定住外国人に参政権を!その2 | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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 あなたたちの神、主は神々の中の神、主なる者の中の主、偉大にして勇ましく畏るべき神、人を偏り見ず、賄賂を取ることをせず、孤児と寡婦の権利を守り、寄留者を愛して食物と衣服を与えられる。あなたたちは寄留者を愛しなさい。

(旧約聖書「申命記」10:17-19)

 

キャンペーンについてのお知らせ · 共同代表者からのメッセージ③ · Change.org

 

-------(以下、リンク先から本文転載、太字、カットは名倉チョイス)

 

 共同代表の一人である金泰泳です。お世話になっております。

 すでに私の意見などは呼びかけ文などでも述べさせていただいておりますので、いまさらといった感じもありますが、なぜこの運動を始めさせていただいたのかということについて述べさせていただければと思います。

 この運動の私個人としての意図は、少々えらそうな言い方になって恐縮ですが、在日コリアンとそれにつながる人たちのエンパワメントということがあります。私はここ数年、在日コリアンのメンタルヘルスの問題について探究をしております。それは在日韓国・朝鮮籍者の自殺死亡率の高さということが背景としてあります。在日韓国・朝鮮籍者のそれは「日本全体」や他の国籍の人たちより際立って高いのです。

 

チョゴリ イラスト に対する画像結果.サイズ: 240 x 204。ソース: publicdomainq.net

 

 この韓国・朝鮮籍者の中にはいわゆるニューカマーの韓国人もふくまれますので、純粋に在日コリアンのとはいえませんが、他方、「日本全体」の中には「帰化」をした在日コリアンもふくまれますので、その数をいれたら在日コリアンの自殺死亡率はもっと高くなることが推測されます。

 私は、1980年代から90年代にかけての時期、在日コリアンはもっと元気がよかったのではないかと思っております。いろいろな民族運動、地域運動があり、指紋押捺拒否運動もあった。日本社会を変えていける、変わっていくという雰囲気と気概が在日コリアンにもあったのではないかと。

 しかし、それ以降はどうでしょうか。2010年前後、地方参政権が達成されるかと思われましたが、それは成りませんでした。大きな期待がしぼみ、その後、在日コリアンの権利獲得は“頭打ち”状態です。

 その最たるものはやはり参政権でしょう。日本に来てすでに100年になる在日コリアンは、未だにそして一向に日本社会の構成員にはなり得ていないのです。

 指紋押捺拒否運動の頃、ある官僚か政治家だったかが、日本において外国人の処遇を決めるのは日本政府であり、「外国人を煮て食おうが焼いて食おうがこちらの勝手」と言い放った人がいたと記憶しています。その考え方は今般の入管法改悪問題にも如実にあらわれているように、日本政府・現政権の在日外国人に対する考え方は、いくら「多文化共生」と謳えどもまったく変わっていないのだということがはっきりしたと思います。極論をいえば、日本政府・現政権とそれにつながる人々は在日外国人を人間とは思っていないのだということが。在日外国人の参政権が進まない問題も入管法改悪の問題も根は一つなのです。

 さまざまなマイノリティについても同じことがいえますが、在日外国人や難民、外国にルーツを持つ人びと、外国につながる人びとが安心してすこやかに暮らすことができない、この国・社会にミライはないのです。それはこの国・社会に暮らす全ての人にとって生きにくい社会なのだということです。

 強く訴えます!今般の入管法案は即時廃案!定住外国人の地方参政権を即時認めよ!日本政府・現政権は口先だけの「多文化共生」はやめて、真に中身のある多文化共生を実行せよ!

 

世界平和 イラスト に対する画像結果.サイズ: 112 x 110。ソース: www.artbank.co.jp