マノンのMUSIC LIFE -2ページ目

マノンのMUSIC LIFE

「言語検死官2021 」「ジュン・オン」「驕人日記」「涙涸れ果てても」の4曲をSpotify、Apple Music、Amazon Music、LINE musicなど各主要音楽配信サービスにて配信中。ストリーミングなら無料で聴けます。お願いされたら売るかもww

50年前の春、ビートルズのキャリアを総括した赤盤・青盤が発売されたわけですが、その前に「アルファ・オメガ」という4枚組の海賊盤ベストがヒットしてしまったことへの対策の意味があったようなんです。14$程度だったらしいから当時のレートでは5000円位だけど日本に入ってきたのかどうか。ちなみに赤・青盤の日本盤の定価はそれぞれ3,500円。


リンゴの歌う「Act Naturally」に始まり、タイトルに即したい気持ちもあったのか、途中まではアルファベット順?だったのが挫折した感アリアリなのがまたブートっぽい。最後の曲はなんと「みんないい娘 Everybody's Trying To My Baby」ですぜw

よく見ると「Imagine」やポールの「Uncle Albert」が入ってたりするのもオフィシャルではありえないし、この微妙な選曲はむしろ個人のミックステープじゃん!

海賊盤市場というものが確立していったのもビートルズがきっかけなのかもしれませんが、この当時はゲットバック・セッションの大量の音源が出回っていたのでしょう。

部屋の中でラジオにかじりついていたあたしですが、たぶんその’73年4月に「ミュージック・ノバ」という、ビートルズの曲をディスクジョッキーなし(番組のジングルがはさまるのみでCMもなし)ノンストップでかけまくるというラジオ番組が始まったのです。RKB毎日放送かKBC朝日放送のどちらかで間違いないはずですが、ネットを探ってもなにもひっかかってこないので、福岡の地方局独自の制作だったのかも。

現在はそんなことがまかり通るのかどうかわかりませんが、その番組の中でブート音源と思われる曲がしょっちゅう流されていて「LET IT BE」アルバムの曲はまずそこで憶えたので「Dig A Pony」などは「♪All I want is you~」から始まるほうがいまだにしっくりくるんですよねぇ。
Dig A Pony (Take 14)



そして幻の未発表曲!「The L.S. Bumble Beeまでもが流されていました。ご存じの方いらっしゃるでしょうか? イヤイヤ知らなくていいんです。だってビートルズでもなんでもないんだもんw

Peter Cook & Dudley Moore - The L.S. Bumble Bee - (1967)



ブート業者は、シロートは何もわからへん「未発表曲!」と謳えば売れると思って作ったんでしょうが、これビートルズに聴こえますか?
当時のあたしはもちろん聴こえましたwww
だって、毎日新聞のラテ欄で「ビートルズの未発表曲」を放送!って書いてるんだから、素直なあたしは何でも受け入れますとも。

当時はラジカセもまだモノラルが主流だし、地方のAM放送も盛り上がりまくっていました。内容的にも豊かで、たぶんRKBのアナウンサーだったんだと思うんですが「ひねもすゆたか」と名乗って、ビートルズの曲をピアノソロのような形式で奏でていくというユニークな番組もありましたよ。

全国ネットでも「オールナイト・ニッポン」の特別番組として、あの糸井五郎さんが出てきて、深夜にリスナーをスタジオに入れてビートルズのデビュー前の音源で盛り上がろう!ってやったのを記憶しています。
トニー・シェリダンのバックバンドとして録音したオフィシャルの音源は1973年から何度かタイトルとジャケットを変えてポリドールが売っています。


そんなアフターのみならずビフォア・ビートルズ発掘の流れもあったのか、その特番で流されたのはバディ・ホリーやら手に馴染んだカバー曲満載で、若いバンドの勢いが感じられる曲群。私の手元にも似たような音源集「HISTORIC FIRST LIVE RECORDINGS」という2枚組がありますが、どうやら’77年あたりから日本でも公式に発売されていたSTAR CLUBのライブと元は同じ音源みたい。


ラジオ局はこういうのどこから入手するんでしょうかね?BBCで流れたものだったりすれば正規の放送局ルートでしょうが、非正規のものは普通にブート専門店で買って経費で落としてレコード室に埋もれているのかも。

ChatGPTさんによると赤盤青盤の日本での発売は1973年6月25日らしいんですが、英国では4月19日発売なので、春先からもう盛り上がってたんでしょう。あたしが買ったのは12月1日、お小遣貯めに貯めて半年以上ぶりに買ったLP。赤・青合わせて7,000円ですからねぇ。もちろん'74年のカレンダーももらったはず。

なにせこの年は4月から11月まで「RED ROSE SPEEDWAY」「LIVING IN THE MATERIAL WORLD」「RINGO」「MIND GAMES」と4人全員それぞれの新作までが出そろうというお祭り状態で東芝EMIもホクホクだったのです。

中でも「RINGO」では、ポールだけは別の曲でリンダと参加していますが、他の3人が顔をそろえた曲もあって、まだまだ「リンゴはかすがい」状態は健在。
RINGO STARR - I'm The Greatest


解散の一因となっていたアラン・クラインと手が切れる流れに向っていたこともあり、再結成の実現性が高まっていました。

この時期のシングル・ヒットも聴いてもらいましょう。全部シングル持ってるな。
PAUL McCARTNEY & WINGS - My Love


GEORGE HARRISON - Give Me Love (Give Me Peace On Earth)


JOHN LENNON & THE PLASTIC U.F.ONO BAND - Mind Games


あ、「マインド・ゲームス」は持ってなかった。あの曲の良さがわかるのに1年はかかった気がする。

なんだかんだでシングルで一番売れたのはリンゴだったりするのです。発売は12月なので74年のヒットソングって感じですが、チャートではこういうカバー曲は強い。
RINGO STARR - You're Sixteen


そんな実り多い時期ですが、半面各メンバーのプライベートはなかなかに波乱含みで、ジョンはご存じのとおりヨーコと揉めてLAで別居、ニルソンとかとつるんで酒びたり、ミュージックライフに載ったこのただれた写真がいまも印象深い。


ポールは麻薬で逮捕(当時のコメントからすると特に反省はしてないようで、この態度が80年の来日即逮捕につながる予兆だったか)。ジョージはリンゴの妻モーリンとW不倫して、パティはロン・ウッドやクラプトンの元へ走ることに。
まぁフリーセックス礼賛時代のロックスターの下半身事情なんて、今の基準で考えるのもアホらしい話だけど。

さて赤盤は約60分なのですが、青盤は曲数はそんなに違わないのに105分程度。通して聴くと約3時間ビートルズの世界に耽溺できるのでした。ターンテーブルに乗せた回数は一番多いだろうと思います。

とはいえ、時代はロックの青春期、停滞は死を意味するような時代。私も自分はビートルズ関係やDEEP PURPLEを中心に買っていましたが、友達に「狂気/ピンク・フロイド」や「アメリカン・バンド/グランド・ファンク」T.REXやELTON JOHNのGREAT HITSを買わせて長期間借りていました。

彼とは当然のように「バンドやろうぜ!」ってことになったのですが、ベースをやらせようという私の策略には乗らず、GRECOのレスポールを買っちまいやがった。もうひとり自動車修理工場の息子にはドラムを買わせて、あわよくば工場をスタジオ代わりにできないかというもくろみも成就しませんでした。当時は今みたいにリハスタなんてないし、洋楽に興味があるヤツすらロクにいなかった。フォークギターで陽水とか歌ってるヤツがいた程度。
結局バンドには絶望して、ひとり多重録音で60分の「解散記念テープ」(オリジナル1曲含む)を完成させて、記念ライブも自分の部屋でお客0人でやり遂げたのでした。

なんか、同じことを何度も繰り返してるようなわがMUSIC LIFEですな。
一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。
その3月弥生もグズグズしてるうちにもう下旬。ホントはグズグズしてたわけじゃなくて、いろいろやらなきゃいけないことに忙殺されてるのです。

いまさら去年のことを書く回ですが、海外ではもうマスクなんて外して、大歓声で盛り上がるコーチェラなどのフェスがYouTubeで生中継されたり、コロナ禍は終わったようにも見えたんですが、日本では後半以降、死者が毎日300人レベルが普通になってきて、外すに外せない感じで終わった年でしたね。

このところ「ノーザン・ソングス 誰がビートルズの林檎をかじったのか」という本を読んでいます。

Northern Songsというのはビートルズが自分達の曲の著作権を管理するためにディック・ジェームズなどと興した会社なんですが、巡り巡ってその後、楽曲の権利はマイケル・ジャクソンの手元に渡ったのです。そもそも仲が良かった80年代にポールがアドバイスしたらしいけど「ボクの曲を買えと言ったわけじゃない!」らしく、その後2人の関係は険悪に。

ビートルズの時代はまだ音楽はビジネスとして方法論が確立されておらず、当事者たちも手探りだったのですが、そこから7~80年代に渡ってポピュラーミュージックがビッグビジネスになっていったわけです。20世紀は著作権が産み出す金銭的価値に注目が集まり、アーティストが自分で著作権を所有することが当たり前の正義だったのですが、21世紀に入って潮目が変わってきました。

数年前からボブ・ディラン、ニール・ヤング、ブルース・スプリングスティーンらクラシック・ロックの大物が自分の曲の著作権を売却!というニュースがちらほら出始めて、昨年もRED HOT CHILI PEPPERSが全曲をHipgnosis Songs Fundに売却、今年に入ってジャスティン・ビーバーもそれに続いたとのこと。

ここで昨年のNo.1!アルバム2枚も出して絶好調なレッチリを。
そもそも多作なジョン・フルシャンテが戻ってきたこともあると思いますが、紆余曲折を経てチームワークを固めたバンドの姿が音に表われているところがいい。

RED HOT CHILI PEPPERS - The Drummer


先月来日したばかりですが、最近のライブでは4人がドラムセットのところに集まって、まるで結成まもない若者のバンドのように顔を突き合わせながらのセッションから始まる、そのたたずまいが良いので、もう一曲ライブで見てください。
Red Hot Chili Peppers - Eddie (Live)


著作権ビジネスに話を戻すと、ヒプノシスって言ってもかのジャケットデザインのチームとは関係なく、ナイル・ロジャースが作った著作権ファンドなのだとか。印税収入はファンドが受け取る、そのかわりにその収入を最大限にする活動をファンドが行なう、ということですね。
60年代は登録された曲をカバーしてくれるアーティストを探すのが主な仕事だったのが、今はCMとか主題歌とかのタイアップが主流のようです。

米国ではビッグネームともなると、印税収入は売却益より17%も高い税金がかかるらしく、これが拍車をかけているらしい。とはいえ、そういう流れはどんどん変わっていくもの、自分の作品の権利を手放すことでのちのち後悔することにならないとも限らないような。。。

日本ではそもそもアーティストの取り分が少ないことからそういうことは起きておらず、JASRACの剛腕ぶりがたまにニュースになるくらいですが、NexToneというアミューズなんかが立ち上げた会社が寡占状態に対抗していて、CDにマークがついているものをしばしば見かけます。

私も今まで何十年、¥1にもならない曲を作り続けてきましたが、2022年ついにプロになってしまいましたwww

ブログのタイトルの下にも宣伝してますが、アカウント登録だけしていたTuneCoreという配信業務の代行サービスが、おととしの年末に1曲のみ1年間の配信無料サービスをやっていたので、どんなものかとの興味から「死語検死官2021」を上げてみました。TuneCoreはこの月に100万曲配信を記録したらしいので、無料キャンペーンで一気に突破しようとしたんでしょうね。

その後、再度キャンペーンがあったので2014年の「涙涸れはてても Run out of Water」を第二弾として配信。またビデオリリースでも無料キャンペーンがあったので「死語検死官2021」のMVも配信しています。
「死語検死官2021」は¥1,551払って一年更新も可能だったんですが、今度はROUTER.FMというところが無料キャンペーンをやっていたので、こちらに乗り換え。少しシステムが違っていて1曲¥1,380を払うだけで半永久的に管理してくれるとのこと。どっちが得かよく考えてみよう。還元率は80%。

まぁ川本真琴や七尾旅人がボヤくように、ストリーミングで1回再生されてアーティストに入るお金なんて微々たるもので、私の場合50銭くらいなんですが、チリも積もればで、あたしごときでも一年で1100回再生超えて¥550くらいたまったのです。あ、1000円越さないと銀行に移せないので、まだプロではなかったかw
YouTubeのようには再生時間はわからないけど、ほとんどは一秒再生でしょう。

2014年から毎年1曲ペースを死守してきて「人に聴いてもらうことを第一義としない=自分が聴くために作る」という発想の転換から、音楽自体も新たなフェーズに入ることができたのですが、音楽で稼ぐという子供の頃からの目標を捨てたら、わずかとはいえお金をもらうようになるという、この人生の皮肉。
Twitterのプロフィールにも「職業:アマチュアミュージシャン お願いされても売りませんw」とかおバカなことを書いていましたが、今は「お願いされたら売るかも」と変更しています。

そんなわけで今のところ、各配信サイトでは「死語検死官2021」「涙涸れ果てても」の2曲の音源と「死語検死官2021」のMVがアップされています。

お金の話ばっかりしてしまいましたが、プライベートでもお金の話ばかりでうんざり、ありがたいけどもう早く解放されたい。

そんなあたしの毎年恒例、2022年のベストアルバム50です。
2021年は1位のみ邦楽でしたが、今年はいくつか散りばめることができました。あたしの中の固定観念も少しずつ変わっていけそうですが、世の中的にも藤井風の「死ぬのがいいわ」が23ヶ国のバイラルチャートで1位を獲得したり、韓国勢のみならずYouTubeやTikTokなどのプラットフォームがノンバウンダリーである効果がやっと出てきましたね。
とはいえ、ワンヒットではなく、宇多田ヒカルのように継続させないと世界的アーティストとは呼べないと思うので、日本の若い人にはがんばってほしいと思います。
この人なんかは基本はギター1本抱えたシンガーソングライターならがも、バイリンガルを生かした歌い方でヒップホップな感覚もあるし、もっと売れてもよさそうなんですけどね。

竹内アンナ - 手のひら重ねれば


宇多田のひとつ上にあるDiosというのは元「ぼくのりりっくのぼうよみ」=たなかさんが組んだユニット。バンドというにはそれぞれの独立性が強いけど、ひとりで苦しんでた過去を知ってるだけに、仲間と一緒に出てる彼を見ると、音楽に戻ってきてくれてホントによかったと思うのです。

Dios - 逃避行



最近、自分の曲以上にいいと思える曲がないんですよねぇ。それくらい一曲をヘッドホンで聴き込むってことがないからかな。

1 RETURN OF THE DREAM CANTEEN / RED HOT CHILI PEPPERS
2 THE MARS VOLTA / THE MARS VOLTA
3 BEATOPIA / BEABADOOBEE
4 CASTLE / Dios
5 BADモード / 宇多田ヒカル
6 HOLD THE GIRL / RINA SAWAYAMA
7 THE TIPPING POINT / TEARS FOR FEARS
8 FABLES FROM FEARLESS HEIGHTS / THE LICKERISH QUARTET
9 C'MON YOU KNOW / LIAM GALLAGHER
10 THE BOY NAMED IF / ELVIS COSTELLO & THE IMPOSTERS

11 BEING FUNNY IN A FOREIGN LANGUAGE / THE 1975
12 FEVER DREAMS PTS 1-4 / JOHNNY MARR
13 STEADY / SLOAN
14 10 TRACKS TO ECHO IN THE DARK / THE KOOKS
15 THE ALCHEMIST'S EUPHORIA / KASABIAN
16 VIVA LAS VENGEANCE / PANIC AT THE DISCO
17 UNLIMITED LOVE / RED HOT CHILI PEPPERS
18 AUTOFICTION / SUEDE
19 MIDNIGHTS / TAYLOR SWIFT
20 ASPHALT MEADOWS / DEATH CAB FOR CUTIE

21 EMOTIONAL ETERNAL / MELODY'S ECHO CHAMBER
22 ピリオドは踊る / 感覚ピエロ
23 BLOOD / JULIANA HATFIELD
24 OOCHYA! / STEREOPHONICS
25 WILD LONELINESS / SUPERCHUNK
26 JUDE / JULIAN LENNON
27 FLICKER / ANDY BELL
28 BLUE REV / ALVVAYS
29 CHANGE THE SHOW / MILES KANE
30 TICKETS / 竹内アンナ

31 LIFE IS YOURS / FOALS
32 MAINSTREAM SELLOUT / MACHINE GUN KELLY
33 WET LEG / WET LEG
34 CULT LEADER TACTICS / PAUL DRAPER
35 BARN / NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE
36 JUBILEE / JAPANESE BREAKFAST
37 ALL SOULS HILL / THE WATERBOYS
38 1ST CONGREGATIONAL CHURCH OF ETERNAL LOVE (AND FREE HUGS) / KULA SHAKER
39 LAUREL HELL / MITSKI
40 KEEP ON WITH FALLING / THE BOO RADLEYS

41 HELLFIRE / BLACK MIDI
42 MOTOMAMI / ROSALIA
43 DIALOGUE / HOWARD JONES
44 RIBBON AROUND THE BOMB / BLOSSOMS
45 THERE IS SO MUCH HERE / GLEN PHILLIPS
46 SPACE FORCE / TODD RUNDGREN
47 TRUE NORTH / A-HA
48 A LIGHT FOR ATTRACTING ATTENTION / THE SMILE
49 MR. MORALE & THE BIG STEPPERS / KENDRICK LAMAR
50 ALPHA GAMES / BLOC PARTY

フォローしてね!

ギタリストだのベーシストだの言っても、本来は職業じゃなくて役割に過ぎないわけで、ギター抱えて歌えばヴォーカリストだし、抱えててもフェーダーが下がり切ってればギタリストでもない(はず)。

 

標題はもちろん年明け早々のジェフ・ベックの訃報にひっかけたものですが、以前から書きたかったこと。

最後のオリジナルアルバムは2016年だから、生きてれば次作もあったかもしれないし、新作後すぐの死だったボウイほどじゃなくても、いちおう現役認定してよいのでしょう。

 

「ギター殺人者の凱旋 BLOW BY BLOW」「WIRED」の2枚は19756年という時期にあって、フュージョンブームの先駆けとなり、パンク~ニューウェーブの流れにおきざりにされた人達がドッとなだれ込んで大人のジャズへ向かう水路を作ったと言っていいでしょう。

 

歌モノしかノレないこのあたしですら「ギターでこれほど多彩な表現が可能なら歌がなくても聴けるな」と思ったもの。とはいえ時代をリードする音楽になりえたかというと、そこはやっぱり人の声ほどの訴求力はない。

日本では80年代に入ってもスクエアとかカシオペアとかバンドやってる人の間では人気あったけど、ジェフ自身もその後記憶に残る作品は「People Get Ready」(ロッド・スチュアートと組んでカーティス・メイフィールドをカバー)くらいだしね、やっぱ歌モノ。

 

JEFF BECK, ROD STEWART - People Get Ready (1985)

 

もし、ジェフがあえて歌う選択をしていれば?と思うんですよね。

エリック・クラプトンがソロアーティストとして今の地位があるのも、自ら歌ってヒットを飛ばしたからで、そうでなければゲストとしていいように使われるか、昔の曲で商売するしかないんですよね。

じゃあジェフがそんなに音痴だったのか?という疑問も沸きますが・・・聴いてみましょう!

 

JEFF BECK - Hi Ho Silver Lining (2003)

あたしから見れば、エリックとどっこいどっこいの歌唱力だと思うんだけど、まぁロッドという強力な歌い手と組んでいた過去があるからこそ、自分がヴォーカルって気にはならなかったということか。

 

ガタガタ言う前にまず歌えばいいじゃん!と思うギタリスト、他にもいますよ。

 

単音でツラツラ弾きまくるようなギターソロが駆逐されたポストパンク時代のギターヒーローの代表がこの人、JOHNNY MARR。

 

THE SMITHS - This Charming Man (Live)

初めて聴いた、観た人は「なんじゃこりゃ?」と思うでしょうが、あたしもかつてそう思ったwww

ですが、これがその後の英米双方のギターロックに最も大きな影響を与えたバンドなんですよ。ザ・スミス。

本国イギリスのみならず、特に90年代の米国オルタナティブ系のバンドのインタビューで、影響源として最も多く名前が上がります。

「ローリングストーン誌の選ぶ史上最も過小評価されている25人のギタリスト」第15位も納得。

 

この曲もイントロはギターソロといえば言えるんですが、バッキングでもあるし、サビ以外はずっとこのパターンを中心に弾いてる。

その音に英国情緒と皮肉と憎悪をまぶした歌詞をのっけて朗々と歌うモリッシー。彼がテキトーに回してるのが歌メロなわけだから、昔ながらの作詞・作曲という概念からすればモリッシーが作曲ということになるんだろうけど、ジョニーのギターがないとなにも始まらないチームですよ。

 

まぁ自ら歌う選択をしなかったがために、いいように使われた名ギタリストの代表のような人。スミスの解散後、動向が注目されてたものの、ブライアン・フェリーやらプリテンダーズとセッションしたり、その後、ひとりプロジェクトだったTHE THEの正式メンバーとしてアルバム2枚を作って来日もしました。

 

リンゴの息子ザック・スターキーらを引き入れたジョニー・マー&ザ・ヒーラーズでやっと歌う気になったのが2003年だけどパッとしなくて、またギター侍の放浪に戻ることに。MODEST MOUSEやTHE CRIBSという英米のそこそこのバンドに正式加入というニュースを見るたびに思う「あんたがやる仕事じゃないでしょ!」

 

そして、やっとソロアーティストとしてやっていく決心をして2013年に1st発表。

聴いてみれば悪くないんだけど25年遅かった。この選択をすぐにしていれば、スミス旋風の勢いのままいいところに行けたと思うんですけどね。

 

JOHNNY MARR - Spirit Power and Soul  (2022)

 

 

さてジョニー・マーと同様の残念さがあるのが、去年再解散したNUMBER GIRLの田渕ひさ子。彼女の場合は解散後すぐに自分のバンドtoddleを率いて歌い出したので「歌わない」わけじゃないんだけど、あまり注目されないし、パッとしませんね。

まるでジョニー・マーをなぞるかのようにbloodthirsty butchersやフルカワミキのLAMAに正式加入したりするものの、やっぱりいいように使われた感。

どんなギターを弾くのか見てみましょう。

 

NUMBER GIRL - OMOIDE IN MY HEAD (last live, 2002)

椎名林檎とは同郷のバンド仲間で、あたしは向井秀徳の歌が

好きじゃないので、林檎with田渕のバンドでデビューしてたらと夢想せずにはいられないのです。

一回限りのコラボはその後何度かあり、3年ほど前にも「正しい街」をミュージック・ステーションで披露、林檎の横で「正しいギター」を弾いていました。これほど相性がいいのになぁ。

デビュー前にいっしょに組む話もきっとあったと思うんだけど、パーマネントでやるには相容れないものがあるのかも。バンドはむずかしいネ。

 

 

21世紀には良くも悪くもスーパーギタリストというような存在が注目される時代でもないけれど、この人なんかはそれに近い存在。リズムプレイの魅せどころが多いのも「ギターソロが始まるとスキップする」時代ならでは。

 

シンガーとしても悪いとは思わないけど、見た目のカッコよさ・派手さに見合う曲が書けていないように思う。昨年末の紅白にYOSHIKIとかのスーパーバンドで出ていましたが、このままじゃいいように使われて終わりそう。

 

MIYAVI - WHAT'S MY NAME? (2010)

 

 

「歌えるか 歌えないか」なんて線引きは楽器と違って存在しないわけで、ジョン・レノンじゃなくとも自分の声なんて好きじゃないに決まってる。

そこを超えて表現したいものがあるのか、ないのかの問題で、恥ずかしくてもパンツを脱がないと何も始まらないのです。

 

ジミヘンだってあれだけ派手なギタープレイをやっててもなお物足りないものがあったからこそ、横に立つシンガーを見つけてくるんじゃなくて、自分で歌わざるをえなかったんでしょう。

彼の音楽はあたしにはあんまり響いてこないけど、なにかを求めるその熱量が人をかき立てるんだってことだけはわかります。

 

後からごちゃごちゃ言っても歴史にifはないですね。

ジェフ・ベックがもし自分で歌って成功してたらあの2作はなかったかも・・・と思うとロックの歴史にとっては歌わなくてよかったのかも、というのが結論。

 

 

フォローしてね!

今年もまたギリギリセーフな感じです。新曲です。

 

前半はけっこう余裕があって、2曲同時進行でテーマもリンクしていたので「これは初の年2曲いけるか?」と夢を見ていたのですが、なかなか育ってくれずに結局自然につながって1曲に。まぁたまにはこういうのもいいでしょう。

 

今年はいろいろ故障に悩まされました。
制作用のデスクトップPCは去年から騙しだまし使ってたのが、起ちあがらなくなる頻度が増えて、新品に買い替え。

夏には普段使いのノートPCの方がバッテリー膨張で、あえてリスクを承知で互換品を注文したのですが、中国から3週間ほど待ってやっと届いたら、100%充電はできても5分も経たないうちに落ちてしまう。やっぱ互換はダメかと諦めてメーカーに交換をお願いしたら、実は分解した際になにかが挟まったのが原因。素人がやるとこんなもんですが、自分でやってみないとわからないこと、それはそれで勉強と納得。

その他、冷蔵庫の霜取り時の排水が定期的に漏れるようになったり、オーディオインターフェースのコード不良やらなにやらで、メーカーに電話したり送ったりすることが多くてね。

夏の終わりには義理の父が亡くなって、先週も含めて何度か北九州まで往復したりして、なかなか落ち着いて制作できない状況でした。
手続きに行った区役所では、妙に高飛車なお役人がいたりして辟易。それでも、介護スタッフの方たちが友達のように義父に接してくれていたようで、最後に会った時はあたしにも攻撃的になっていたりしたので、その分救われた気持ちになったのです。

葬儀と手続の手順など頭の使いすぎでかなり疲れてたのでしょう、ネットで帰りの便(福岡→羽田空港)を買ったはずが、全然逆でしかも空港も違うチケット(羽田→北九州空港)だったことに、博多駅まで来て気がついたり、めちゃくちゃでした。もう自分を信じないw

ところが空港のカウンターのお姉さんが親切で「LCCならもっと安く買えますよ」とか、頼んだわけでもないのに前日購入の価格でチケットの買い替えができるように上の人に掛け合ってくれて、結局差額まで戻って来たりして、スターフライヤーの株でも買ってあげようかという気になりました。彼女の制服はANAだったけど。商売は損して得取らんとね。

家族の死や自分の失敗と言うネガティブな経験のおかげで、人の善意に触れることができて清々しい気持ちで帰ることができたのでした。

よっぽどお金に困ってる人に見えただけかもしれないけどww

この数年、車での遠乗りからは遠ざかっていて、去年などは一回もETCを使わなかったので、カード会社から年会費を取られてとても悔しい思いをしましたが、義父の家から荷物を移動する用事もあり、9月末に初めて小倉まで帰省ドライブ、行きも帰りも片道14時間位でした。
初めて山陽道を通ったのですが、照明がついているところが少なくて、陽が落ちてしまうと、真っ暗な道を先頭で走るのはなかなか怖くて80㎞くらいしか踏めませんでした。いや、80㎞制限ではあるんだけどww


で、ロングドライブに当たってドライブレコーダーというものを導入したのですが、その画像データを見てるとけっこう楽しくて飽きないので、今回動画のバックはこれを使ってみました。データはどんどん上書きされていくので、山陽道などはイベント時(急停止など)しか残ってないので、ほとんどは東名~首都高です。

そろそろ聴いてもらいましょうね

 

詠愛/不霊愛 AIFULAI

 

曲のテーマはズバリAI
字幕の歌詞はOfficeオンライン(Web上でExcelやWordが使える無料サービス)でWordのディクテーション機能を使って、ヴォーカルのみのトラックを再生してPCの内蔵マイクで読ませたものですが、これもAI技術の賜物でしょうね。


え?これが今のAIの限界かって?
私の発音のせいもあるけど、文章として成り立ってないと判断すると、別の有意なものを選択しようとするからでしょうね。たまに人の声じゃないと判断して無視したりもするし。

特にこの曲の歌詞は意味を考えてしまうとなかなか大変かと。読ませながらWordの画面を見てると、いろんな選択肢を出しながら「いや、これじゃない!」とくるくる悩んでいる様子がおかしいので、動画に撮ってみました。
同じ歌でもaikoとかクッキリしたものだと演奏付のCDの音でもけっこうちゃんと出てくるのです。皆さんも試しにやってみてください。

 

曲の特徴としては、後半のリードシンセのソロでしょうかね。
歌詞にもまだ手がつかない、けっこう早い時期にアドリブで弾いたものですが、その分何ヶ月もずっと聴いてたので、もう曲に不可欠な要素になっちゃった。

こういうリード音色って昔はフュージョンっぽくてもっともキライな類のものだったけど、プログレセッションの時に練習したGENESISの「Cinema Show」をきっかけにモノシンセの面白さを知ったのです。これはタッピングのギターソロと同じ原理で弾けるんだなと。

まだAI利用の作曲ソフトを使ったことはないんですが、CMとか劇伴とか機能的な音楽ならお望みどおりに作ってくれそうな気がします。もしかしたら新しい視点が得られるかも、という期待からソースネクストで安いヤツを買ってみました。AIにおまかせするなら私が作る意味はないけど、来年の曲に反映されるかも?

AIミュージックは人間の作るものとそんなに変わらない気がするけど、AIアートはスゴイ!と思うのはあたしが絵心ゼロ人間だから?

話題の「AIピカソ」というアプリを入れようと思いましたが、案の定スマホが古くてダメでした。先月にはいよいよディスクユニオンのアプリまでが対応しなくなったし、来年早々新しいiPhone買いに行く予定。
芸術性をいうと話はまた別かもしれませんが「こういう文章に合うちょっとした挿絵が欲しい」なんて時の実用性は充分にあるんじゃないでしょうかね。

去年はAIに関する本を2冊読んでみたのですが、初歩的過ぎるものと高度過ぎるものだったのでもうちょっと勉強できればよかったけど、このテーマでは改めて書いてみたいです。

すべてが統合されたAIというのは、そんな簡単には現実化しないのかもしれないけど、ホモ・サピエンスも生物の一系統として、今後どんな進化をするのか?当事者から見るとそんな進化なんてあるのか?って気にもなるけど、それは起こるのでしょう、たぶん。

突然変異と自然淘汰だけでは説明できないってのは同時代のファーブルも批判してたし、そこからネオ・ダーウィニズムも進んできているんでしょうけど、私の勝手な素人理論では、進化には「意志・欲望」が強く影響してるんじゃないかと思うんですよね。

キリンは首がもっと長いといいなと思ったんだろうし、ゾウさんも鼻が長いと便利かなと思ってそうなったんじゃ?
奈良のお山でバンド合宿したお話を書きましたが、ドラマー所有の築200年という古民家は、身長165cm程度のあたしが鴨居に頭をぶつけないかと心配になるほどの低さ。昔の日本人は小さかったんだなぁと実感しましたが、200年といえばせいぜい10世代程度、自然淘汰とか環境適応とかだけでは進化論ベースの説明ができそうもない。大戦後に栄養状態がよくなって洋食化の影響を受けたというだけでこれを説明できるのか?
欧米の人を見る機会が増えて「背が高くなりたいな」って気持ちも進化におおいに関与したのでは?と。

もし進化を加速させるのに「意志」の力が大きく働くのであれば、ホモサピエンスは生物学的に進化する必要度が減って、環境の変化による進化以外はなくなってくるのかも。

人間は生物的進化なんぞ待ちきれずに、道具・技術を開発することで短期間に欲望を実現させ続け、ついには遺伝子そのものを操作できるまでになり、人工知能(AI=Artificial Intelligence)を実現させようとしている。自立的な人造人間のようなものはまだまだ道は遠そうですが、各分野でのAI技術の発展はご存じのとおり。

いわば進化した人類を自分の手で作ろうとしてるわけで、そのうちに人間とAIとの触れあいが最重要課題となる時代がやってくるのかも。今回の曲では意図しないままに不穏な言葉が積み重なって終わってしまいましたが、カエルの子はカエルなのかどうか?


動画の字幕はAIの空耳。ホントの歌詞はこちら↓
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    詠愛/不霊愛    AIFULAI
    
Come back                            
音にすれば微量とはいえ ありえない Love precious deeds
硝酸浴びる?浴びない? アラビアナイト
偶数倍パーティー トリニダード

do the dressup 世紀の末尾                  
君の思う黄緑と 彼の黄緑は同じ色? 蜘蛛が編む自宅    
スクショ 粛清    not bad    独唱 sxxt python
どんより論よりなによりエビデンス アパシーのトルネード
底なしに沈むジェノサイド

シャローム 修羅 シャローム
枯れ木賑わすドライフラワー    曰く 腐ってもリバティーン    
甘く 誘う 淡く 喩う    奪いあう

That's nice 刺さる中性視線    

五月雨 誰? アーミッシュ? ♯ハッシュタグ
so much for that代数から加わるプール
Mayday 救難発する    payday 集団ハッスル
Busy Lakeで飾り立てた 慈愛の橋 グリーンランド
ゆっくりと幾何を覚えて    妄想しましょ
錆び浴びラビ荼毘に附します 葬送しましょ 
愛を詠えAI 快を与え AI    
            
Love me do Do love me doんな色眼鏡で
not again not again never again 見られてももう
Let us 高揚 Storm Gold Fever

愚理が通れば妙理が引っ込む
Thanx to U so badass spellbound       
wh-wh-wh-who cares?

I'd like you to give us Decca-Dance                              
愛を詠AI 差異を讃AI 愛を詠AI 差異を讃AI
言葉さえ君を知るに足りない    


Go-around 上昇転じたジェットプレインのsteam    
Today tomorrow 切ないフレーズ 切れないフューズ
ジェルネイル染めるは コーラルピンク
Blood has been some kind of Man-made mermaid
ベンゼン環 芳香しい マイクロスコープ 進化しすぎ
神秘な結合 白日の下に    曝した代償 贖い切れない
いつしかまた 生き写しかマター    尊い個性を叫んだところで
UとIとはそんなに違わない    

暴走する大脳 模倣するんだ I know
武力は行使しないことで    最大の効果を生むという
妄信に敗れる進化論    祭神に捧げる1ガロン
限度額まで買い込む不協を 散弾ばらまく高次倍音
機械は自然を模して作られ 理解は思念を燃して裁かれ
罪を加えあい 害を分かちあい 猥を交わしあい    

美を 慶びよ 畏れ見よ されば未来によ
美よ 慶びを 姿形さえ 記憶のままに ㋚㋐
引力という権力あってこそミルククラウンみたいな秩序美も

下層民まで享受できるのだと

監視カメラのビッグデータ つぶさに見つめ
フェイクか否か フレーム単位に精査
どんなリアルな夢も    絵空のような現実も
脳内劇場 単館上映    圧巻のスクリーン

美よ あまりにも 誤解のサルベージ
「聴いてよ 君よ」    
美を 哀しみよ    延命望むほど 羨望されるよな身を

無人の星に飛び交う    最新鋭兵器

是 死霊とヴィーナスの 交わりなり        

殲滅作戦ハ成功セリ        
想像を超えた静かなハルマゲドン    
赤い血は一筋も流れない

 

フォローしてね!

今日はハロウィーンだそうで、韓国では大きな事故が起こって大変だけど、私は10年前に出たイベントのことを思い出しました。リブログってやったことなかったけど、リンク張るよりもこっちの方がお手軽なのかな。

カタカナで「ハロウィン」ってよく書いてあるけど「ハロウィーン」じゃないの?と調べたら、伸ばすのは英国流みたい。

【[US] hæ̀ləwín | [UK] hæ̀ləuíːn】

とアクセントの位置も違う。

メタルのHALOWEENはドイツのバンドだし、あたしはこれで育ったから「ウィーン」じゃないとしっくり来ないなぁ。

 

JAPAN - Halloween

 

そんな話とは全然関係ないんですが、先週5年ぶりにカラオケに行ってきました。今年の新曲もそろそろ歌メロ・歌詞を確定しようという時期でいろいろ試してるんですが、どうもノドが詰まって調子が悪くて。こういう時は思い切り歌ってノドを開くに限るのです。

 

オープニングはいつものように「ボヘミアン・ラプソディ」から。これで高音から低音までノドを全開にするイメージ。

 

これまでは採点とか興味がなかったんですが、TVで点数を競うような番組が最近よくあるし、そこで出てくる音程の画面はMelodyneなんかの音声補正プラグインと同じようなものなので、気になってたので今回チャレンジしてみました。

 

そしたら、なんかね「表現力」の項目だけやたら低いんですよ。

いちばん自信のある曲ですらこんな感じ。

ライブと同じでなによりノリ重視なので「安定性」「音程」が低評価でも「リズム」がよければ納得なのですが、表現力がこんなに低いって、自称・表現者の端くれとしてはさすがに不本意なり。

 

下の方では口先だけでいろいろ褒めてくれるんだけど、そんなのもう目に入らない、意地になって表現力を駆使しようとするアタシwww

ジュリーなんてそもそも正しい音程からどんどん外れていく歌い方で、その逸脱こそが美点なわけだから、音程などもっと低い得点でもいいと思うけど、そこは考慮ずみみたい。

 

もっとシャウトするヒデキもこんな感じ。

トイレに行った時にマイクスタンドがあるのに気づいて、ヒロミ「GOLDFINGER'99」の振りを完コピ。昔は自前のスタンドを持ち込んで歌ってたのです。

 

「表現力」って何なん?

という疑問ばかりが渦巻く。

じゃあ女子の歌ではどうか?というと

ノンビブラートのつもりなんだけどなぁ。こいつホントにわかってんのか?

aikoの「カブトムシ」「ボーイフレンド」もおんなじような結果

 

じゃあ、若い頃さんざん聴き込んで歌い込んで、息の抜き方の細部までモノマネ並みに完コピできる甲斐バンドならどうだ!

あんまり変わりませんな。。。てか表現力は赤点にwww

 

結局、最高得点を出せたのはこの曲だけど、表現力が上がらない以上、ここらが限界みたい。

 

ってことで、モヤモヤした気持ちのまま、4時間で30曲くらい歌って打ち止めにしました。

 

家に帰ってカラオケの表現力について調べてみると

端的には「抑揚・しゃくり・フォール・こぶし」の4要素ということらしい。「フォール」というのは「グリスダウン」ですね。

「しゃくり」はかなり多用してたと思うんだけど、当てるべきポイントがあって、そこで使わないとダメみたい。

 

まぁ点だけを上げるなら、踊ったりせずに歌に集中して、自分のキーに合わせて歌うべきなんだろうけど、目的はあくまでノドを開くこと、高いキーも無理やり歌って広げる必要があるので全部原曲キーで歌いました。

 

フリータイム・ドリンクバー・ソフトクリーム付で880円。いつかまた高得点狙いでリベンジしに行ったろかしら。