またしてもだいぶ時間があいてしまったわけですが...、いつぞからやっていた南海8300系。けっこう面倒で放置していたりで、デカールの到着で4両とも貼り終わったのが6月。いい加減早くやらないとなと思い、今日さくっと終わらせた。こんなに早く終わるんだったら最初からやれってな...。

 

 デカールは前回までの記事通り。1両だけ貼ってみたら案外いい感じだったので、4両全てに同様に貼った。問題なのは窓ガラス。ここもけっこう色々考えた。E231系山手線と南海8300では、ピラーの位置が違う。E231系はどの窓も端によってる。なんでああいう造りにしたんだろう...。窓ガラスはなるべくそのまま使いたかったので、ピラーを削り落としてからサンドペーパーで磨いて、最終的にコンパウンドまで動員してなんとかピラーを消して、あとはメタルテープで正しい位置に表現した。

 

 そんなこんなでひとまず形にはなりました。

 

 

 スカートはBトレのものをそのまま使用。中間車は切り継ぎ工作をしていないので、実質的にKATOのE231系のまま。

 

 

 全体はこんな感じ。適当なダミーカプラーが見当たらなかったので、難波よりの先頭車はカプラーをそのまま流用。ただし位置がだいぶ後ろなので、ちょっと前に接着した。難波よりの先頭車は併結には使わないので正直けっこう適当。動力は和歌山よりの先頭車にいれた。この先頭車は12000系サザンと併結するので、カプラーはTNカプラーにした。動力台車と干渉するかなと思ったが、カプラーを削って正しい位置に持って来れば干渉はしなかった。

 

 

 こんな感じに併結もできる。動力がKATOなので、サザンをつなげた8両でも問題なく走った。なんだか最後の方はけっこう適当な工作になってしまったが、とりあえずはこれでOKということにしとこうか。あとはアンテナ載せるくらい。まあそのうちやるわ。

 

 

 引っ越ししてからというもの、冬の間はスプレー作業が全くできずで、作業が一向に進まなかった。今日はもう4月だというのに珍しく外は雪積もってきてるし大荒れ。模型工作云々以前に、買い物に昨日行かなかったもんだから家に食べるものがない状態でけっこう困っていたりする。これ書き終わったら暴風雨の中セイコーマート行くか...。

 

 で、ずっと放置してた南海8300系。南海は京成と並んで帯を塗装で入れるのが非常に面倒。デカールを使おうにもちょうどいいのが無い。レールクラフト阿波座の鉄コレ用のやつが1両分余ってたので、試しにあてがってみたらドアの上、雨樋部分の帯の幅が太すぎて使えない。まあ昭和時代の通勤車用ですからねえ...。とはいえ塗装で入れるのは無理。スプレー作業が大変困難な環境では、ただでさえマスキングだけでも重労働だというのに、全部塗装し終わるのにどれくらいかかるか想像もつかんし気力がもたない。ぼおっと実物のサイドビュー写真などと見比べつつ、手元のデカールを眺めていたら、あることに気づく。実物は幅が太い雨樋部の帯、オレンジと青の間に隙間がない...。この隙間をなくせばよくない?

 

 ということで、帯デカールの青とオレンジを一度切り離して、試しに1両だけ貼り付けてみた。青を先に貼り、それに重ねるようにオレンジを貼る。どうせ予備で入ってたやつだし、そもそも1両分しかないし、失敗しても「うまくいかなかった」ことが証明されればそれでよし。

 

 もう一枚。

 ベースにした車体がKATOのE231系山手線なので、ところどころ無理はあるものの、思ったほどに悪くはないんじゃないか?と。これはいけるんじゃね? ちなみに前面の青とオレンジも、デカールの切れ端を貼り付けてます。

 

 なんだか思ったよりもけっこううまく行ったので、急いでデカールを追加で用意することにして、他の3両も同様の手法でやっていきたいと思います。この帯の部分の工作でけっこう止まっていたのだが、一気に解決できたのでだいぶ進みそう。最近は道北もだいぶ暖かくなり気候が安定してきてるので、デカールの入手タイミングによっては5月中には完成するかも。ということで次へ続く。

 

 

 遅くなりましたが、いつも私のブログを見てくださってる皆様、あけましておめでとうございます。前回記事からだいぶ間があいてしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。11月から12月にかけて、近所とはいえ引っ越しでばたばたしていたりで、全然工作も進まず。しかも今度の家は集合住宅ゆえスプレー作業に制約があり、屋外でせざるをえない。日々外気温-5℃以下、吹雪になることも多く、塗装作業が全然進まないのである。この週末はなぜか気温が一気に上昇し、昼間は10℃近くまで上がるときもあったもので(昨日一気に雪が溶けて道路はアスファルトが見える状態になっていた)、これをチャンスとばかり深夜に大急ぎでサーフェイサーを吹いた。

 

 その南海8300系は昨夜ようやくサーフェイサー第一回目をして、今はこの状態。

 とりあえずクーラーを載せるところまではいけた。屋根はクーラー部分でうまくつなげるようにして、車体はKATOのE231系のままなので、中間車に関してはあとは塗装を待つばかり。

 一方で先頭車はBトレとE231系とではやや異なるし、実物も運転台部分と車体部分を接合しているようなのだが、屋根の上などが資料不足でよくわからん。そんな状態なので側板同士のつなぎ目の処理はまだ適当にしかしていない。どうせ仕事から帰ったらしんどいとか言いながらだらだらネットするだけなので、8300系の屋上や前面周辺の資料を集めたいと思う。修正などしていたら、天候次第とはいえ来週末にはもう一回サーフェイサーを吹けるはず。

 

 とまあ例の南海8300系は今はこんな感じになっております。完成するのかねー。

 こっちはすっかり冬。外は天気大荒れ。今の家は老朽化著しく、近日中に引っ越すはめになってしまったばかりに、工作も低調な状態が続く。引っ越しに備え、当面手をつけれそうにないようなものは札幌に持ち帰ったりもしている。そんな中、整理していると昔懐かしいTOMIXの未塗装バスが1台出てきた。

 リアルなバスコレが色々出ている今となっては、もはや存在意義など無いに等しいこのバス。4台セットだったが、テレビ中継車、南海バスの旧塗装、政治結社の街宣車、それとこの変な色のバスに化けていた(画像は色を落とした後だけど)。他の3台はどこへ行ったか不明。GMからも昔バスのキットが出ていたけど、そのデカールがまだ手元にあるので、貼ってみようとか思ってる。

 

 ちなみにこのバス、スケールは1/144くらいだよね。バスコレに比べれば車体がやや大きい。そしてやはりバスコレに比べればリアルさは微妙。やっぱ移動図書館か何かに改造したほうがいいのだろうか..。

 

 それと南海もとりあえず切り継いで屋根とか載せてみました。

 前面はBトレのものを使用。前面ガラスは前面と一体なので、窓ガラスをマスキング。とりあえず裏側にべたっとマスキングテープを貼っておく。こうすれば瞬間接着剤で曇らない。乗務員ドア周りはBトレの側板から切り出して中間車の車端に切り継ぐ。屋根もクーラーを搭載するにあたり、モールドを有効活用できるようになんとかうまく切り継いで載せた。4両分からうまく4両分を切り出せたので、予備車両の出番はなかった。屋上の不要なモールドはニッパーで千切り取ったけど、クーラー載せたらわからなくなるので、仕上げは適当でいいと思う。車体側面のモールドも不要な部分は削る。

 

 とりあえず4両全部切り継ぎは終了したが、これからは屋根や側板のやすり掛けや仕上げというけっこう憂鬱な作業にかからないといけない。これがまた時間と労力がかかるのである。工作の80%はやすりやペーパーがけという地味な作業に費やされると言っても過言ではない。また、BトレとE231系は側板のカーブの位置がそろうように切り継ぐと、Bトレの側板の下に隙間ができる。ここの修正とあと屋根と側板の隙間もうまく処理しないとね。そんなわけで果たして完成はするのか、まだまだ予断を許さない。 

 

 

 島内の家の老朽化のせいで急遽引っ越しの話が舞い込み、せっかく南海8300系の工作を始めたものの、こちらはしばらく時間かかりそう。今回は軽い工作を。テーマはNゲージの西鉄電車。整備してさっさと札幌の家に持って帰る。

 

 一昔前(ちょうど私が学生時代、西鉄沿線在住で通学に使っていた頃)は、Nゲージの西鉄車両なんて存在しなかった。GMの阪神キットを改造して西鉄600系に見立てる程度しかなかったんよね。ところがマイクロから2000系が出て、そこから鉄コレとかでもぽつぽつと出てくるようになった。もう大野城市(から徒歩20秒離れた春日市)を離れて長いが、時々西鉄電車は懐かしくなる。当時毎日利用していた春日原駅も、ついに先日高架化工事が完了したよう。春日原駅高架化なんて冗談だろと、学生時代は本当に思っていた。そんなこんな、西鉄電車も気づけばなんかいろいろ家にいます。

 ざっとこんな。いないのは福岡天神に顔を出さない7050系と、最近登場した銀色のやつくらい。8000系と6000系と7000系と3000系は鉄コレ、2000系と5000系はマイクロ。私が大野城市を引き払う数日前にデビューした3000系は3両+2両、5000系と6000系は3両+4両の7両編成。ちなみに春日原と隣の白木原が、駅の前後すぐ踏切のせいで大牟田線は最長7両編成だった。当時朝だけ8両編成の「快速急行」と「直行」があったが、これは8両編成が急行の停まる春日原を通過させるためにむりやりつくったような種別だったわ。

 8000系のこの部分、公衆電話があったんですよ...。基本的に二日市以南の人間しか特急には乗らない(乗れない)ので、公衆電話がいつなくなったのか私は知らん。気づけばなくなっていた。

 

 それとマイクロの5000系。4両編成の旧品番は緑色の塗装が濃くて微妙。3両の増結を新品番にしたら、色調がだいぶ違う。

 なんか変...。製品自体はよくできているんだけど、こういうとこもうちょっとなんとかならんかったのかなって思う。5000系は私けっこう好きだから余計にね...。

 

 それと3000系。西鉄車両は19m車でも台車の位置がちょっと内側。TNカプラーとりつけ用の出っ張りも内側へひっこんでいて、そのまま取りつけたらこんな感じ。

 カーブなんて到底曲がれたもんじゃない。この場合、二つある出っ張りのうち、車体端に近いほうのものだけを使用して取り付ける。

 こんな感じね。また、こうすると一部車体と干渉する部分があるので削る。写真は削った状態。もちろん全てのカプラーをこのように取り付けてしまうと、今度は車体間隔が開きすぎてしまう。なので車体の一端だけをこのように取り付け、もう片方は普通に取り付ければいい。そうすればちょうどいい連結面間隔になる。さらに「各車両の天神側のカプラーだけ加工取付する」と決めておけば、連結する向きも一定になってわかりやすくなる。3000系の場合はクーラーが車体中央からちょっとずれていて、どっち向きに連結すればいいのかわかりにくいからね。まあ難しければ走行パーツセットを買って、カトーカプラーに替えるとかしたほうがいいかもだけど。

 

 西鉄の模型も最近は種類も増えて入手もしやすくなった。元沿線住民としてもうれしい限りです。なんでもいいからひと編成ほしいのなら3000系の5両バージョンがおすすめ。特急から普通までなんにでもなる。または7000系を2本繋げた4両も割と使える。久留米以南と甘木線のワンマン区間は7000系2両だし、2本繋げた4両で天神までやってきたりもする。大牟田駅近辺はJRとの並走区間もあることだし、この記事みた人はひと編成くらい西鉄車両を導入してみるといいと思うよ...。

 

 

 

 ようやく宅建の試験も終わり、こちらも本格的な冬を迎える。長い長い冬、どうせ外は寒くて出れたもんじゃない。3月くらいまではひさびさに工作などしてみようとか思ってます。ちなみに最近は昔作ったGMキットなどで、鉄コレが出たりしたものは鉄コレに買い替えて廃車にしたりしてます。板キットを作ったものは経年劣化してきているうえ、側面の窓は塩ビガラスをべたっと貼る構造ではめ込み式の鉄コレより微妙だし、結局板キットよりは一体ボディの鉄コレのほうが頑丈だったりするわけね。ただ、昔多数キットを作っていたこともあり、サービスパーツなどのストックは大量に手元にある。これらサービスパーツと鉄コレのボディを組み合わせると、それなりに工作は楽しめている。しかし今回はそんな簡単なのじゃなく、5年ぶりくらいに「誰が真似するんだってレベルにえぐい改造」をしてみようと思います。

 

 テーマは南海8300系。最近地元に戻ったときとかに高野線に乗ったらよく見かける。

 最初見た時は違和感ありまくりだったのだが、なんかもうすっかり高野線どころか南海電鉄の「顔」になってしまってる。高野線に乗ったら2回に1回は8300系が来るレベル。こうなったらもう作るしかないでしょう。うちの鉄コレのサザンプレミアムは4両編成なのだが、指定席車だけの運用は無いのでまともに走れない状態。なので併結相手としても使えそう。

 

 ということでこの間帰省したときに実物をそれとなく観察し、札幌の家にあったジャンクパーツと、あと前面供出用にBトレなども買い足して、材料をそろえる。

 Bトレはだいぶ前に発売になったけど、南海難波駅でまだ売ってます。他に8000系とかもあった。大阪一円に住んでる人なら、ぼったくりの中古品を買うよりは所用ついでに難波駅で買うほうが絶対いいと思う。車体はKATOのE231系のジャンクを使ってみる。山手線のは10-892の増結Bセットが見つからず、とりあえずジャンク(車番違い)でごまかしていたところ、この前ついに増結Bセットを発見、車両を差し替えてジャンクを捻出、さらに動力車もジャンクでゲット。E233系は確か付属編成のセットをホビーオフで買ったらなぜか写真の2両もいっしょに入っていたもの。屋根パーツとか床下機器類とか使えそう。クーラーはGMキットのパーツ。実物とちょっと違うけど、手元にあるパーツでは最も形が近いと思われた。

 

 さて、昔と同じく全く学習もせず、見切り発車的にアホなことを始めたわけだが、果たして完成するのかどうなのか....。

 

 まあタイトル通りです。先々週、ちょっと島外へ出た折に名古屋へ久しぶりに行ってきて、名古屋めしの食材などを大量に買い込んできたわけですが...。時間に余裕あったので、ぶらっと西尾や蒲郡を名鉄で目指してみることに。名鉄は一日乗車券があり、これはけっこう使える。また、西尾蒲郡方面の所謂「にしがま線」には乗ったことあるのだが、その時は雨降ってて途中下車する気にもなれずで、ろくに観光もせずだった。

 西尾線へはうまくすれば名鉄名古屋から直通があったりもするが、私のときはタイミング悪く新安城で乗り換えて西尾へ。高架駅。西尾城は駅徒歩10分ほど。それと東幡豆でも降りてみた。

 かぼちゃ寺などの最寄り駅。なんだか模型的な駅でいいよね。鉄コレでこの区間を走ってる6000系のワンマン仕様が出てるので、こういう駅のレイアウトを作ってみたら面白そう。このエリアは温泉もあるし、海に近くて景色もいい。こどもの国には展望台があるそうで(行こうとしたが思ったより遠く途中まで行って挫折)、ちょっと名古屋からは遠いけれど、暇があれば三河湾周辺は一度訪れる価値あると思う。名鉄の蒲郡線は廃止になるような話もちらほら聞くしね...。

 車両は6000系のワンマン仕様。この前発売になった鉄コレのモデルそのもの。しかし特急車ではなく通勤型ロングシートの6000系が白帯って、なんか微妙な気がするんだけども...。そして蒲郡線ではICカードが使えないので、一日券じゃなかったら慌てるはめになるのである。

 

 とまあこんな感じでこの日は天気もよく、それなりに楽しんでこれたわけ。名古屋で長らく探し求めていた補修パーツもゲットし、意気揚々と帰宅したのであった。帰ってから、今回の旅を思い出しつつ持ってる名鉄車両を全部出してみた。

 前回の記事で出した100系以外、本線系統の車両はいつの間にかこんなにも...。パノラマカーとパノラマDXは旧製品で、動力が窓から丸見え。ちょっと時代を感じる。左から3番目の6000系(4両編成)と右端の6000系(2両編成)は鉄コレで一応連結できるようにはしてあるが、どちらも動力入れた。GM製の5000系と3700系はうちの名鉄の主力車両。あとは鉄コレの7700系と5500系。

 こんな感じに5500系と7700系は常に併結してうちでは実質4両編成になっている。いろんな系列をつなげられるのが名鉄の面白さ。パノラマカーとこのへんのも連結できればいいんだけど、パノラマカー側のカプラー加工が面倒そうなのでまた手つかず。こんな感じに4両5本に2両2本の合計24両。いつのまにこんなに...。あとはミュースカイと特急車がいればな。塗装が傷んでいた車両は再塗装をして、ステッカーもGM製のを入手したので、ばらばらだった行先も全て河和線と知多新線(と直通の犬山線)系統に統一(内海駅から徒歩10分ほどで海岸に出るけど南知多はいい所よ)、各種手入れが終わるとずいぶんとすっきりした。しかし札幌の家のあのレイアウトではヤードがないため、いくら車両数多くても一度に並べられないのよね。

 先日も連休にちょっと遠出、そして札幌の家の車両ケース類(いつのまにかすごい数になってるの)を整理。車両ケースはなるべく少なく、そして同じ地域の車両やバスを可能な限りまとめて入れる。そうすれば運転会のときに持っていくケースの数を少なく(荷物を少なく)できる。遠隔地に住んでいると荷物を減らせることのメリットはかなり大きい。

 

 そんな感じに整理をしていこうと、普段あまり走らせない車両とかも引っ張り出してみたりした。GMキットの改造で作った車両なんかは、モノによっては経年劣化してきてるものもあり、完成品が安値で売ってたり鉄コレが出たりしたら、経年劣化してるものは廃車にしたりもしている。うちが密かに鉄コレで出ないかと期待している車両の一つ、それが今回の名鉄100系。もうだいぶ前、キックミットさんとこで名鉄の運転会をするというとき、鶴舞線の3000系と合わせて乗り入れ車の名鉄100系を作ったんだったと思う。もうこんな車両、つくったことすらも忘れていた....。

 

 当時はけっこうがんばったつもりだったが、それでもやっぱ前面はどうにもうまくはできなかった。ちなみにベースは小田急キット。ネットで100系の先輩諸氏の作品をいくつか見かけたが、やはり小田急キットから作った方が多く、今も改造するならそれが一番いいと思う。社紋は白いものが正しいが、無かったのよね..。

 こうしてみるとやっぱり側面は小田急キットそのものなんだよな...。前面は(普通に考えれば)名鉄5500系キットのものを改造するのがよさそうだが、これは確か違ったと思う。いや、何をベースにしたかもはや覚えてない。ベンチレーターとかクーラーとかはクロスポイントの名鉄キット(多分3700系)の残りとかから取ってきて、動力はどういうわけかマイクロ製の(多分補修パーツか何かで安価に売ってて、台車形式が同じだったから買ったんだったと思う)が装着されていた。

 

 一応鶴舞線の3000系と並べてみる。こちらは東武キットの前面を使って素直に作ったもの。

 名鉄車両は地下鉄線内ではあまり見かけない気がする。ちなみに作例はどちらも4両編成。鶴舞線のほうも少々傷みがあり、いい加減鉄コレのに更新しようかと思ってるが、こちらは6両化後のものなので、そうなると4両編成の名鉄100系をどうするかって話になるため(今更2両増結は部品もないし面倒すぎ)更新もできず。鉄コレででも出てくれればいいんだけどな。

 

 18mが主体の名鉄車の中にあって20m級の100系はなかなか目立つ。そのうちマイクロかGMか鉄コレかで出てきそうだけど、戸袋窓全てを埋める労力すらも厭わないほどに名鉄100系が好きなら、一度作ってみてもいいかもよ...。

 

 離島暮らしだとなかなか島外へ出る機会もないのだが、先月に島外へ一度脱出。今回は帰省ついでに寄り道ってことで、東京から北陸経由で大阪へ。そのときに福井へ4年ぶりに行ってみた。もうすぐ新幹線が来る福井、10数年前と比べれば駅前はすっかり変わってしまった気がするわ。大阪からだと福井は「18切符を使って適当な時間に出発して一日遊んでいい加減な時間に帰ってこれる」距離にある街。何度も行ったことあるのでもはや行きたい見所は行きつくし(ただし九頭竜湖と永平寺だけはまだ行ってないんよな)、今回は郷土食材などを買いに立ち寄ったようなもの。ただ、福井鉄道は乗ったことないので今回乗ることに。

 

 

 まあなんというか、やっぱ福井=恐竜なイメージが。恐竜博物館も一度行きたいんだけど、駅から遠いし暑いのでパス。

 えちぜん鉄道と福井鉄道の共通一日券が売ってたのでえちぜん鉄道で勝山まで。10年以上前、ここからレンタサイクルで越前大野まで行った。それも昼飯抜きで。さすがにもうそんな体力はどこにもない。京福電鉄の色は田舎臭くて微妙だったけど、えちぜん鉄道のこのカラーはさわやかでいいよな。

 

 福井駅前でもろもろ買い物して、福井鉄道に乗る。

 フクラムに乗りたかったが、↑は逆方向へ行く電車。元名鉄の車両に乗って武生まで。そういえば武生って降りたことないな。サンダーバードまで時間があったので、武生の市街地を歩いてみれば、こんなところに国分寺。

 越前国の国分寺は福井市内ではなくこっちにあるのね。武生のあたりを昔は府中と言ったようだし、室町時代まではこのあたりが越前の中心だったよう。福井鉄道も初めて乗ったけど、始発駅から一日券で乗るぶんには悪くなかった。JRよりは本数多いし、急行も走ってるしね。小銭を用意するのが面倒だから敬遠してたけど、今度から花堂のホビーオフやベルへ行くときは乗るわ...。

 

 それで家に帰るまでに、こうしてしっかり福井の電車の鉄コレなどを大量に買ってきたりする。

 福井鉄道の200形は車庫で修復中なのがちらっと見えた。えちぜん鉄道の元愛環線の車両は線内で遭遇率けっこう高い。京福バスは福井市内でよく見かける。キーボは今や中古でぼったくり価格だが、実は(2022年7月現在)まだ福井駅で普通に買えます。あとはフクラム(それもオレンジか青いの)が売ってればなと思ったが、残念ながらこれはどこの中古取り扱い店でも見つけられなかった。しかし福井鉄道200形みたいな、地方私鉄の連節車なんかが製品になるなんて、ほんとにびっくりだったわ。

 

 

 

 

 

 ジオコレとか最近昔じゃ考えられなかったような種類のストラクチャーも増えてきて、特に現代っぽいものは(高価だけど)けっこう重宝してます。昔からあるグリーンマックスのビルとか住宅や商店って、どことなく雰囲気が昭和なんだよな。同じく昔からあるトミックスも総合ビルも、なんだか特徴がないというか、どこのレイアウトにも存在していて、ある意味見飽きた存在になってしまってる。ガソリンスタンドやコンビニみたく、実在のが製品になってるのはうれしいけれど。

 

 けどやっぱ街を特徴づけるのはその街のランドマーク。特徴的な建物の一つや二つあったとすれば、一気に雰囲気が高まるというもの。金閣寺や法隆寺などは1/150のプラモデルもあることだし、作って設置してる人も多いと思う。たとえ1/150でなかったとしても、奥のほうに設置するとか土台を他の建物で隠すとか、工夫次第ではフジミや童友社のプラモデルで使えるものは多いはず。私の中でおすすめは厳島神社のプラモデル。

 

 写真は以前キックミットさんといっしょに広島の電車の運転会をしたときのものだが、この鳥居は使える。全国の厳島神社の鳥居はこの形態だしね。本殿は小さすぎて(Nゲージストラクチャーとしては)ちょっとどうにもならないけれどもだ...。

 

 他にも旅行へ行ったら、地方のお土産屋を覗いてみれば、案外使えそうなミニチュアがあったりもするものである。うちが持っていてNゲージストラクチャーとしても使用しているお土産をいくつか紹介。

 

 

 タワーとかいろいろ。タワーは基本的にレイアウトの奥に配置し、土台部分を何か他の建物などで見えないようにすれば十分に見栄えする。左は東京タワー。いくらしたかは忘れたが、そんな高くはなかった。商業ビルとかのキットの後ろにしれっと配置しておけば、なんだか東京っぽい雰囲気になる。真ん中は札幌のテレビ塔。おもちゃ然としているのだが、これも東京タワー同様、足元がみえないよううまく配置すればそれっぽくは見える。ただ、前にも書いたが木製の置物で避雷針が折れやすいので注意。札幌駅前後の高架線を走るJRからもテレビ塔はよく見えるし、最近は札幌市電の鉄コレやプラモデルもある。こういうランドマークはうまく活用していきたい。テレビ塔内のお土産屋で売ってます。

 

 右側は見ての通りスカイツリー。スカイツリーの模型は多種あれど、私のおすすめはこのクリスタルパズル。立体パズルの割には異様なまでに雰囲気がよく、存在感もある。こちらもどうせレイアウトの奥に設置するんなら、土台にライトユニットも設置すればいいと思う。そして一番手前のは大船観音。大船駅の北側にあるあれね。これなんかほぼ1/150なのではなかろうか。この置物は出来が秀逸で、ストラクチャーにすること自体が罰当たりなのであるが。これならば奥に足元を隠して設置する必要もない。

 実物はこのような感じになっている。いろんな人のレイアウトを見てると、だいたいどこかしら山があってトンネルが貫いていたりするのだが、その山の頂上付近にでもこういう観音様を設置してみるといいと思う。多少都会的な雰囲気のレイアウトでも無理なく山を組み込め、不自然な急カーブを隠せるというものである。

 

 まあなんかこんな感じで、お土産品でもストラクチャーとして使えそうなものは多いので、ちょっとどこかへ行った際は探してみたら面白いと思う。