一部で話題のトランスミッション、「5AGS」(オートギアシフト)を体験しました! | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

田舎で生活していると、移動手段が悩みです。


置場所や維持費の関係で、軽自動車に乗っている人も多いのですが、選択に悩むんですよね~


おんせん県大分の竹田市在住、バイク屋店員の上島です。


クルマを選ぶ時、外観(見た目)、装備、予算などなど、いろいろ悩みます。


また、住んでいる地域でも、悩みは変わると思います。


山間部の田舎だと、坂を登り下りすることが多いことと、狭い道をクネクネと走ることが多いでしょう。


発進停止が多いと、オートマチック車にしたくなるし、登りが多いとターボ車にしたくなりますが・・・


車両価格(高価)や維持費(早めのオイル交換が必要など)の問題も出てきます。


となると、軽くて燃費の良い、そして坂道でギアを選択できるマニュアルミッション車だな!と言いたいところですが、選択肢が激減しています(泣)


そこへ、スズキ自動車がラインナップに加えているのが、「5AGS」なんです。


5AGSの「AGS 」とは、「オート ギア シフト」の略で、足で踏むクラッチ操作を、クルマが代行してくれるマニュアルミッション車です。
(詳しくはこちらのスズキ自動車のページをどうぞ~) 


おおまかに説明すると、セミオートマと言えるかもしれませんね。


でもオートマチックでなく、あくまで「マニュアルミッション操作を代行してくれる」仕組みなので、マニュアルでもない、オートマでもないということで「違和感がある」と評判なんです。


あ、5は5速の意味ですね。


その珍しい仕組みですが、実はヨーロッパでは20年以上前から実用化されていて、フェラーリやアルファロメオなどで日本にも入ってきていました。


ただ、慣れていないし制御も未完成で、不評だったようですね。


そんな仕組みの5AGSを、乗せてもらう機会ができました!


竹田市拝田原の「ロータスタナベ」さんのレンタカーに、一日乗せてもらいました。
(Webページはこちら!)


クルマは「スズキ エブリィ バン」です。


メーターの下に燃料計があり、その横にギアのインジケーターがあります。


「1」の数字の通り1速ギアに入っていますが、その横の「D」が、クルマ側がクラッチ操作を助けてくれる状態を示しています。


「D」の状態だと、アクセルを踏んで走っていたら、速度や登り坂などの状態を判断して、ギアを上げ下げしてくれます。


もちろん自分で変速も可能(マニュアルモード)で、その時は今入っているギアに横に「M」(マニュアル)の表示が出てきます。


登り下りでギアを選択したいときは、マニュアルモードがオススメですね。


変速を行う「シフトレバー」を「R(リバース=バック)」、「N(ニュートラル)」の下に下げると「D(ドライブ)」の表示があります。


この「D」の位置で、クルマがクラッチ操作を代行してくれて、アクセル操作だけで走ることが可能です。


走り出したら、アクセルを踏む足を軽く緩めてあげると、変速するときの「ガコン」というショックは感じません。


ただ、慣れないうちや、ボ~っとしていると「ガコン」とショックを感じて、少し慌てますね(笑)


昔の、ショックが大きい古いオートマ車を知っていると、それほどのショックでは無いなあと思いましたが、最近の静かで滑らかなクルマしか知らないと、「なんじゃこりゃ!?」と思うかもしれませんね~


さて、「D」の位置から左にある「M」ズラすと、マニュアルモードを使えます。


「M」の上に「-(マイナス)」、下に「+(プラス)」があり、上下に動かすことで変速できます。


今回は5速なので、上に動かせば「4→3→2→1」と変速します。


下に動かせば「2→3→4→5」ですね。


好みはありますが、一日で170㎞ほど走ってみて、慣れれば大丈夫かな?という感想です。


個人的には、自分のクルマとして乗るとして、選択肢に入ると思いました!


さらに、同じクルマのマニュアルミッション車より燃費が良いそうで、意外と頭を使って飽きないように感じましたよ~


このクルマはバンなので、高速道路を使った場合にどうなのか?までは確かめられませんでしたが、山道や渋滞では納得できる走りを実感しました。


ということで、仕組みの理解と慣れは必要ですが、「AGS」はなかなか良さそうですよ!


ではでは、ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!