島内の家の老朽化のせいで急遽引っ越しの話が舞い込み、せっかく南海8300系の工作を始めたものの、こちらはしばらく時間かかりそう。今回は軽い工作を。テーマはNゲージの西鉄電車。整備してさっさと札幌の家に持って帰る。
一昔前(ちょうど私が学生時代、西鉄沿線在住で通学に使っていた頃)は、Nゲージの西鉄車両なんて存在しなかった。GMの阪神キットを改造して西鉄600系に見立てる程度しかなかったんよね。ところがマイクロから2000系が出て、そこから鉄コレとかでもぽつぽつと出てくるようになった。もう大野城市(から徒歩20秒離れた春日市)を離れて長いが、時々西鉄電車は懐かしくなる。当時毎日利用していた春日原駅も、ついに先日高架化工事が完了したよう。春日原駅高架化なんて冗談だろと、学生時代は本当に思っていた。そんなこんな、西鉄電車も気づけばなんかいろいろ家にいます。
ざっとこんな。いないのは福岡天神に顔を出さない7050系と、最近登場した銀色のやつくらい。8000系と6000系と7000系と3000系は鉄コレ、2000系と5000系はマイクロ。私が大野城市を引き払う数日前にデビューした3000系は3両+2両、5000系と6000系は3両+4両の7両編成。ちなみに春日原と隣の白木原が、駅の前後すぐ踏切のせいで大牟田線は最長7両編成だった。当時朝だけ8両編成の「快速急行」と「直行」があったが、これは8両編成が急行の停まる春日原を通過させるためにむりやりつくったような種別だったわ。
8000系のこの部分、公衆電話があったんですよ...。基本的に二日市以南の人間しか特急には乗らない(乗れない)ので、公衆電話がいつなくなったのか私は知らん。気づけばなくなっていた。
それとマイクロの5000系。4両編成の旧品番は緑色の塗装が濃くて微妙。3両の増結を新品番にしたら、色調がだいぶ違う。
なんか変...。製品自体はよくできているんだけど、こういうとこもうちょっとなんとかならんかったのかなって思う。5000系は私けっこう好きだから余計にね...。
それと3000系。西鉄車両は19m車でも台車の位置がちょっと内側。TNカプラーとりつけ用の出っ張りも内側へひっこんでいて、そのまま取りつけたらこんな感じ。
カーブなんて到底曲がれたもんじゃない。この場合、二つある出っ張りのうち、車体端に近いほうのものだけを使用して取り付ける。
こんな感じね。また、こうすると一部車体と干渉する部分があるので削る。写真は削った状態。もちろん全てのカプラーをこのように取り付けてしまうと、今度は車体間隔が開きすぎてしまう。なので車体の一端だけをこのように取り付け、もう片方は普通に取り付ければいい。そうすればちょうどいい連結面間隔になる。さらに「各車両の天神側のカプラーだけ加工取付する」と決めておけば、連結する向きも一定になってわかりやすくなる。3000系の場合はクーラーが車体中央からちょっとずれていて、どっち向きに連結すればいいのかわかりにくいからね。まあ難しければ走行パーツセットを買って、カトーカプラーに替えるとかしたほうがいいかもだけど。
西鉄の模型も最近は種類も増えて入手もしやすくなった。元沿線住民としてもうれしい限りです。なんでもいいからひと編成ほしいのなら3000系の5両バージョンがおすすめ。特急から普通までなんにでもなる。または7000系を2本繋げた4両も割と使える。久留米以南と甘木線のワンマン区間は7000系2両だし、2本繋げた4両で天神までやってきたりもする。大牟田駅近辺はJRとの並走区間もあることだし、この記事みた人はひと編成くらい西鉄車両を導入してみるといいと思うよ...。