シルク2023年度実績・抽選確率予想反省会 | バッタの一口馬主データ分析室

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  はじめに

 シルクの結果発表がありましたので、予測と結果がどれぐらいずれたのか記録に残しておきます。

 なお、抽優票の5%が実績枠に流れるという計算で確率を出します。

 

  シルク実績・抽選確率予想反省会

 

 

  雑感

 新規制限と10頭制限の効果は想像以上でした。

 一番下の表を見てもらえればわかるとおり、全体的に実績額は高く見積もりすぎており、一般、抽選確率は低く見積もりすぎています。

 今年は難しいだろうと予測していたとはいえ、正直、不甲斐ない結果だったなと思ってますm(_ _)m

 来年は制度変更があった今年の傾向も踏まえての予測になるので大きく精度は上がるはずです。

 

 上位67頭の一般票と抽優票を比較すると、

2022年上位67位 一般 8万9843票 抽優 1万9848票

2023年上位67位 一般 7万2718票 抽優 1万8461票
となり、一般票は19%、抽優は7%ほど票数が減っています。

 

 そして、どの層の一般票が特に減っているかというと、

01位~10位 85.7%

11位~20位 79.3%

21位~30位 79.0%

31位~40位 77.4%

41位~50位 81.5%

51位~60位 80.2%

となっており、上位10頭は減少率が低く、中間層の減りが若干多いことがわかります。

 つまり、10頭制限により減った票は記念受験票が主ではなかったということになります。

 一般票と共に必要実績額が大きく減っていることも注目すべきポイントで、これもやはり減っても実績に影響しない記念受験票が減ったわけではなく、実際に買えていた人が買わなくなった、あるいは『買えなくなった』ということを意味します。

 

 今年のシルクは高くなったとはいえ、そこまで購買意欲に悪影響がある出来事があったわけではないので、買わなくなったというよりは、10頭制限により『買えなくなった』層がいるということ、つまり、毎年200口以上購入するセレクトセールで馬を購入する馬主層の購買が10頭制限により大きく制限されたことによる効果が大きく表れた結果だと見ています。

 このような層は人数で言えば全体の1%にも満たないでしょうから、われわれの目にはほとんど触れませんが、これによる効果は非常に大きかったと言っていいでしょう。

 

 10頭制限により、必要実績や一般、抽優確率は概ね3年前ぐらいの水準まで落ちました。

 新規制限が今年から加わったので、一般抽優確率は来年度も今年と同水準で推移するでしょう。

 必要実績は新規制限が加わる前に入会した会員が2年目、3年目を迎える関係上、1、2年は上昇傾向に転じると思いますが、2年後くらいからは横ばいで推移するでしょう。

 

 正直、最初に聞いたときは、そんなに大して影響ないでしょと思っていた10頭制限。

 劇的に効果のある、それでいて一般購買層の買い方にそこまで制限が加わらない、これ以上ない素晴らしい制度構築だったと思います。

 最近のシルクは、HPもめちゃくちゃ見やすい上に知りたい情報が増えたリニューアルするし、更新頻度を上げるし、本当にシルクか?ってぐらい素晴らしい運営がなされています。

 今後ともこうあってほしいものです。

 

 追伸。近いうちに票読みの記事をアップしようと思います。

 

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