スワーヴリチャードは覇権種牡馬になれるのか? | バッタの一口馬主データ分析室

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  覇権種牡馬とスワーヴリチャードの成績比較

 スワーヴリチャードの勢いはすさまじいものがあります。

 それこそ、一時代を築いた種牡馬と比較できるレベルにまで達しています。

 今回は、過去の一時代を築いた覇権種牡馬とスワーヴリチャードの初年度34戦の成績を比較してみます。

スワーヴリチャード

9-4-6-3-0-12

芝1200m 2勝

芝1400m 1勝

芝1600m 1勝

芝1800m 4勝

ダート 1勝

 

ディープインパクト

8-5-6-2-1-12

芝1200m 2勝
芝1400m 0勝
芝1600m 2勝
芝1800m 4勝
ダ-ト 0勝

 

キングカメハメハ

6-2-2-3-1-20

芝1200m 4勝
芝1400m 1勝
芝1600m 0勝
芝1800m 1勝
ダ-ト 0勝

 

サンデーサイレンス

14-6-6-3-1-4

芝1000m 6勝

芝1200m 6勝
芝1400m 0勝
芝1600m 0勝
芝1700m 2勝
ダ-ト 0勝

 

 日本の血統地図を塗り替えたサンデーサイレンスには及ばないものの、ここまではディープに匹敵する成績を挙げています。

 流石にこの成績を種牡馬の力量なしに説明することは不可能です。

 

 ノーザン牝馬に頼ったものではないという点も評価できるポイントで、ノーザン産は全9勝のうち2勝のみです。

 また、芝1800m以外にも芝短距離でもダートでも勝利を挙げており、繁殖牝馬の良さを活かすという覇権足りうる条件を備えています。

 さらに、早熟性も素晴らしいものがあります。

 初年度のスワーヴリチャード産は決して数が多くないにもかかわらず、34戦に至るまでの期間はスワーヴリチャードが抜けて早いです。

 

 この後の成績がどうなるかは誰にもわかりませんが、現時点での成績を見れば、覇権種牡馬になる資格は十分有しているように思えます。ここまでのスタートダッシュを決めたのはディープインパクト以来です。(まあ、ディープインパクトはここからがすごかったのですが)

 

 一口馬主的な目線で見れば、スワーヴリチャード産はまだ価格が上がっておらず、このレベルになるとスワーヴリチャード産というだけで買えるレベルです。

 キャロットでもスワーヴリチャード産は大注目です。