田舎で生活していると、移動手段が悩みです。
置場所や維持費の関係で、軽自動車に乗っている人も多いのですが、選択に悩むんですよね~
おんせん県大分の竹田市在住、バイク屋店員の上島です。
クルマを選ぶ時、外観(見た目)、装備、予算などなど、いろいろ悩みます。
また、住んでいる地域でも、悩みは変わると思います。
山間部の田舎だと、坂を登り下りすることが多いことと、狭い道をクネクネと走ることが多いでしょう。
発進停止が多いと、オートマチック車にしたくなるし、登りが多いとターボ車にしたくなりますが・・・
車両価格(高価)や維持費(早めのオイル交換が必要など)の問題も出てきます。
となると、軽くて燃費の良い、そして坂道でギアを選択できるマニュアルミッション車だな!と言いたいところですが、選択肢が激減しています(泣)
そこへ、スズキ自動車がラインナップに加えているのが、「5AGS」なんです。
5AGSの「AGS 」とは、「オート ギア シフト」の略で、足で踏むクラッチ操作を、クルマが代行してくれるマニュアルミッション車です。
(詳しくはこちらのスズキ自動車のページをどうぞ~)
おおまかに説明すると、セミオートマと言えるかもしれませんね。
でもオートマチックでなく、あくまで「マニュアルミッション操作を代行してくれる」仕組みなので、マニュアルでもない、オートマでもないということで「違和感がある」と評判なんです。
あ、5は5速の意味ですね。
その珍しい仕組みですが、実はヨーロッパでは20年以上前から実用化されていて、フェラーリやアルファロメオなどで日本にも入ってきていました。
ただ、慣れていないし制御も未完成で、不評だったようですね。
そんな仕組みの5AGSを、乗せてもらう機会ができました!
竹田市拝田原の「ロータスタナベ」さんのレンタカーに、一日乗せてもらいました。
(Webページはこちら!)
クルマは「スズキ エブリィ バン」です。
メーターの下に燃料計があり、その横にギアのインジケーターがあります。
「1」の数字の通り1速ギアに入っていますが、その横の「D」が、クルマ側がクラッチ操作を助けてくれる状態を示しています。
「D」の状態だと、アクセルを踏んで走っていたら、速度や登り坂などの状態を判断して、ギアを上げ下げしてくれます。
もちろん自分で変速も可能(マニュアルモード)で、その時は今入っているギアに横に「M」(マニュアル)の表示が出てきます。
登り下りでギアを選択したいときは、マニュアルモードがオススメですね。
変速を行う「シフトレバー」を「R(リバース=バック)」、「N(ニュートラル)」の下に下げると「D(ドライブ)」の表示があります。
この「D」の位置で、クルマがクラッチ操作を代行してくれて、アクセル操作だけで走ることが可能です。
走り出したら、アクセルを踏む足を軽く緩めてあげると、変速するときの「ガコン」というショックは感じません。
ただ、慣れないうちや、ボ~っとしていると「ガコン」とショックを感じて、少し慌てますね(笑)
昔の、ショックが大きい古いオートマ車を知っていると、それほどのショックでは無いなあと思いましたが、最近の静かで滑らかなクルマしか知らないと、「なんじゃこりゃ!?」と思うかもしれませんね~
さて、「D」の位置から左にある「M」ズラすと、マニュアルモードを使えます。
「M」の上に「-(マイナス)」、下に「+(プラス)」があり、上下に動かすことで変速できます。
今回は5速なので、上に動かせば「4→3→2→1」と変速します。
下に動かせば「2→3→4→5」ですね。
好みはありますが、一日で170㎞ほど走ってみて、慣れれば大丈夫かな?という感想です。
個人的には、自分のクルマとして乗るとして、選択肢に入ると思いました!
さらに、同じクルマのマニュアルミッション車より燃費が良いそうで、意外と頭を使って飽きないように感じましたよ~
このクルマはバンなので、高速道路を使った場合にどうなのか?までは確かめられませんでしたが、山道や渋滞では納得できる走りを実感しました。
ということで、仕組みの理解と慣れは必要ですが、「AGS」はなかなか良さそうですよ!
ではでは、ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!