おんせん県大分の竹田市在住、軽自動車万歳!というより無いと生活が困難だと思っている上島です。
クルマは一人一台、家によってはさらに軽トラックがあります。
田舎では軽自動車はもちろん、軽トラックや軽バンの便利さや大切さは理解されています。
そんな軽自動車ですが、ここ数年「軽トラック」についての本や雑誌を目にすることが増えてきました。
遊び道具として、便利さに加えて楽しむ方に向けての本ですね。
そして、先日見つけたのが「軽トラの本」です。

この本は、軽トラックについて改造や遊び道具として方ではなく、どんな仕組みでどんな長短所があるかを書いている本です。
たまたま本屋で見つけて、立ち読みしたらなかなか興味深い内容があったので購入しました。
ただ、あくまでも個人的な感想としては、文体が嫌いです。
著者の沢村慎太郎氏は著書も多く、ファンも多いでしょうから個人的な感想としてですが、もったいぶった言い回しや用語が多く感じられました。
インタビュー記事はとても参考になるのですが、自動車評論でも文学評論でも回りくどいのは読みにくいと思います。
その人の世界観を第一に打ち出す文学なら、好き嫌いが分かれても良いのでしょうけどね・・・
文体はともかく内容はというと、日常的に軽トラックが走り回っている地域の人が読んだら、「そらそうだ」という部分も多いかもしれません。
実用ユーザー(農業、水産業)の方々はこの本は読まないでしょうから、そこは問題無いのでしょう。
我が家にも軽トラックと軽バンがありますので、マニアックなユーザーとしてこの本を読むなら、林義正氏(元ニッサン自動車の開発、元東海大学教授)への「林先生が軽トラックのエンジンをつくるなら」というインタビュー記事がとても勉強になります。
ここからは私見、さらに駄文なので興味の無い方は読まれても理解しにくいかと思います。
マニアックな話ですが、「3気筒・2弁・2プラグ・DOHC」のヘッドが望ましい。
また、「寸法やコストのバランスを考えたら余計な機構は加えない」という説明は、「軽トラックだったら」という利用条件からみて「無理のあるものは選ばない」という率直さがとても素晴らしいと感じました。
ああ、この記事だけでも1,500円(税別)を払う価値がありました。
それにしても、「DOHCを奢る」などといまだにOHCは格下、DOHCは格上と思っているのが丸出しだったり、3気筒より4気筒が上と思っているところなど、素人なのか?それとも思っていないけどわざとなのか?と思わせるところなど・・・
あ、この辺にしときます(笑)
なにはともあれ、軽トラックは日本の文化というより、無くてはならない存在です。
自分用が欲しいと思う次第ですね~