本年度のシルク本募集馬で行うシルクPOGを開催しています!
獲得賞金ではなく、回収率を競う新感覚のPOGです!
実績額の壁に阻まれ涙をのんだあの馬も、自身の出資馬も自由に指名できます!
ぜひご参加ください。
概要はこちら
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はじめに
検討お疲れさまでした。
今年は測尺や血統からしてこれは無理だろうという馬が少なく、見どころがある馬が多い一方、これは良いなと思う馬が軒並み人気があり検討には頭を悩ませました。
色々悩んで迷走したので、その思考過程を後から見返せるように残しておきたいと思います。
候補を挙げた上で絞る思考過程を書いているので、各馬のマイナス面の記載が多いですが、ここに名前を挙げている時点で、他の馬よりも優れていると思ったということなので、その点にご留意いただければと思います。
各部門の順番は、優先度が高かった順です。
シルク2024年度申込馬
抽優
① クインアマランサスの24(ダート三冠、いや、サウジC)
一般
② リアアメリアの24(牡馬クラシック)
③ ミスビアンカの24(牝馬クラシック)
④ ソブラドラインクの24(マイル路線)
⑤ セリユーズの24(コスパ枠)
選定過程
今年は機械学習による募集馬分析に取り組んだ元年だったので、それもあり、機械学習の評価をベースに体感的にその評価をを上げ下げして出資馬を決めようと考えました。
抽優候補
・クインアマランサスの24 ◎
事前の字面評価だけならウィクトーリアが断然トップ。
ウィクトーリアの歩様動画見た。
— バッタ (@drosshopper01) July 19, 2025
なるほどね。
ウィクトーリアの歩様はいかにも硬く、一旦抽優は白紙に。
一方、急浮上してきた馬が1頭。。。それは
モルジアナの24
もうね、、、めっちゃモルジアナ。本当にモルジアナだった。
ツアーでもカリカリしているところも含めてめっちゃモルジアナ。
ケツにほれ込みました。
しかし、ツアーで聞こえてくる評は
「距離短いと思います」
「マイル、、、あー、なんとかもってくれと思います」
「1200mもつかな?」
よし!いつものモルジアナだな!!
当然、アーモンドアイの24も有力な候補の1頭で、SSSというAI評価には文句ありませんし、これまでのアーモンドアイ産駒の中で一番よく見えました。それなのに価格はディスカウントされて1億円。いや、牝馬で1億円はめちゃくちゃ高いんだけどね。でも安いよね(洗脳済)
しかし、考えることはみんな一緒で、抽選確率が爆発。追い打ちをかけるように第2仔が鮮やかなデビュー勝。さて、どうしてものか、、、
シャトーブランシュの24もツアー行くまでは候補だったんですが、若干気性面が気になり、同じ路線ならアーモンドアイかなという気持ちに。ヴェルスパーと幸せに暮らしてほしい。
そんな中、クインアマランサスの24。
もともと、馬のレベルもコスパも抜群で出資するつもり満々でしたがツアーでも
「サウジCに持っていきたいと調教師の先生が言っている」
「2歳のうちに2勝」
「早期デビューに向けて来週には移動」
おいおい、やめてくれよ、、、うまい感じにプロミストリープと人気二分してたんだから、、、
ということで、実績額が爆発し、抽優を打たなければ取れなくなりました。
クレーキングに対する思い入れもありますし、これは仕方ないということで、アーモンドアイの24は諦めて、クインアマランサスの24に抽優を打つことにしました。
いかにもダート馬で、芝なんてかけらも感じさせないところもグッド👍です。
ダートを走るなら、芝でもいけるかもなんて評価は邪魔なだけです。展示のときは芝でもなんて紹介がありましたが、引手の方が完全否定してくれたので、安心して抽優に。
牡馬クラシック候補
・リアアメリアの24 〇
もともとこの路線は実績が高くなりがちで、一般で確保できる候補が少なく、抽優を打つか諦めるかする場合が多かった路線です。
リアアメリアの24は、血統は当然評価していますし、馬体もケツが大好きですが、早熟性ゆえにそう見せているだけの可能性もあるなと思っていました。何より高いです。母がリアアメリアとはいえ、エピファネイアに1億円は高い。
正直、今年は牡馬クラシック枠はなしかなと思っていました。
しかし、ツアーで一目ぼれ。1頭光ってみましたね。最高のケツだし、それでいて重苦しさを感じさせない歩様(ちょっとうるさかったけど)。
引手の方も自信満々です。
引手の方曰く、気性はかなり激しそうで、牧場では1vs12で馬を追い掛け回す完全ボスタイプ。人にも反発することがあるようです。
その点はかなり心配でしたが、馬は初日からどっしり構えていて、「来たんだ、見ていきなよ、俺の体」と言わんばかり。
惚れました。これはビビっときました。3日中3日見に行っちゃいました。
正直、1億円は高いと思いますし、コスパ的にはどうなんだという面はあります。
しかし、こいつでクラシックを取りに行きたくなりました。
牡馬三冠いきましょう。
サピアウォーフも、父コントレイルが好調ですし、字面評価もそこそこ高い牡馬でしたし、引手の方も自信ありげだったので、心揺れたのですが、リアアメリアの24には及ばずでした。でも、サピアウォーフも良い馬だと思います。
牝馬クラシック候補
・ミスビアンカの24 〇
・セリユーズの24 〇
字面ではサラキア断然でした。第2仔が早期デビューで勝ち上がりと最高のスタートを決めましたし、6月の関西遠征での新馬勝ちは昨年までの10年でロジユニヴァースしかいません。価格も6000万円とそこまで高くないですし、AI評価もA+と文句なし。
それなら、こいつで決まりかなと思ったんですが、、、
いや、ウィクトーリアに続いてなんだこのゴツゴツした歩様は、、、
私は基本的に歩様動画は最後の確認程度にしか使わないのですが、さすがにこのレベルになってくると気になります。腹袋も大きすぎてバランスが悪いように見えます。。。それでも字面評価は良いのでこれで不人気なら良く選択肢として残してはいましたが、逆に言えばその程度のテンションに。
ツアーで実馬を見ても、イマイチぴんと来ず。見送りとなりました。AIは激推しの1頭なので、これからどうなるのかは注目したいと思います。
ほかに事前にピックアップしたのはセリユーズとクリッパークラス
セリユーズは、とにかく母がでかいところを出しそうな馬で、第1仔の追加募集のときからずっと気になっていた馬でした。
母の競争能力が高く、牝系も良い母はまだ仔が走っていない第2仔、第3仔が狙い目です。問題はレイデオロ牝馬&レイデオロ×ディープの逆ニックス。私は、現状のレイデオロの成績の評価はかなり低い上に、逆ニックスで全く結果が出ていない牝馬では、、、というかなり買いにくい条件もあるので、候補の中でも確度は低めの馬という位置づけでした。
しかし、ツアーで見たところ、初日からある程度落ち着いていましたし、何よりもうツアー翌週の移動が決まっているのがでかい。改めて考えてみると、ノーザンもレイデオロ×ディープの失敗は認識しているはずで、それにもかかわらず池江調教師のところに回すんですから悪い馬なはずはありません。3000万円とコスパも抜群。出資決定。
クリッパークラスは、とにかく父アドマイヤマーズですよ。まだ勝上率がめっちゃ高いことはばれていない。価格も抑えめで、母の能力も高い。白老の偉い人に話を聞いたところ、今年はドレフォンとアドマイヤマーズが良いよ、とのこと。これも有力な候補の1頭で、この路線はセリユーズとクリッパークラスにしようかなと思っていました。あの馬に出会うまでは。
シャンパンルームは、適性について詰めて聞いたら、やはりダートかもしれないという言葉が、、、牝馬の7000万円にダートリスクは負えない、、、芝ならめっちゃ良いんだけどなぁ。このあたりは芝・ダートの見極めが自分でできないところの弊害が出ています。芝と確信できるならもう少し格付けは上だったと思います。
と、ここまでの検討でセリユーズ、クリッパークラスかなと思っていました。
しかし、あまり考えていなかった馬がツアー3日目で急浮上。
それがミスビアンカの24。
もともと、ジェネリックシャトーブランシュとして、注目されていましたが、私は初仔の牝馬にはどうしても抵抗があり、AI評価もBで7000万円という、まあ妥当なところに収まっていたので、事前の候補には挙げていませんでした。
ツアーでも2日目に少し話を聞いた程度で、3日目にようやくがっつり聞きに行った程度の熱量だったのですが、、、
めっちゃイクイノックスじゃない?すらっと伸びた足、黒く光る馬体。
3日目は少し時間に余裕があったので、育成主任の方や場長にお話を聞いたんですが、ほとんどの方がミスビアンカの名前を挙げます。ミスビアンカを一番激推ししていた方の言葉を引用しましょう。
「最後の牧場、アーモンドアイやシャトーブランシュなど魅力的な牝馬がたくさんいると思います。その2頭もとても良い馬だと思います。でも、ミスビアンカ見に行ってください。アーモンドアイは少し短めで桜花賞、シャトーブランシュは少し長めでオークスが合うと思います。でも、私はミスビアンカが全部とれる馬だと思っています。桜花賞に対応するスピードも、オークスに対応するスタミナ・底力もどちらも備えている馬だと思います。私はアーモンドアイ、シャトーブランシュよりもミスビアンカだと思ってます。」
その言葉、乗った!!!
おそらく熱量的にミスビアンカを手掛ける方だったのだと思います。セールストークも入っていると思いますし、走るかは分かりませんが、その熱量に乗りました。
これがツアーの醍醐味。
ダート枠
やってまいりました。いつも絞れないダート枠のコーナーです。
いや、芝馬にしようよ。ダートは高くなってきたから期待値低いってという声も聞こえてきますが、私はでかいケツが好きなんです。
プロミストリープはめちゃくちゃ良い馬でした。
初日から落ち着いていましたし、とにかく頭が良い馬で、受け入れがめちゃくちゃ早く、初めてのことでもすんなり受け入れるという点はすごく好感触。ただ、気になるのはクリソベリルの初年度成績、、、中央で勝ててないばかりか、地方で31戦0勝。地方の中では繁殖は良いはずなのに0勝というのは中央で10~20戦程度で0勝というのは重みが違います。
実績的にも微妙なラインで、うーーん。迷うところです。馬は本当に良かっただけに悩みます。ただ、最終的にはクインアマランサスとは評価に差があるし、5000万円はダート馬としては相当評価高くないと行きにくい価格だなと自分を納得させて見送ることにしました。いや、本当に良い馬だと思います。
キャンディケインは馬体の感じがとても好き。大型馬でめちゃくちゃ良いケツをした、今年の最優秀モルジアナ賞受賞馬です。
みんなで決めるモルジアナ賞(ケツオブザイヤー)
— バッタ (@drosshopper01) July 19, 2025
ただ、引手の方曰く、芝でやれそうなのでまずは芝で下ろしたいとのこと。
ダート馬の芝でもやれるは個人的NGワード。とはいえ、体は本当に好きだったので、これは最後まで悩みました。
ピュアブレンド、ラストプリマドンナもいかにもコスパがよさそうなダート馬という感じがしましたが、しかし、大きいところとなるとどうかなと。ラストプリマドンナは雰囲気ありますけどね。白老の偉い人が一番最初に挙げたおすすめの1頭でしたし、母には初仔のときから注目していました(初仔は小さかったのでいかなかったですが)。ただ、一押し足りない。
メリーウィドウは、また今年も牝馬、、、牡馬で頼むよ牡馬で、、、
くずは出さない馬なので、長く楽しめる馬だとは思いましたが、ヴィリアリートで、ダート牝馬は本当に走るレースがないというのを実感したので、今回は見送りました。旬のうちに牡馬を見たいものです。
となると、意外にもあんなにたくさんいたダート馬候補がまるっと消え、今年はクインアマランサスの24の抽優1本勝負ということに自然となりました。
あら珍しい。
その他枠
・ソブラドラインクの24 〇
ソブラドラインクは字面でのコスパトップの馬。ツアー前から出資をほぼ決めていた馬でした。
しかし、ツアーで、、、
本日は展示牧場にかかわらず、人気上位馬中心に5頭ピックアップ。
— バッタ (@drosshopper01) August 2, 2025
ソブラドラインク
459kg。470〜480
初日は近づけないレベルで二人引きしてても抑えきれないレベルの暴れっぷり。全身に発汗。…
初日大暴れで、2人がかりで抑えている状況。
2日目以降に話を聞いたところ、普段は従順でおとなしい仔だが、見たことのないバスを見てこんな状態になってしまったとのこと、、、
いや、困った。普通にしてもらえれば5口つっこもうか、ぐらい考えていた馬だけに、、、
普段だったら切ってしまっていたかもしれませんが、今年はAI評価元年ということで、AI評価でコスパトップの馬を外すのもどうなのかなと。初日暴れて評価を差し引いたとしても、それでもコスパは良いという評価になるんじゃないかと思い直して、出資することにしました。
グランデストラーダは、とても良い馬でした。
母的にもいかにもここが走りごろという馬で、ツアーでも評価は落ちることはありませんでした。ただ、あと一押しを求めてツアーに行ったのですが、その一押しまでには至らず出資は見送り。でも、良い馬だと思います。
スイープセレリタスは、今年セリユーズに行くことにしたので、レイデオロは流石に2頭はいらないということで見送り。私は、レイデオロの評価はかなり低く、普段は候補にも挙げないのですが、今年は魅力的なレイデオロが多かったですね。
ミッキーオリーブは事前評価では全く評価していなかったのですが、馬が良かったですね。馬体重も順調に伸ばしていてとても体調は良さそうですし、早期に移動という話もでていたのでデビューも早そう。インディチャンプは当初ほどの勢いはありませんが、繁殖の質を考えれば十分やれている戦績で、その点も後押し。ただ、字面評価Dを覆すほどだったかと言われるとそこまでではぎりぎりないかという判断で、今回は出資を見送りました。
ということで、今年は
抽優
① クインアマランサスの24(ダート三冠、いや、サウジC)
一般
② リアアメリアの24(牡馬クラシック)
③ ミスビアンカの24(牝馬クラシック)
④ ソブラドラインクの24(マイル路線)
⑤ セリユーズの24(コスパ枠)
この5頭で勝負!!
リアアメリア、ミスビアンカ、なんとか実績で取れてくれ!!
クインアマランサス当たってくれ!!!
ツアー備忘録~新種牡馬の評判~
今年の新種牡馬は谷間の感があり、目玉という目玉がいませんが、新種牡馬は価格も落ち着きやすいので常に狙い目で、毎年新種牡馬の評判は偉い人に聞くようにしています。
今年は、あまり感触はよくなかったですね。以下、牧場の偉い人に聞いたコメントの要約です。
サリオスは、馬格の良い馬がでますが、足が短めで腹袋の大きな形に出る。いかにもサリオスという感じの馬を出すので遺伝力は強そう。ただ、距離適性は短めになりそう。モルジアナとかはいかにもという感じで、1600mは持たなそうだね。アンティフォナはマイルまでなら大丈夫そうだけど。
エフフォーリアはもっとむちっとした感じにでると思って、華奢な牝馬につけたんだけど、思ったよりも華奢にでちゃったな。距離は持つと思うけど、これから変わってくれればなと思ってる。
まだ1歳時の評価なので、これからどうなるか注目していきたいと思います。