新潟ひとり旅(三日目)
5月3日(月)
一人旅は三日目。
ソロツーリングはだいたい三日目あたりから心が「日常」から離れ
ただただ「走る人」へと変化しはじめる。
そう、日ごろは背中の奥深くに折りたたまれてしまっている翼が
パキポキと音をたてて大きく広がっていくカンジ。
まさに「Riding of Ecstasy」。
両津港から新潟港への戻り便は12時40分出港。
あまりのんびりもしていられない。
昨日、走れなかった佐渡のもう1つの山「トンデン山」に向かう。
この山は登山やハイキングで人気らしい。
展望台に向かう南側のワインディングはとにかく急でタイト。
しかも路面がコンクリートブロックだったり。
展望台は登山客向けの山小屋がポツンとあるだけ。
だいぶ殺風景。
まぁ、これはこれで。。。
この山からも佐渡のくびれが一望できる。
峠の反対斜面はなんと凍結通行止め。
もと来た道を引き返して両津に戻る。
そのまま今回はあきらめた南側へ海岸線をちょっと走ってみる。
なんでも日本最古の鉄製灯台があるらしい。
姫崎灯台。
灯台の向こうには本州が。
と、プチ観光して両津港からフェリーで本州にもどる。
フェリー埠頭にはすでにたくさんのライダーが乗船を待っている。
カーフェリーは船首と船尾にそれぞれ自動車を入れるゲートがついていて
帰りは船首が大きく跳ね上がった巨大ゲートから飲み込まれる。
再び、2時間30分の船旅を経て、、、
船倉のゲートが開き、
無事、新潟港に到着。
実は昨日、佐渡島に上陸してすぐに
所属しているオートバイクラブのメーリングリストに
「佐渡島一人旅なう」とメールを流したら
何人かのメンバーが同時に新潟県内をツーリングしていることがわかった。
そのうち、友人で群馬のカスタムショップ「ブルドッカータゴス」の田子氏が
直江津に向かっていて今夜は飲み会をやるとのこと。
これは合流するしかないでしょう。
ということで一路、直江津に。
新潟市からは海岸線の国道を選んで直江津に南下する。
だいぶ日が陰ってきたところで
原発で有名な柏崎刈羽あたりから北陸自動車道に上がり
一気に直江津を目指す。
田子氏が一緒に予約してくれた今宵の宿、
JR直江津駅のドン前「ホテルセンチュリーイカヤ」のロビーに到着すると
田子氏のほか、3人が待っていた。
そのメンバーの1人、センスケはなんとたまたま直江津を走っていたところ
田子さんたちが見つけて声をかけて合流したとのこと。
なんという偶然。
さらに面白いのはそこに集まったバイクのナンバーが全て違うこと。
品川、横浜、さいたま、前橋、栃木。
すべて他県の人間がなぜか新潟・直江津に集まり
これから飲み会をやろうという。
なんとも気ままなバイカーならではの出来事。
田子氏が懇意にしているという駅からほど近い居酒屋が
今夜の飲み会の会場らしい。
失礼ながら直江津にあって
ここは青山か、
と思わせるくらいセンスのいいお店で
CB1100Rのオーナーだというご主人と奥さまかな(?)
お二人で切り盛りされているご様子。
料理もさすがの新潟。
新鮮な魚介にカニまでいただき
地元の焼酎(これがまたスッキリとしていて…)。
堪能させていただきました。
わざわざこのお店に行くために直江津まで足を運ぶ価値ありの★★★。
実際、今後はしばしばバイクを飛ばしてのみに来るつもりです(!)
というわけで、思いがけない夜が酩酊とともに更けていきました。
※4日目に続きます。
一人旅は三日目。
ソロツーリングはだいたい三日目あたりから心が「日常」から離れ
ただただ「走る人」へと変化しはじめる。
そう、日ごろは背中の奥深くに折りたたまれてしまっている翼が
パキポキと音をたてて大きく広がっていくカンジ。
まさに「Riding of Ecstasy」。
両津港から新潟港への戻り便は12時40分出港。
あまりのんびりもしていられない。
昨日、走れなかった佐渡のもう1つの山「トンデン山」に向かう。
この山は登山やハイキングで人気らしい。
展望台に向かう南側のワインディングはとにかく急でタイト。
しかも路面がコンクリートブロックだったり。
展望台は登山客向けの山小屋がポツンとあるだけ。
だいぶ殺風景。
まぁ、これはこれで。。。
この山からも佐渡のくびれが一望できる。
峠の反対斜面はなんと凍結通行止め。
もと来た道を引き返して両津に戻る。
そのまま今回はあきらめた南側へ海岸線をちょっと走ってみる。
なんでも日本最古の鉄製灯台があるらしい。
姫崎灯台。
灯台の向こうには本州が。
と、プチ観光して両津港からフェリーで本州にもどる。
フェリー埠頭にはすでにたくさんのライダーが乗船を待っている。
カーフェリーは船首と船尾にそれぞれ自動車を入れるゲートがついていて
帰りは船首が大きく跳ね上がった巨大ゲートから飲み込まれる。
再び、2時間30分の船旅を経て、、、
船倉のゲートが開き、
無事、新潟港に到着。
実は昨日、佐渡島に上陸してすぐに
所属しているオートバイクラブのメーリングリストに
「佐渡島一人旅なう」とメールを流したら
何人かのメンバーが同時に新潟県内をツーリングしていることがわかった。
そのうち、友人で群馬のカスタムショップ「ブルドッカータゴス」の田子氏が
直江津に向かっていて今夜は飲み会をやるとのこと。
これは合流するしかないでしょう。
ということで一路、直江津に。
新潟市からは海岸線の国道を選んで直江津に南下する。
だいぶ日が陰ってきたところで
原発で有名な柏崎刈羽あたりから北陸自動車道に上がり
一気に直江津を目指す。
田子氏が一緒に予約してくれた今宵の宿、
JR直江津駅のドン前「ホテルセンチュリーイカヤ」のロビーに到着すると
田子氏のほか、3人が待っていた。
そのメンバーの1人、センスケはなんとたまたま直江津を走っていたところ
田子さんたちが見つけて声をかけて合流したとのこと。
なんという偶然。
さらに面白いのはそこに集まったバイクのナンバーが全て違うこと。
品川、横浜、さいたま、前橋、栃木。
すべて他県の人間がなぜか新潟・直江津に集まり
これから飲み会をやろうという。
なんとも気ままなバイカーならではの出来事。
田子氏が懇意にしているという駅からほど近い居酒屋が
今夜の飲み会の会場らしい。
失礼ながら直江津にあって
ここは青山か、
と思わせるくらいセンスのいいお店で
CB1100Rのオーナーだというご主人と奥さまかな(?)
お二人で切り盛りされているご様子。
料理もさすがの新潟。
新鮮な魚介にカニまでいただき
地元の焼酎(これがまたスッキリとしていて…)。
堪能させていただきました。
わざわざこのお店に行くために直江津まで足を運ぶ価値ありの★★★。
実際、今後はしばしばバイクを飛ばしてのみに来るつもりです(!)
というわけで、思いがけない夜が酩酊とともに更けていきました。
※4日目に続きます。
新潟ひとり旅(二日目 続き)
5月2日(日)の続き
お昼に念願の佐渡島に上陸。
さて、どう廻ろうか。
佐渡は意外と大きく、外周でおよそ280km。
東京23区の面積とほぼ一緒らしい。
1日で一周するのはちょっと難しい。
あまり開けていない島の北側を集中的に走ることにする。
まずは加茂湖を左に見ながら金井~スカイライン~相川と
島の真ん中を抜け外海側の海岸線に出るルート。
海抜1000m近いスカイラインの展望台からは
佐渡島の「くびれ」で左右の海岸線が一望にできる。
相川側に下って行くと有名な金山跡がキレイに整備された観光地になっていた。
とても興味深かったが早く島を廻りたかったので今回はパス。
予想通り外海側の海岸線はとても日本の風景とは思えないくらい素晴しい。
以前、仕事で訪れたイタリア・サルディーニャ島の海岸線を思い出すと言ったら大げさか。。。
北端の岬付近にある「大野亀」信じられない大きさ。
一個の巨大な岩とのことだけど山にしか見えない。
こっちは「二ツ亀」。
岬から下った海岸のキャンプ場のロケーションが素晴しい。
ぐるっと北半分の海岸線を走って両津に戻り
今夜の宿「両津やまきホテル」
一人で温泉旅館に泊まるのは初めて。
だいぶ年季が入ってるけど。。。
お待ちかねのフルコース。
イカが丸ごと一杯、イカソーメンになっている。
美味。
なんだけど、、、
やはり一人だと旅館の食事はちょっと寂しいかな(笑)
※3日目に続きます。
お昼に念願の佐渡島に上陸。
さて、どう廻ろうか。
佐渡は意外と大きく、外周でおよそ280km。
東京23区の面積とほぼ一緒らしい。
1日で一周するのはちょっと難しい。
あまり開けていない島の北側を集中的に走ることにする。
まずは加茂湖を左に見ながら金井~スカイライン~相川と
島の真ん中を抜け外海側の海岸線に出るルート。
海抜1000m近いスカイラインの展望台からは
佐渡島の「くびれ」で左右の海岸線が一望にできる。
相川側に下って行くと有名な金山跡がキレイに整備された観光地になっていた。
とても興味深かったが早く島を廻りたかったので今回はパス。
予想通り外海側の海岸線はとても日本の風景とは思えないくらい素晴しい。
以前、仕事で訪れたイタリア・サルディーニャ島の海岸線を思い出すと言ったら大げさか。。。
北端の岬付近にある「大野亀」信じられない大きさ。
一個の巨大な岩とのことだけど山にしか見えない。
こっちは「二ツ亀」。
岬から下った海岸のキャンプ場のロケーションが素晴しい。
ぐるっと北半分の海岸線を走って両津に戻り
今夜の宿「両津やまきホテル」
一人で温泉旅館に泊まるのは初めて。
だいぶ年季が入ってるけど。。。
お待ちかねのフルコース。
イカが丸ごと一杯、イカソーメンになっている。
美味。
なんだけど、、、
やはり一人だと旅館の食事はちょっと寂しいかな(笑)
※3日目に続きます。
後藤宏行展
5月15日(土)
お仕事でお世話になっている方が
京橋の昭和画廊で個展を行っていて
明日が最終日ということに気付きあわてて伺った。
画廊はこじんまりとしたスペースだったが
額装の展示が30~40点。
それ以外にファイルに納まっている作品が数百点。
後藤さん曰く、ある日突然絵が描きたくなって
半年ほどでこれほどの点数を仕上げたとのこと。
失礼ながら絵を描く方との印象はなかったため
正直、その画力と制作点数に驚いた。
長年、広告代理店の営業マンとして活躍されてこられた後藤さんは
仕事で携わるクリエイティブには基本的にいっさい口を出さないと
ご自身で掟のようなものを決め関わってこられてきたとのこと。
そんなお話を聞きながら拝見させていただいた作品に
制作者としてなんとわがままに生きてきたことかと反省させられました。
お仕事でお世話になっている方が
京橋の昭和画廊で個展を行っていて
明日が最終日ということに気付きあわてて伺った。
画廊はこじんまりとしたスペースだったが
額装の展示が30~40点。
それ以外にファイルに納まっている作品が数百点。
後藤さん曰く、ある日突然絵が描きたくなって
半年ほどでこれほどの点数を仕上げたとのこと。
失礼ながら絵を描く方との印象はなかったため
正直、その画力と制作点数に驚いた。
長年、広告代理店の営業マンとして活躍されてこられた後藤さんは
仕事で携わるクリエイティブには基本的にいっさい口を出さないと
ご自身で掟のようなものを決め関わってこられてきたとのこと。
そんなお話を聞きながら拝見させていただいた作品に
制作者としてなんとわがままに生きてきたことかと反省させられました。