本日は、GW期間中(4月28日(日)~5月 6日(月/祝)&第5週(小林志光師範の)「家族の日」という事で、通常稽古はありませんでした。
しかし(!)、17時00分~21時00分に「特別稽古」(六会公民館ホール)をしました。
さて、タイトルの件ですが、近々こういう事が身の回りであった、という事ではありません。数日前に配信を受けていますメルマガの記事としてありましたので、あくまでも一般論です。ただ、自分は空手道に関して志空会内ではトップであり、技術面でもトップと思われています。つまり、組織と指導の両方でトップですので、志空会内では「全能」とも言えます。ですので、パワハラをしてしまう可能性が小さくはありません。そういう事で自戒の意味を込めて、記事の紹介をして行きたいと思います。
配信者(筆者)は、企業や団体のハラスメント防止のコンサルタントをしている方です。そして、このブログは、記事の内容を紹介しつつも私見が混とんと交じり合っています。内容についての責任は、私小林志光にあります。
ます、記事は「パワハラをする人たちの共通思考」というのを取り上げています。パワハラだけでなく、ケンカや冷戦、セクハラ、盗難を「ほぼ必ずしてしまう人たち」には、それぞれに共通する特徴があるように思えると、筆者は述べています。そして、「パワハラをほぼ必ずしてしまう人たち」にも、やはり考えている事や性格に共通点があるとしています。
<パワハラの6類型>
筆者は、パワハラをする人たちに共通するのは、「自分は悪くない」と考えている事だと、言うのです。これらの人達は「自分は言いたい事の2割くらいしか口にしておらず、至らない相手(被害者)に対しては、むしろ自分を押し殺し、寛大に接している」と信じているのです。したがって、パワハラと言われても致し方ない部分はあっても、それでも「パワハラ」と騒がれるのは心外だと思っているのです。
つまり、多少の自覚があっても、決して自分の非を認めようとしない所に特徴があるのです。類型化すると以下の通りになります。
(1)自分の行為がハラスメントだと(まるで、あるいは殆ど)気づいていない人。【分かっていない人】
(2)パワハラ行為があっても、それは許容されることだと考えている人。【気にしていない人】
(3)相手が傷ついたり、周囲がどう思っても、気にしないか、むしろそれを楽しんでいる人。【人の気持ちがわからない人】
(4)注意をされても、それに逆切れし、パワハラ行為をやめようとしない人。【逆切れする人】
(5)前項のいずれかに該当し、更には、自制ができない=パワハラ行為を止められない人。たとえば、すぐに怒り出して、言葉の暴力をふるうのを止められない。この人が「カーッとなる」のを防ぐのは無理と思える。【話してもムダな人】
上記の一つのどれか又はそれ以上にに該当する人は、パワハラで他人を苦しめているのに、ほとんどの場合、自分が悪いとは思っていません。
(1)の場合は、自分のハラスメント行為に気付いておらず、(2)の場合は気付くいてもて許容される事と考えていますから、自分が悪いとは考えません。
(3)と(4)の場合には、自分がパワハラをしているという自覚があったり、被害者の存在がはっきりしていても、やはり自分の非を認めようとしない人なのです。
以上は、個々人の観点からの考察です。更に、個々人だけでなく、それらの事を許してしまう、認めてしまう環境、もっと端的に言えば組織の問題なのです。つまり、そういう人を放置してしまう組織の在り方が問題なのです。
それぞれの組織には、その成り立ち、構成員、歴史等があります。そういう事でパワハラが発生し易い組織や団体があります。敢えて言いますと、空手道の道場はそういうリスクが少なくないと思います。
上下関係(社長と社員/上司と部下/先生と弟子/先輩と後輩)がある所にパワハラ等のハラスメントのリスクがあります。つまりは、どの様な組織でもそういう可能性があるという事です。
そこで、大切なのはそういうハラスメントを防止する又は発生しても被害を最小限にする仕組みなりシステムがあるかという事です。もっとも大切なのはやはりトップの考え方と有り方です。そして、トップが先頭に立って作る、そういうハラスメントを許さない組織風土の醸成が重要だと思います。
このメルマガは企業向けですので、こんな厳しい事が書かれています。
(転載開始)
こうしたパワハラの行為者たちに対して、カウンセラーとしてどんな対処をするかは、前回の記事に書きましたので説明は割愛しますが、ここで着目すべきは、組織がそんなパワハラ行為者たち(パワハラで人を苦しめながら、自分がわるいとは考えない人たち)を普通に雇用している点です。
企業などが私(筆者)をカウンセラーとして雇うのは、ほぼ例外なく、すでに組織内で問題が大きくなり、被害者が何人も出て、手に負えなくなってからです。
そうなるまで彼らは、ほとんどその問題とまともに向き合うことなく、パワハラ行為者を放置してきているのです。<小林志光:「彼ら」とは組織のトップの事です。>
繰り返しになりますが、パワハラの行為者たちは、(たまたまではなく)「ほぼ必ずしてしまう人たち」です。
パワハラの行為者だけでなく、(先に例として挙げた)職場で揉め事を起こす人たち、セクハラまがいのことをする人たち、手癖のわるい人たちも、同じく「ほぼ必ずしてしまう人たち」でした。
つまり、全体の中には、一定の割合で「ほぼ必ずしてしまう人」が存在するのです。これはカウンセラーをしていると、まともに実感することです。
(転載終了)
「組織はトップで決まる」というのは、何も独裁的な組織だけではありません。いわゆる民主的な組織でもそうです。つまりトップの考え方が大切なのです。