ウイン2020年度募集馬全頭データ分析 | バッタの一口馬主データ分析室

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 サブの出資クラブであるウインレーシングクラブの全頭診断をやっていきたいと思います。

 期待値評価はS、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、E+、E、Fの12段階で、事前に基準を決め、機械的に出しています。そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。

 出資後の維持費等も考慮したうえで、C+が100%ペイライン、Aが150%ペイ、Sが200%ペイぐらいのイメージです。

 注意事項はここに書いてあります。

 評価基準の概要はここに書いてあります。

 

 

ウイン01 ウインアキレアの19 牡 予想馬体重490kg 

父ドゥラメンテ 3200万円 期待値B

 ドゥラメンテ産駒は最初こそなかなか勝ち星が上がらず大丈夫かと心配されましたが、新潟開幕週で巻き返すと、その後も勝ち星を積み重ねており、とりあえず失敗種牡馬ではなさそう。値段相応の価値があるかは今からの見極め次第ですが、まだ無茶苦茶高いというわけではなく、避ける種牡馬ではないのだろうと思っています。

 母ウインアキレアは日高の牝系の中ではかなり活力のある母系で、祖母はドリームヴァレンチノを出したコスモヴァレンチノで、本馬もコンデュイット産駒でありながら3勝しており、能力の裏付けは十分。第1仔は現2歳世代で、体調が整わず脱北できていませんが、ウインの世代1番手と目されていた馬で、母としての期待はかなり高いようです。

 出産適齢期の仔で馬格充分、母系活力のドゥラメンテ産駒の牡馬。

 3200万円は安いですね。今年の目玉でしょう。

 


ウイン02 ウインオリアートの19 牡 予想馬体重480kg 

父ストロングリターン 1600万円 期待値C

 父ストロングリターンは破滅的な成績。かなり頭数はいたのですが、3勝馬は1頭で勝ちあがり率も目を覆うばかりの成績。母の競争成績は悪くないですし、馬格もありますが、手が出ません。

 


ウイン03 ウインティアラの19 牡 予想馬体重492kg 

父ダノンシャンティ 1400万円 期待値C+

 父ダノンシャンティは初年度こそスマートオーディンを出すなど好調だったが、その後が続かず。値段も安いので、期待値的にはそれほど悪くはないのですが、悪くない止まりですね。

 ウインティアラは本馬が初仔で、ウインティアラ自身は軽量馬でしたので、サイズがどうかなというところでしたが、現状はかなりの馬格で好感が持てます。

 ダノンシャンティ×1勝母の初仔でどこまでという気がしますが、現在検証中の母小柄で大きく出た仔は買いの法則に当てはめると買える馬ですね。

 


ウイン04 ウインプリメーラの19 牡 予想馬体重482kg 

父モーリス 3800万円 期待値B

 モーリス盛り返してきましたね。まあ、2,3世代見なきゃ信頼できるデータは得られませんが、ひとまず安心といったところでしょうか。(若干現状だと高すぎる気もしますが。)

 ウインプリメーラは京都金杯勝馬で、440kgの小柄な馬でした。初仔ウインメイユールもデビュー時402kgと絶望的な馬格でしたが、初戦2着と見せ場を作りました。

 本馬は予想馬体重482kgと十分なサイズで、初仔よりは走りそう。3800万円と値段はそれなりに高額ですが、リスクリターンは見合っているように思います。

 


ウイン05 コスモヴァレンチの19 牡 予想馬体重526kg 

父ロージズインメイ 5800万円 期待値F

 高すぎ。

 ロージズインメイ産駒ですよ?

 母17歳ですよ?

 直近の産駒0勝、1勝、0勝ですよ?

 買えませーん。

 


ウイン06 コスモチェーロの19 牡 予想馬体重520kg 

父オルフェーヴル 2000万円 期待値F

 父オルフェーヴルは最近価格が下がってきたとはいえ、当初の価格がバカ高かったため、まだ若干買いづらい。

 母は重賞勝馬2頭輩出も、期待値的には、重賞馬の後追いは厳禁なので、買い要素にはなりません。母高齢ということもあり、期待値的にはおすすめできる馬ではありません。

 ただ、重賞2頭出した母の仔で、馬格も十分な本馬が2000万円というのはなんかえらい安いなという感覚はあるので、感覚的には悪くない一頭ではないかと思っています。

 


ウイン07 コスモネモシンの19 牡 予想馬体重520kg 

父モーリス 2200万円 期待値D+

 コスモネモシンは重賞2勝馬で馬券的にとてもお世話になった馬(新潟記念はさすがに取れませんでしたが)。仔にも期待していたのですが、今のところさっぱりを通り越してダメダメ。

 第3仔もこれまでの兄弟よりもいいですとかいうコメントがありつつ、今のところ脱北の目途は全く立たずで怪しげな雰囲気。

 この仔こそ大丈夫だと推せる理由を探すとしたら馬格と芝向き種牡馬に変わったことでしょうか。

 ところで、ノーザン系のクラブの募集時コメントは、私全く参考にしないのですが(いいことしか書かないから)、岡田系のクラブ(ラフィアン、ウイン、ノルマンディ)の募集時コメントは悪いところも書いてあり、また、感覚的にもコメントがいいとよく稼ぐイメージがあるので(未検証)、かなり参考にします。

 本馬の場合、兄と同じく硬いとあって、あまりいいコメントではないので、そういう意味でも手を出しにくいかなと思います。

 


ウイン08 コスモマーベラスの19 牡 予想馬体重496kg 

父アイルハヴアナザー 1400万円 期待値D

 アイルハヴアナザー産駒は、いつもの日高クオリティーという感じの輸入馬で、ダメダメとまでは言いませんが、決して褒められた産駒成績ではありません。値段もそれ相応まで落ちてきたので、割引はしませんが。

 母は7勝馬と競争成績は準1流でしたが、繁殖成績は0勝、1勝、0勝、0勝、0勝、0勝、1勝、1勝、0勝と悲惨。この父、この母ではさすがにちょっと手が出ません。

 


ウイン09 コスモマイルールの19 牡 予想馬体重472kg 

父ゴールドシップ 1300万円 期待値C

 ゴールドシップは、この価格帯の種牡馬としては、勝上率、AEI共に優秀で、CPIを考えると、種牡馬としては相当やれるというのが現状の評価です。買いたい種牡馬の1頭です。

 母は1勝馬で、能力の裏付けは微妙で、曾祖母までさかのぼればG1馬、重賞馬が出てくるのですが、若干遠く、母系の活力はそこそこといったところ。馬格は予想472kgとそれなりにあります。

 募集時コメントは、比較的好印象なコメントが並んでおり、価格的にも手を出しやすいので、評価C以上に私は買いたい寄りですね。

 


ウイン10 シュフルールの19 牡 予想馬体重484kg 

父ダノンシャンティ 1500万円 期待値D+

 母は欧州の超一流馬パントレセレブルの産駒で4勝馬で能力の裏付けはあります。

 しかし、母のここまでの繁殖成績は0勝、0勝、0勝、0勝、0勝、0勝、1勝と悲惨。

 父も微妙で手がでません。
 


ウイン11 バラベルサイユの19 牡 予想馬体重522kg 

父スクリーンヒーロー 2000万円 期待値C+
 スクリーンヒーローは素晴らしい種牡馬成績で、初年度からゴールドアクター、モーリスという一流馬を出し、その後もコンスタントに重賞馬を出し続けています。その割には現役時の若干寂しい成績のせいか産駒の価格はそれほど大きくは上がっていないので、買いたい種牡馬の一頭ですね。

 母はアグネスデジタル産駒の1勝馬、近親に重賞馬こそいませんが、祖母の産駒はコンスタントに走っており、母系の活力はそこそこ。自身もエスポワールシチーとの組み合わせで3勝馬を1頭輩出しており、繁殖成績は悪くはありません。

 馬格は522kgと十分なサイズです。

 募集時コメントも比較的好感の持てる文言が並んでおり、価格2000万円なら買えますね。

 

 

ウイン12 イクスキューズの19 牝 予想馬体重422kg 

父スクリーンヒーロー 1800万円 期待値D

 母は重賞馬で能力的な裏付けがあり。繁殖成績は0勝馬が4頭とくず馬率の高さは気になりますが、2勝馬2頭、4勝馬1頭となかなかといえます。

 ただ、本馬は馬格が明らかに足りません。4勝馬はデビュー時480kgと十分な馬格があったこと、スクリーンヒーロー産駒は運動神経というよりも馬格のパワーで走るタイプが多いこと(ゴールドアクター、モーリス然り)から、予想馬体重422kgというのは厳しい。
 


ウイン13 ウインマハロの19 牝 予想馬体重452kg 

父グランプリボス 1000万円 期待値E+

 グランプリボスの種牡馬成績は悲惨です。相当買い要素がないと買えません。

 母2勝馬とそこそこの競走成績ですが、馬格もそれほど大きくはなく、初仔ですので、見送りです。

 


ウイン14 ウインリバティの19 牝 予想馬体重452kg 

父リオンディーズ 1500万円 期待値D+

 父はサトノダイヤモンド世代の朝日杯馬で、シーザリオの仔。種牡馬としては人気があるようで、150万円、200万円、300万円とデビュー前からどんどん種付け料が上がっています。現2歳世代が初仔ですが、3-0-2-3-3-8と現状はかなりの好成績。単に早熟なだけなのかはこれからの成績を見ていかなければいけませんが、現状価格も安いので、ひとまず買える種牡馬認定してよさそうです。

 母は5勝馬で能力の裏付けは十分です。初仔(父エピファネイア)は2戦走って5着、6着で微妙ですが、初仔なのでしょうがいない面はあります。

 本馬は予想452kgと馬格が若干心配ですね。リオンディーズを強い買い要素ととらえるなら買えるでしょうか。

 


ウイン15 コウエイソフィアの19 牝 予想馬体重416kg 

父ダノンシャンティ 900万円 期待値F

 父、母繁殖成績、母年齢、馬格から買えません。

 


ウイン16 サマーエタニティの19 牝 予想馬体重466kg 

父ディープインパクト 7000万円 期待値E+

 ディープインパクトは日本競馬史に残る名種牡馬ですが、6年ほど前から価格が吊り上がりすぎて期待値はマイナスです。

 母の産駒にはウインブライトがおり、G1馬の後追いは推奨の法則からは好材料なのですが、日高の5000万円オーバーの期待値は悲惨ということもあり、おすすめはできないです。ディープ産駒買うならノーザン系の方がいいと思います。

 


ウイン17 シェイクラブハートの19 牝 予想馬体重460kg 

父スクリーンヒーロー 1600万円 期待値E
 父スクリーンヒーローは好感持てますが、母1勝馬で能力の裏付けはなく、繁殖成績も悲惨で馬格もいまいちと買い要素は薄いかなと思います。

 

 

 

S~B+

 なし

 ウインアキレアの19、ウインプリメーラの19

C+
 ウインティアラの19、バラベルサイユの19


 ウインオリアートの19、コスモマイルールの19

D+
 コスモネモシンの19、シュフルールの19、ウインリバティの19


 コスモマーベラスの19、イクスキューズの19

E+
 ウインマハロの19、サマーエタニティの19


 シェイクラブハートの19

 コスモヴァレンチの19、コスモチェーロの19、コウエイソフィアの19

 

 

 

 ということでウイン募集馬全頭データ分析でした!

 私はこれいきます!みたいなコメントいただけると大変うれしいです!