人気のセロー250の「タイヤの話」ですよ。 | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

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竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

おんせん県大分の大分市賀来北にある、ヤマハオートバイ専門店YSP大分の上島です。

髪を切ったら、日射しが暑くて疲れます・・・
帽子が必要ですね。

さて、セローの話を昨日に続けて書きます。
今度は「タイヤの話」です。


タイヤもいろいろありますが、セローにはブロックパターン(デコボコした)のタイヤがソウチャクされています。

脇道を走って楽しいバイクなので、楽しめるように考えられて装着されているんですね。
でも、セローに乗っている人で脇道をよく走る人はそれほど多くありません。

機会がなかった、自信がなかったり、そもそも舗装していない脇道がそれほど無いんですよね。
そうすると次にタイヤを交換する時は、「舗装路しか走るないので、ブロックタイヤじゃなくていいや」と思っても不思議ではありません。


写真の向かって右側のタイヤは、セローに適合する舗装路向きのタイヤ(IRCのGP210)です。
左の「TW302(ブリヂストン)」というタイヤはセローに純正装着されているブランドです。

見比べてもらうと、溝の並びが全然違うのがわかりますね。

ブロックタイヤは、溝を大きくすることで砂や土を掻き出して、未舗装路をスムーズに走るために設計されています。
溝が大きすぎると舗装路では不安定になるので、目的を考えてバランスよく設計されているんですね。

舗装路向きのタイヤの場合は、水を掻き出す力は充分ですが、溝が細くて土や砂は目詰まりするので未舗装路は苦手です。

舗装路しか走らなければ、このタイヤはとっても魅力的です。
でもセローの場合、ちょっと脇道に・・・というのも楽しみなので、通勤通学専用でなければ、ブロックタイヤをオススメしたいんですよね~


いろいろな場面でオススメタイヤは変わりますが、純正装着のタイヤは、実は「オン主体」とメーカーがカタログで表示しているように、舗装路での扱いやすさや耐久性を大切にしたタイヤです。

タイヤはブロックパターン(溝の形)に加えて、構造やゴムの性格など様々な理由で性能が決まります。

純正タイヤは、「脇道に遊びに行くために舗装路や高速道路を走っていく必要がある」事を考えて、耐久性(減りにくさ)を意識しています。
 
タイヤの選択は目的によって変わるので、条件に合ったタイヤをオススメしたいと思っています。
人によっては、もっと脇道で楽しみたい!という希望もありますからね。

セローをもっと楽しんでもらうために、タイヤのことを意識してみて下さいね!