拒食症、過食症とは？質問（拒食）

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はい！　前の摂食障害の記事、過食嘔吐に対しての対応の質問、について記事にしました。

今回は、拒食、について書いてみたいと思います。

食べない時には無理に食べさせた方がいいですか？

ほとんど食べない、海藻類などしかたべようとしない・・・このままでは、栄養失調になってしまう・・・ちゃんとバランスよく食べてほしいのですが・・・

はい！質問の内容は、ずばり、食べない事に対しての対応です。　　こういう状態の時は、特に身内の方はかなりの心配、不安な事でしょう。

何か食べている、という事実を評価してください。

　それが、海藻であっても、コンニャクであっても、何かを食べている、という事は、何かしらの栄養を摂っている、という事です。

拒食症の方が好んで食べる物には、定番と言えるものがあります。

まずは海藻類、そして、サラダ、ひじきの煮物などは、ほぼ例外なく好んで食べる物、と言っていいでしょう。

これらは、本人の中で、食べてもいい物、に分類されているですが、その基準は、マスコミなどのダイエット情報です。

ダイエット食品を食べていれば太らない・・・・病気によってゆがんでいる考え（認知のゆがみ）　が、このような行動をとらすのです。

したがって、本人が食べる物はダイエット食品と言われる物のみ、流行すたりによって変化します。

ダイエットには、置き換えがいい、ヨーグルトなどがいい、バナナ、炭水化物抜き・・・・これらは、栄養の偏りを激しく進行させてしまう、間違ったダイエット法です。

では、そんな間違った情報を信じて、それしか食べない、という状況をどうしていければいいのか。

ひじきしか食べないなら、ひじきを食べる事をスタートラインにし、他の物をいかにして食べさせるか、という工夫が必要です。　　例えば油揚げやニンジンを細かくして一緒に入れる、また、煮る前に、油で炒める、という事、これは、　脂肪分はカロリーが高い・・・・という思いこみのため、油を使った食品を嫌う傾向がありますが、食べてもいい、という食品に混ぜる事で抵抗感が薄れ、少しずつ歩み寄る事が出来ます。

ヨーグルトしか食べないなら、中に果実を入れるなどの工夫をして下さい。　そうする事によって、少しずつですが、栄養を摂る事が出来ます。

本来なら、栄養バランスのいい食材を食べる事が理想ですが、症状が重いときは、いわゆる、非常時、です。　まず、何かを食べる事、これを最優先にしましょう。

栄養のバランスは、もっと状態が良くなってからでも遅くはありません。

何よりも禁物なのは、無理強いをする事です。　　親の言う事は聞かず、反抗心が強くなるばかり、という結果になりかねません。　　親の言う事を信用出来ない・・・と考えている方は、ますます状況が悪化してしまい、親の言う事よりも、雑誌やテレビの情報、周りの友達と比べてしまう、という悪循環に陥ります。

こうなってくると、目に見えない物は信用しなくなり、カロリー表記や、ダイエット情報などにしか興味がない、という状況にもなってきます。　　カロリー以外の事が考えられない・・・結果、高カロリーの物を避けて、低カロリーの物しか受け付けない、すなわち、炭水化物や脂質などのエネルギーとなる物が食べられなくなってきます。