「名倉のやっているノーメイク・ムーブメントの趣旨に賛成」とカンパを送って下さった方がメッセージを寄せて下さいました。
「実は私も、過去に、化粧に関する体験や思いを経験しました。
学生の時、肌の悩みや若年の化粧の必要性に疑問を持っていた最中、初対面の人たちの前で、知人から化粧をしていないことを指摘されました。周りからは嫌悪な表情を向けられ、恥をかかされました。
社会人になり、多忙だったり収入が少ない時には、化粧をする時間的負担や化粧品を購入する経済的負担を感じてきました」
「化粧に関する既存の価値観を押し付けず、様々な事情から化粧を学生の時、肌の悩みや若年の化粧の必要性に疑問を持っていた最
社会人になり、多忙だったり収入が少ない時には、化粧をする時
更に、NHKの「未来塾」という番組のサイトと、その中で流された五分半のドキュメンタリー映像を紹介して下さいました。制作者は鈴木希望さんという学生で、テーマは化粧に対する違和感です。
観てみましたが、全体的に「マナー」とか「身だしなみ」とか「常識」とか言う人たちの印象が強いように感じます。
「化粧してる子の方が好き」「やっぱり身だしなみだし」と男子学生が口々に言う所はひたすらイライラする。軟派なくせに保守的なんだなこいつら。
「『化粧してる子の方が好き』なんて言わない子の方が好き」と言ってやりたい。
そうは考えない人だって沢山いる筈なので、もっと「それっておかしいんじゃない!?」という切り口で踏みこんで作ってほしかったかなと思います。
「少なくとも私の場合は、女子学生の化粧の有無で採用の合否を判断することなど一切ありません」と明言している人事担当者も登場してますし。
「学生が学内で、知りあいベースでインタビュー取ればあんなものじゃないかな」と、知人のドキュメンタリー映画監督が言っておられましたが、もっと広い世界や選択肢があってもいいのにと思います。
やっぱり就活生って弱い立場なんですね~(-”-;)
何度も言います通り、あたし自身、「化粧は女の身だしなみだ!」と初めて言われたのは大学生の時だったんですが、それも女性の上級生から、「あんた常識ないなあ!就職の時だってきれいに化粧した写真じゃなかったら書類も通らへんし、面接だって落とされるんやで!」と非常に高飛車な調子で言われたんですね。
本当に自分にとって大切なことなら、こんなに嫌な思いをしなくても教えてもらえます。
女性が公共の場で素顔のままでいることは非常識でも、そうやって人前で他人を侮辱したり怒鳴りつけたりすることは非常識じゃないみたいです。それが彼女の言葉を借りると「女の身だしなみ」、即ち大人の女性に相応しい振る舞いなのでしょう。
ああ、
「そうなんですね~。じゃあ頑張ってお化粧覚えようと思います。就活の為と、あと真紀さんのお葬式用に」
と言ってやればよかった。