ている。
ホントは病院に行きたかった。
先生の手術が無事に終わる のを待っていたかった。
でも、そんなことできないのは分かってる。
先生の家族だっているんだから、私が行ったら明らかにおかしい。
先生だって困るはずだ。
学校の先生の説明も全く耳に入らなかった。
学校での用事も済み、病院にもさすがにいくないので、予備校に行くことにした。
一番先生の手術の結果が知ることができるだろうし。
そう思った私は予備校に向かった。
予備校についた私は、あつし先生と仲がよい加藤先生のところにいった。
「加藤先生。あつし先生の手術どーなったの?」
と私は加藤先生に小声で聞いた。
加藤先生は少し驚いた顔をし、複雑そうな表情で私に話した。
「そっか。お前、知ってんだ。あつし先生と仲よかったもんな。
まだ、手術は続いてるらしい。
俺も気になってさっきあつし先生の親に連絡したんだ。」
「まだ…手術あってんだ…」
と私がつぶやくと、加藤先生が
「大丈夫だよ!」
と言って私の頭をポンと叩いた。
私はあつし先生が無事であることをただひたすら祈るだけでだった。