釈放の中国人船長「起訴相当」 尖閣衝突事件 ※産経より
震災後、社会コーナーを積極的に記事にする気がおきなかったのですが、再開するのに格好のニュースが飛び込んできました。
日本は現在、未曾有の大災害からの復興と原子力発電所の危機で持ちきりですが、那覇検察審査会はしっかり動いていてくれました。
去年9月に起きた「尖閣諸島沖の中国漁船衝突事故」。元海上保安庁の一色さんが例のビデオを公開してくれなかったらそのまま闇に葬られていたかもしれないこの事件。
結果、中国側の圧力に押され実質無罪放免となっていた中国漁船船長ですが、この度那覇地検は「起訴相当」と議決しました。
以下ニュース抜粋
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沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、那覇検察審査会は18日、処分保留のまま釈放され、
公務執行妨害罪で不起訴(起訴猶予)処分となった中国人の船長(41)について「起訴相当」
と議決し公表した。
議決を受け、那覇地検は再捜査する。再び不起訴としても、検審が再び起訴議決をした場合、
船長は強制起訴される。ただ、那覇地検は昨年9月に「日中関係を考慮する」などとして釈放、
船長は帰国しており、再捜査には難航が予想される。仮に強制起訴されたとしても、
公判が開けるかどうかは不透明だ。
検審が審査したのは、昨年9月、海上保安庁の巡視船が停船を命じながら追跡した際、
漁船を巡視船に衝突させて海上保安官の職務執行を妨害した容疑。
那覇地検は巡視船の損傷は航行に支障を生じさせるものではなく負傷者がいなかったなどとして
起訴猶予としたが、議決では「軽微な損傷とは到底いえない」と指摘。
また巡視船の乗組員の証言から「人命を危険にさらす行為であったことを否定できない」とした。
続いて、船長が尖閣海域の日本領海内で操業していたことを認識していたと供述していることを重視。
漁船の乗組員が逃走を制止しようとした際、乗組員に「巡視船に撃つ勇気なんて絶対ない」と
述べた点などを挙げ、「警備を軽視し、追跡されても逃走できると考えていたことがうかがえる」と計画性を指摘した。
また「釈放を指揮した検察官が、被疑者が中国に帰国したので起訴しないと裁定したことは納得できない」と
捜査の在り方を批判。衝突の様子を撮影した海保のビデオ映像について
「事案の発生を防止し、領海での警備の実情を国民に知らしめるためにも、公開を希望する」と付言した。
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さて、「起訴相当」とされましたが、中国に帰国し消息がつかめていない中国漁船船長。実際の公判に持ち込めるのかは難しいところではございますが、日本(とりわけ沖縄の人)がこの事実を認め発信した事は大きいと思います。※実際に事件当時日本側からの発信が弱かったため、
欧米では「たかが漁船に日本の巡視艇が圧力をかけた」と中国側を擁護し日本を非難する声もあったと聞きます。
また、ビデオの全編を公開して欲しいと意思表示を示した事も大きいです。流出したビデオには海保職員が漁船へ突入し逮捕した瞬間の映像は含まれていません。この時漁船側の乗組員からの抵抗がかなりあったようです。海保職員が暴行を受けたなんて噂も飛び交うくらいです。
※公開されていないのですから真実はわかりませんが・・・ただ、漁が目的だったならそんな抵抗は無く噂もないはずですね。
実はワタクシ、最近になって一色さんの本「何かのために sengoku38の告白」を読みました。
内容は一色さんがどのような経緯で海上保安庁に入って何を感じ、そして事件後に今しなければならない事は何かを家族がいる身で悩み、ビデオ公開に至る経緯を事細かに書いてくれています。
そして、今日本にとって何が必要なのかを雄弁に語ってくれています。

本を読んだのは震災後でしたが、「日本国民に突きつけられた史上の国難」。これをどう考え、どう対処していくのかという考え方のベースにもなる非常に良い書でした。
震災復興と原発をどうするか。これも大事です。一刻も早く収束させ復興を現実にしなくてはなりません。
しかし、こんな日本の緊急時に韓国が竹島の実効支配を強めたりロシアが領空を侵犯してきたりしています。
尖閣諸島のまわりには中国の船がウヨウヨしていると聞きます。
私を含め震災からの国難を経験した日本国民の多くの方は、現在日本中を取り巻く状況が、今まで続いてきた「永遠の変わらない日常」の感覚とはどこか違う事に気付いている事かと思います。
世の中で起きている様々な事。TVは地震と原発がメインの話題です。こんな時だからこそ幅広い視野を持ちたいと思う次第です。
もう見慣れた事と思いますが、尖閣諸島一連の事件を震災と言う強大な風で風化させないためにも貼っておきます。
今回の議決「起訴相当」。この言葉だけで終わりにはしたくありません。
強くしなやかなで美しい国、日本を再び取り戻しましょう。
頑張ろう日本っ!!
日本は現在、未曾有の大災害からの復興と原子力発電所の危機で持ちきりですが、那覇検察審査会はしっかり動いていてくれました。
去年9月に起きた「尖閣諸島沖の中国漁船衝突事故」。元海上保安庁の一色さんが例のビデオを公開してくれなかったらそのまま闇に葬られていたかもしれないこの事件。
結果、中国側の圧力に押され実質無罪放免となっていた中国漁船船長ですが、この度那覇地検は「起訴相当」と議決しました。
以下ニュース抜粋
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沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、那覇検察審査会は18日、処分保留のまま釈放され、
公務執行妨害罪で不起訴(起訴猶予)処分となった中国人の船長(41)について「起訴相当」
と議決し公表した。
議決を受け、那覇地検は再捜査する。再び不起訴としても、検審が再び起訴議決をした場合、
船長は強制起訴される。ただ、那覇地検は昨年9月に「日中関係を考慮する」などとして釈放、
船長は帰国しており、再捜査には難航が予想される。仮に強制起訴されたとしても、
公判が開けるかどうかは不透明だ。
検審が審査したのは、昨年9月、海上保安庁の巡視船が停船を命じながら追跡した際、
漁船を巡視船に衝突させて海上保安官の職務執行を妨害した容疑。
那覇地検は巡視船の損傷は航行に支障を生じさせるものではなく負傷者がいなかったなどとして
起訴猶予としたが、議決では「軽微な損傷とは到底いえない」と指摘。
また巡視船の乗組員の証言から「人命を危険にさらす行為であったことを否定できない」とした。
続いて、船長が尖閣海域の日本領海内で操業していたことを認識していたと供述していることを重視。
漁船の乗組員が逃走を制止しようとした際、乗組員に「巡視船に撃つ勇気なんて絶対ない」と
述べた点などを挙げ、「警備を軽視し、追跡されても逃走できると考えていたことがうかがえる」と計画性を指摘した。
また「釈放を指揮した検察官が、被疑者が中国に帰国したので起訴しないと裁定したことは納得できない」と
捜査の在り方を批判。衝突の様子を撮影した海保のビデオ映像について
「事案の発生を防止し、領海での警備の実情を国民に知らしめるためにも、公開を希望する」と付言した。
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さて、「起訴相当」とされましたが、中国に帰国し消息がつかめていない中国漁船船長。実際の公判に持ち込めるのかは難しいところではございますが、日本(とりわけ沖縄の人)がこの事実を認め発信した事は大きいと思います。※実際に事件当時日本側からの発信が弱かったため、
欧米では「たかが漁船に日本の巡視艇が圧力をかけた」と中国側を擁護し日本を非難する声もあったと聞きます。
また、ビデオの全編を公開して欲しいと意思表示を示した事も大きいです。流出したビデオには海保職員が漁船へ突入し逮捕した瞬間の映像は含まれていません。この時漁船側の乗組員からの抵抗がかなりあったようです。海保職員が暴行を受けたなんて噂も飛び交うくらいです。
※公開されていないのですから真実はわかりませんが・・・ただ、漁が目的だったならそんな抵抗は無く噂もないはずですね。
実はワタクシ、最近になって一色さんの本「何かのために sengoku38の告白」を読みました。
内容は一色さんがどのような経緯で海上保安庁に入って何を感じ、そして事件後に今しなければならない事は何かを家族がいる身で悩み、ビデオ公開に至る経緯を事細かに書いてくれています。
そして、今日本にとって何が必要なのかを雄弁に語ってくれています。

本を読んだのは震災後でしたが、「日本国民に突きつけられた史上の国難」。これをどう考え、どう対処していくのかという考え方のベースにもなる非常に良い書でした。
震災復興と原発をどうするか。これも大事です。一刻も早く収束させ復興を現実にしなくてはなりません。
しかし、こんな日本の緊急時に韓国が竹島の実効支配を強めたりロシアが領空を侵犯してきたりしています。
尖閣諸島のまわりには中国の船がウヨウヨしていると聞きます。
私を含め震災からの国難を経験した日本国民の多くの方は、現在日本中を取り巻く状況が、今まで続いてきた「永遠の変わらない日常」の感覚とはどこか違う事に気付いている事かと思います。
世の中で起きている様々な事。TVは地震と原発がメインの話題です。こんな時だからこそ幅広い視野を持ちたいと思う次第です。
もう見慣れた事と思いますが、尖閣諸島一連の事件を震災と言う強大な風で風化させないためにも貼っておきます。
今回の議決「起訴相当」。この言葉だけで終わりにはしたくありません。
強くしなやかなで美しい国、日本を再び取り戻しましょう。
頑張ろう日本っ!!