クラシックギターの人気曲、ローラン・ディアンスの「タンゴ・アン・スカイ」を弾いてみました(^^♪
タイトルは意訳すると「模造品のタンゴ」。
「スカイ」とはフランス語で人造皮革のことで、アルゼンチンといえば高級革製品で有名ですが、そこに引っかけて「本場のタンゴではなくてイミテーションのタンゴだ」と洒落で付けたタイトルです。
もともとはディアンスがパーティーで即興的に演奏した作品で、タンゴのパロディでありつつ、随所にヴィラ=ロボスのプレリュードやエチュードからのフレーズが現れるなど、全体にウィットに富んだ仕掛けが施された楽しい作品。
初めてこの曲を聴いたとき、それまでクラシックギターといえば真面目なイメージが強かったのを、こういったジョークやパロディの要素のある作品があることを知って、目からうろこが落ちた気がしました。
それにしても一種の冗談で作った作品が自分の代表曲と言われて、ディアンス自身は少し不思議だったかもしれません。