

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
10月14日
19時開演 渋谷東急シアターオーブにて
観てきました

HEDWIG AND THE ANGRY INCHについて
舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は、1997年よりオフ・ブロードウェイで初上演されロングランを記録し世界各地で上演、2001年には映画化され、サンダンス映画祭観客賞、監督賞など数々の賞を受賞、マドンナやデヴィッド・ボウイなど数々のセレブリティ達も熱狂し、舞台・映画共に世界中に一大ブームを巻き起こした。2014年にはリバイバル作品としてブロードウェイに進出、トニー賞4部門という快挙を遂げ、2015年公演では、ジョン・キャメロン・ミッチェルによる「オリジナル」ヘドウィグ登場でトニー賞名誉賞を受賞した。日本語版公演では、2004年と2005年にPARCO劇場他で三上博史主演で初演を果たし全日ソールドアウトの大盛況、2007年、2008年、2009年には山本耕史主演で全編英語詞の歌唱で話題を呼び、2012年は森山未來を主演に、映画監督・大根仁演出のもと、日本を舞台としたオリジナル解釈のもと新たなヘドウィグ・ワールドを誕生させた傑作ロック・ミュージカル!!!
あらすじ
少年ハンセルは、自由の国アメリカに渡りロックスターになるのが夢だった。
彼は幼少時に母親からプラトンの魅惑的な「愛の起源」の物語を聞かされる。以来、彼は自分の“カタワレ”を見つけようと心に決める。ある日、彼は偶然一人の男と出逢う。その男に見初められ、彼との結婚の道を選んだハンセルに待ち構えていたのは、アメリカへ渡るための“性転換手術”だった。しかし、手術を受けたハンセルの股間には手術ミスで「怒りの1インチ(アングリーインチ)」が残ってしまう。
その後、ヘドウィグを名乗り渡米を果すも離婚、ベビーシッターなどをして日々の糧を得つつロックバンドを組むも、なかなか成功への道が見えず生活に追われていた毎日だった。やがて17歳の少年トミーに出逢い、愛情を注ぐようになるヘドウィグだったが、トミーはヘドウィグの曲を盗んでビルボードNo.1のロックスターに上り詰める。最愛の人に裏切られたヘドウィグは自らのバンド「アングリーインチ」を率いて、ストーカーのようにトミーの全米コンサート会場を追い、スタジアム脇の冴えない会場で巡業する。果たして、自分の魂である歌を取り戻し、捜し求めていた“カタワレ(=愛)”を見つけることができるのか…?
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は以前ジュンスが演じたいと言っていたミュージカルで
本家本元のジョン・キャメロン・ミッチェルさんが観れるということで、期待してました。
公演は、ミュージカルというよりSHOW形式でした。
舞台上はジョン・キャメロン・ミッチェルさんと中村中さんの二人芝居でバンド演奏にのせて
中村中さんが日本語で語り歌いながら進行していくスタイル
初めて見るジョン・キャメロン・ミッチェルさんは、全然年齢を感じさせない
物凄くチャーミングな方
中村中さんはヘドウィグもイツァークもトミーもその他の役を
激しいテンションとパワーでこなし大活躍
冒頭でジョン・キャメロン・ミッチェルさんのヘドウィグが舞台中央に現れ、
あの刺繍のマントを広げた瞬間、客席のボルテージが上がって
「Tear Me Down」を歌いだすと1階会場はスタンディングの大盛り上がりで、
ファンの待っていたという熱気がムンムンでした。
「The Origin of Love」で泣いて「midnight radio』のLift up your handsで手を挙げて、
この場にいれて幸せでした
出演者の中村中さんがインタビューで
私が今の時点で思う『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』という作品は、
「時代が、環境が、他人が、自分を束縛しているように感じていたけれど、実は自分を解放してあげられなかったのは自分自身だったのではないか、と気づくまでの物語」という印象があるんですね。これって、どなたでも思うことがあるのではないかなと思うんです。
と語っていたのに物凄く同感
今回の公演の演出については賛否両論みたいですが、私にとっては
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のIntroduction!
叶うなら、ミュージカルでジュンスの演じる「ヘドウィグ」が観てみたいです
韓国では、マイケル・リーさんで上演してますね。
終演後に、シアペンさん5人で打ち上げ
飲んで、最近の気になるJYJ話題が尽きず、楽しかった
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]
1,543円
Amazon |
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の映画のDVD借りて観てみましたが、
Amazonでも購入しました。
映像も歌も衣装も素晴らしいけど、
何よりジョン・キャメロン・ミッチェルさんが綺麗で気高い
きわどいセリフもありますが内容も哲学的で考えさせられるし、最後は泣ける
そして70sのロック好きには堪らないと思います。
冒頭に出てくるベルリンの壁が作られたのが、1961年で
ベルリンの壁崩壊が1989年
「ヘドウィク」が東ベルリン出身という設定が、2つの引き裂かれた祖国と
2つの引き裂かれた自分のかけらを探す「ヘドウィク」の内面を表してるようでした。
10年以上前ですがドイツに住んでて、ベルリンは何度か訪れているので
映画を見て、いろんな感情が溢れ出て、とても感慨深かったです
ベルリンの壁の跡地では、壊れた壁のかけらを売ってました。
「ベルリン天使の詩」や「グッバイ・レーニン!」も
ベルリンを知るのにはお勧めの映画ですよ