すっきりしない天気が続くと、試運転がなかなか出来ないことがあって、落ち着かないことがあります。
あ、バイク屋に勤めていますので、試運転といえばオートバイの試乗です。
整備でお預かりしたバイクや、中古車の納車前に確認のために試運転をするんです。
大分県大分市賀来北のヤマハオートバイ専門店、YSP大分に勤めている上島です。

今回の試運転はこのバイクです。
写真だけで、一目でわかる人がいるでしょうか?
ヤマハの海外モデル「XVS1300CA ストライカー」です。
(モデルによっては、呼び方が1300CUだったりします)

横から見ると、こんな形のバイクです。
1300ccV型水冷2気筒エンジンのパフォーマンスクルーザーです!
・・・バイクに乗らない方には、何のこっちゃ、ですね(笑)
排気量1300ccで、エンジンのシリンダーが2つありますが、それをV 型に配置しています。
エンジンを冷やす仕組みは、クルマと同じように冷却水の入ったラジエーターを装備した、水冷エンジンです。
じゃあ、「パフォーマンスクルーザー」って何?
・・・こんな形を「アメリカン」と呼ぶことが多いのですが、世界で一番こんな形が走っているアメリカでは、「クルーザー」と呼んでいます。
クルーザーとは「クルーズ(巡航)」=ゆったり走るバイクという意味で捉えてもらえれば~
アメリカ国内でアメリカンと言うのも変ですよね(笑)
クルーザータイプのバイクは、ゆったりとエンジンの音や手応え、そして美しさをを味わうために「空冷エンジン」を採用していることがあります。
ただ、熱くなったエンジンを冷やすには、「水冷式」が望ましいんですね。
そこで、ヤマハはアメリカのハイウェイでも気持ち良く、元気良く走るクルーザーを、と考えて水冷エンジンを採用した、このバイクを設計しました。
ということで、元気で良く走るクルーザー=パフォーマンスクルーザー!と思ってもらえれば、おおむね合ってます(笑)
説明が長くなってしまいましたが、元気が良いといっても、基本はエンジンの音と手応えと、美しさを楽しむバイクということには代わりありません。

惚れ惚れしますね~
さてここで本音を言いますと、バイク屋に勤めたばかりの頃は、クルーザー(アメリカン)タイプのバイクの良さがさっぱりわかりませんでした。
単純に、どんなところが良いのか、どんな風に楽しむのかが分かっていなかったんですね~
それが、見て乗って、経験を積むうちに「格好良いなあ~」という気持ちが出てきて、今では乗りたいな~と思うようになりました。
ただし、重さと大きさ(長さ)があるので、駐車する場所と取り回し(方向転換)はかなり注意が必要です。
所有するなら、せめて屋根のある場所に・・・
そんな条件が折り合うなら、クルーザータイプのバイクは、一度は経験してもらいたい格好の良さがありますよ~
では、今日はこんなところで!
お読み頂きまして、ありがとうございました!