ドラッグスターに採用されている、「シャフトドライブ」って知っていますか? | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

昼間はまだまだ暑くて、バイクでツーリングをするにはつらい時期です。


でも朝晩は涼しくなってきたので、寒さ対策はしっかりしておきましょうね~


おんせん県大分の、大分市賀来北にあるヤマハオートバイ専門店YSP大分に勤めている、上島です。  


生産終了が決定して、在庫限りになった「ドラッグスター400」ですが、最近目にすることが珍しくなった機構が使われています。


それは「シャフトドライブ」です。


エンジンで産み出した力を後ろタイヤに伝えるために、「ドライブシャフト」を使います。


途中から、ギア(歯車)で力の向きを変えて伝える仕組みで、一般的な「チェーンドライブ」式と違って、チェーンオイルを頻繁に注油する必要が無いのが特徴です。


オイルを注油しなくて良いということは、オイルが飛び散ってホイールが汚れたりしないのも長所ですよね!


整備は一万キロに一回くらいの頻度で「ギアオイル」を交換すれば良いので、出発したら1,000キロ走ります!という人でも気楽に乗れるのも長所です。


ただ・・・エンジンからの力が伝わっていない時は「重たい」のが弱点です。


ギアとギアが噛み合わさっているので、抵抗になるからです。


そこで、最近のクルーザー(アメリカン)タイプのバイクは、「ベルトドライブ」の駆動方式が増えてきました。


ベルトなら、「音も静か」で、定期的に「ベルトの減り」と「張り具合の点検、調整」をすれば良いからです。


ほとんどのオートバイには、「ドライブチェーン」方式が使われています。


定期的に、潤滑のために「チェーンオイル」を注油する必要がはありますが、「ダイレクト感のある走り」や「エンジンからの力を伝達する効率」は、ドライブチェーン方式が今のところ最高なんです。


あっ、シャフトドライブの整備は、一万キロに一度ギアオイルの交換をお願いしますが、交換しないと「中のギアが欠けてしまう」ことがあります。


もしそうなったら、分解して交換するしかないので、修理代が高額になりますよ~


ギアオイルの交換はそれほど大きな金額ではないので、必ず交換をお願いします!


また、ギアオイルと書いてきましたが、かなり大きな力がかかるので、専用の「ドライブシャフトオイル」を使って下さいね~


ギアチェンジ(変速)する動作を優しくしてもらえたら、ドライブシャフトへの負担が少なくなるので、寿命も伸びます。


全般的に優しい操作と、定期的な点検をしてもらって、長く大切に乗ってくださいね!


ということで、今日はこんなところで。


お読み頂きまして、ありがとうございました!