地球と兄弟!?金星へ!
宇宙に持っていった教育で使う種をなくしちゃったりと、最近、宇宙の話題が多いです。
そんな中、地球の隣の惑星「金星」へ探査衛星を打ち上げる計画が着々と進んでいるようです。
比較的大気の状況が似ている火星の探索は良く聞きますが、金星への探索はあまり聞きません。
そんな謎に包まれた金星への探索を日本が世界にリードして行っています。
金星は地球と密度がとても近いため兄弟の惑星と呼ばれることもあります。
縮尺を合わせてみると形、大きさは確かに似てますね!
金星といえば濃い硫酸の雨が四六時中降っていて、地表は400℃~500℃の灼熱の大地という
とても過酷な環境と観測されて来ました。
それが何故、豊かな自然がある地球と兄弟なのか?
それは、単に大きさや密度が似ているというだけでは無いようです。
かつて、惑星誕生直前は地球と金星は同じような濃い二酸化炭素の大気で満たされていたのですが、
その後の惑星形成過程に違いがあるそうです。
地球:海が出来、その海に二酸化炭素が吸収され大気中の二酸化炭素が薄くなった。
→生命誕生によって植物の光合成などで酸素が出来、大気が調整された。
金星:海が出来なかった、もしくは太陽に近いため海が出来てもすぐに蒸発してしまったため、
二酸化炭素が吸収されずに溜まってしまった。
→濃い二酸化炭素のため「温室効果」で温度上昇が加速し現在のような状態になった。
実際に地球上の炭素化合物として吸収された全ての二酸化炭素を合計すると70気圧となり、金星の90気圧と
近い値になる事からこの仮説は有力とされているらしいです。
因みに90気圧は地球の水深900m相当の圧力です。金星に下りたとたん潰されてしまいますね・・・。
現在地球でも騒がれている温室効果ガスの増大による地球温暖化が進んでしまったら、金星の様になって
しまうかも知れません・・・金星の温暖化はいわば究極の温暖化状態ですが・・・。
金星探査機「あかつき」は3日後の5/18(火)夕方6時頃に打ち上げられる予定で準備が進んでいます。
金星への到着は約半年後、様々な観測データーが地球へ送られてきます。
今回の探索で金星に関する沢山の謎が明らかになるかもしれません。わくわくしますねぇ。
もっと、詳しく知りたい方はコチラ
9600000000光年
今日また宇宙の話で気になる話題があったのでアップします。
数百の銀河が集まって出来る「銀河団」それが何と地球から96億光年離れたところに見つかったそうです。
何でも今まで発見された銀河団では最も遠いらしいとか。
遠いっていうか、光の速さで96億年かかるって、まさに天文学的数字ですね。
この超長距離の光を捉えたのが、ハワイ島にある国立天文台「すばる望遠鏡」。
先日紹介したハッブル宇宙望遠鏡のライバルです。
性能でどっちがすごいかなんて比較されていますが、ハッブルは大気の無い宇宙にあるし、
一長一短あって単純比較は出来ないってのが結論らしいです。
丸で囲ってあるのが96億光年先の銀河団
銀河鉄道999では哲郎が目指していた場所ですよね。
こちらは230万光年の距離にあるそうです。近い!・・・くないか。
今の科学技術だと宇宙の起源とかわかってしまうそうです。
アインシュタインの相対性理論の裏付けだとか覆るだとかの話も出ているみたいです。
しかしスケールでかいなぁ。