前項の続き | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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 「普通の日本人」と自称する方々が蛇蝎の如く嫌うこの条文。

 

 

 もしかして崇高すぎて普通の日本人には理解できないのでしょうか。

 そんなことはないと思うのですが、もしかしたら、人権や民主主義や平和というのが空気になってて、現代日本人にはその尊さがわからないのかも知れません。
 それらはみんなこの憲法が保障しているものなのですが。もしかして平和ボケってこういうものかも知れませんね。

 

 「人間の本質は元々悪なんだから何でも暴力で解決しましょう」とか憲法に書いてある方がいいと思ってるのかな。

 「人間は生まれつき差異があって当たり前なんだから社会的公正なんか目指さなくていい」と書いてある憲法の方がいいと思ってるんでしょうか。

 

そいで「差別」って何なのさ? | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る (ameblo.jp)

 

 だったら憲法自体要らないよねって話になるんですが。

 

 「普通の日本人」を自称する方々が一番嫌っているのがこの箇所。

 

 「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我らの安全と生存を保持しようと決意した」

 

 「そんな寝ぼけたこと言ってて国が守れるか」という主張らしいんですが、じゃああなたは「平和を愛」さないのですか、って話です。

 

 これは割と普遍的なことだと思うんですが、戦争ってのはだいたいの人が嫌です。戦争ってのはただの大勢でやる殺しあいのことですから嫌なのが普通だと思います。

 だいたいの人は戦争より平和を愛していますから、この箇所は何ら間違ったことを書いていません。

 全ての人がそうなら戦争は起こらないのですが、残念ながら、戦争ってのはやっぱり起こそうとする人たち、好きな人たち、したがる人たちが一部いるのです。

 したい人たちがしたくない人たちを否応なく「大勢でやる殺しあい」に巻きこむのか戦争です。

 

fusafusapark2さん、フォローありがとう | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る (ameblo.jp)

 

 人類の歴史というのは、「戦争は嫌だ、したくない」という人たちと「戦争がしたい、戦争を起こそう」とする人たちとの永久闘争なのです。

 その闘いはまだまだ終わりません。

 いつか前者の輝かしい勝利を夢見て、日本国憲法は書かれています。