それは考えがアマテラスオオミカミ | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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 前項の記事に関しまして、社会科教諭の友人からメールが来ました。
 
 「神道には元々は女性を穢れとする思想はなかったって何かで読んだよ。
 それで、山口だか香川だかの神社が、女性を神職(巫女じゃなく)にして、世の中の女性への差別をなくす運動をやるための資金づくりに女子道社(だったと思う)が、神社が使うおみくじを作って、神社に売る(?)のを始めたらしい。
 大きい神社のおみくじは自分の所で作るけど、全国の神社のおみくじの七割だか八割だかは女子道社のおみくじならしいよ。
 
 女性の相撲って、やっぱり無理なんかな?
 ふんどし一本は無理として、胸にサラシを巻いたら格好はなんとかなると思うけど」    
 
 上はサラシ巻くなり体操着みたいなものを着るなりして、下はレギンスにまわし締めるとかできそうな気がします。前にも言いました通り、女性のレスラーもボクサーもいるんですから、相撲をやってみたいって人もいるんじゃないでしょうかね。  
 まあ、件の上級生(以下、「ふんどし男君」と呼ぶことにしよう)は、「褌一つ引き締めて」に拘るんでしょう(-_-)  
 
 日本でも外国でも、昔、月経中や産褥期の女性を穢れているとして隔離したのは、差別じゃなくてそういう不安定な時期の女性を守る為だったんだとか言う人がいます。
 ふんどし男君も言っていましたが、あたしの知る限りでは、そういうことを言う人は男性だけです。
 実際、そんなのは人によっても違いますし、そういう時どう行動するかは飽くまでその女性自身が決めることですし、いずれにせよ、「月経中や産褥期の女性はみんなで労りましょう」って言えばいいだけのことではないでしょうか。なぜ「穢れている」なんて合理的根拠のない、しかも誰でも言われたくないマイナスイメージのファクターを付け加える必要があるのでしょうか。
 そもそもそんなもん医学的には大間違いもいい所で、昔の日本ではそういう迷信の為に、産褥期の女性が守られるどころかしばしば感染症や栄養不足などで落命しました。  
 
 これは前に通っていた教会の女性の牧師から聞いたんですが、天理教の開祖・中山みきは旧来の神道のそういった所に疑問を抱き、大胆な改革を行いました。ですから、今でも奈良県天理市には産婦人科の病院が発展しています。  
 
 「もののけ姫」のエボシ御前なんかはそういう女性革命家がモデルになっているのかも知れません(^皿^)  
 この映画を観たことがないという人は、是非観てみて下さい。    
 
 考えてみれば、神道は最高神を含め、多くのパワフルな女神を崇めている、とゆーかわたくし流に乱暴に言っちゃえば女神信仰ですから、「女は穢れている」だの、「皇統を継ぐのは男系の男子に限る」だの言ったら大きな自己矛盾を起こしてしまう筈なんです。
 (あたしは天皇制そのものに反対ですが、その前に、「男系の男子しか継げない」っていうのは本来、一夫多妻、側室制度を前提とした考えであり、このまま継続するにはどうしても無理があります。とはいえ、現代の技術なら男女生み分けも可能ですし、実際悠仁くんは試験管ベビーじゃないかという噂もありますが)
 
 って言ったらガチガチの共産主義者(無神論者)からは、「結局観念論になる所が笑えるww」とか言われます。
 つくづく、あたしってややこしい世界で生きてんなあ、と思います(-_-;)
 
 こういう人はこういう時、「観念論」という言葉を「オカルト(笑)」とか「スピ(笑)」くらいの差別的ニュアンスで用いてるんだろうなあ。この石頭の唯物論者(笑)めが。