昨日に引き続き、8月の広州旅行の感想。
広州に行ってすぐに思ったこと。
電動スクーターが異常に多い。
僕が最後に広州にいた2020年1月時点では、電動スクーターの取締りは厳しく、それほど多くはありませんでした。
それよりも、乗り捨て型のシェア自転車が大流行していて、地下鉄駅入口付近などはそういう自転車で埋め尽くされいました。
それが今ではこの有様……。
僕が働いていた学校付近にも、電動スクーター・電動自転車の専門店が出現していました。
しかもその向かい側には電動スクーター用の充電ステーションまで。
電動スクーターに関する政策が取締りから促進に変わったことは明らかなようです。
↓電動スクーター専門店と充電ステーション
コロナ禍に広州にいた知人の話によると、コロナで公共交通機関が利用しにくくなり、電動スクーターの利用が爆発的に増えたそうです。
以前にはなかったナンバープレートもついているので、政府のほうも促進しつつきちんと管理しようという気持ちはあるようです。
↓こんなプレートがついている。プレートは有料らしく、つけていない車体もあった。
しかし、いかんせん数が多すぎる。
正直言って、車道や歩道を縦横無尽に行き交う電動スクーターは超危険です。
たぶん小さな事故は続発していると思いますが、そのうち大きな事故が起こればまた厳しく取締るんじゃないかと個人的には思います。
ただ、これもあくまで白雲区基準。
白雲区というのは広州市の北部に位置する郊外エリアです。
繁華街である天河区や旧市街地の越秀区、茘湾区、海珠区などはもっと取締りをしているのかもしれません(今回はまだ行けてないので不明ですが)。
同じ都市でも行政区画によってこういう対策の厳しさ(緩さ)にかなり差があるのも中国の特徴ですね。
そういえば、以前広西チワン族自治区の南寧市に行った時も電動スクーターが多かった覚えがあります。
広東省だと中山市も多かったような。
なので、電動スクーターは中小都市におおいというイメージがありました。
逆に言うと、広州がそういう「田舎の都市」になってしまったような妙な気分になったのも事実です。
とにかく、電動スクーターの氾濫はただでさえめちゃくちゃな道路の状況をさらに混乱させており、非常に危険です。
このままではベトナムみたいになってしまう気がします(自動車が多い分、ベトナムより悪い)。
できることなら大事故が起こる前に取締りに動いてもらい、というのが個人的な願いです。
(つづく)
※次は土曜日に更新します
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