「ブラック企業」、広辞苑に載る | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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 去る十二月二十三日、全水道会館で開催された「ブラック企業大賞2017授賞式」に行きました。
 大賞にはアリさんマークの引越社が選ばれました!(^0^)
 
 イベントの概要を伝える記事はこちら↓上がライブドアニュース、下がChange.orgのものです。
 
 ライブドアニュースの写真の賞状を読み上げている坊主頭の人は、大賞実行委員の一人でアリさんマークの引越社と労働組合との闘いを描いた映画「アリ地獄天国(仮)」を撮っている土屋トカチさんです。
 映画は来年公開の予定です♪o(^-^)o 
 
 受賞者発表の時にはドラムスの音が、賞状授与の時にはちゃんと表彰式の時の音楽が流れて、一応、「会社の関係者の方、いらっしゃってませんか?」と呼びかけるんです。 
 席まで用意してあるんですが、当然誰も来てないから座ってないし、ブラック企業を擬人化した人物(サングラス掛けて黒スーツ着た人)に賞状が渡されるというおもしろい演出です。 
 でも、記事にあります通り、今年の大賞はアリさんの元シュレッダー係の人が一応会社関係者ってことで賞状とトロフィーを受け取って、賞開設以来、初めてのことですと盛り上がっていました。 

 半ばブラックジョーク的なイベントでもあるのだと思われますが、ゼリア製薬事件の遺族の人の話はちょっとシャレにならないくらい痛ましかったです。
 2013年、ゼリア製薬に入社直後、ビジネスグランドワークスという会社が主催する新人研修に派遣されていた息子さんが研修中、自殺されたのです。
 (他の会社も人が死んでいたりするので本当は冗談では済まないのですが)
 個人的にはアリさんより、その研修生をいじめ殺したビジネスグランドワークスとかいう人材コンサル会社の方が腹立たしいです。
 
 そのことを掲示板に綴っていたら、
 「遺族も来てたのか…。国がまともに裁かないから、こういうことをやらざるを得ないんだって、この賞を否定している人たちはなぜ分からないんだろうな」
 とのコメントがあったことをご紹介しておきます。